結衣「あっ、ゆきのん。それにヒッキー。
明けましておめでとうございます」
雪乃「こちらこそおめでとうございます、由比ヶ浜さん」
八幡「おめでとさん」
結衣「ゆきのんたちは一緒だったんだね」
八幡「あぁそうだな。駅から一緒に来た」
結衣「そっか。うん、偶然会う事もあるよね。
…………で、さ。ここの喫茶店。雰囲気よさげだよね」
雪乃「えぇ、ここの紅茶は色々な種類の茶葉がそろえられていて、
何度来ても楽しめるのよ」
結衣「そっか。ゆきのんは常連さんなんだね」
雪乃「そうね」
八幡「なんて上等なことを言っているみたいだが、
いつも飲んでいるやつは決まっているじゃないか」
雪乃「……そうだけれど。でも、試飲程度には他のも飲んでいるわ」
八幡「どうせ人に頼ませて、
一口味見させてねって感じで飲んでいるだけだろ?」
雪乃「それのどこが悪いと言うのかしら?」
八幡「いや、全然」
雪乃「なら問題はないわね」
結衣「そうだよ。女の子は色んなのを食べてみたいのっ。
だから一口貰って交換こするのは悪いことじゃないんだって」
八幡「ま、本人たちがいいって言うんなら別にかまわんよ」
雪乃「そろそろ中に入りましょう。いつまでも店の前に立っていると
他のお客の迷惑になるし、それになによりも寒いわ」
結衣「そだね。早くはいろっ」