男「そうだろ。じゃあ、食べてみようか」ニコッ 

妹「わたしだけ食べてもいいの?」 

男「サービスだ」 

妹「わーい」ピョンピョン 

男(かわいい) 

ヨスガノソラ 春日野 穹-Bunny Style-

妹「いただきまーす」ガブリ 

男「ああああああああああああ!!!!」 

妹「わーどうしたの!?」 

男「な、なんでもないんだ。とりあえず恵方巻きの正しい食べ方を教えるから」 

妹「そんなのあるんだー」

男(あぁ......俺の特製恵方巻きが......) 

男(歯形がついてる......) 

男(明日にはとれてるよな、なっ?) 

男(そうだろ、そうだよ、そうじゃなくちゃ困る!) 

妹「お兄ちゃんはやくしてー」ソデヒキー 

男「ちょっと待っててくれ」アセダラダラ

男(くっ、まず最初に言っとくんだった) 

男(俺のばか、ばか!) 

男(そりゃあ、食べ物だって言われたらかぶりつくよ!) 

男(ふぅ......収まってきた) 

男(よし、やるか)

男「妹よ、お前の部屋行くぞ」 

妹「えーなんで? ここじゃダメなの?」 

男「必要な材料は冷蔵庫から出したし大事」 

妹「うん、わかったよ!」

男(さて、せっかく海苔とご飯で巻いていたのに俺が暴れて落としてしまった) 

男(またやってと) 

男(完成! 俺特製恵方巻き!)ドーン 

男(あぁ......) 

男(温かいご飯に包まれて気持ちいい) 

男(おっととっと、俺の息子も嬉しがって恵方巻きから飛び出して頭を覗かせているよ、いやはや困ったことよ) 

妹「はーやーくー」クイクイ ウワメヅカイ 

男「わかったわかった」ムクムク

男「順番に説明していくから」 

妹「うん! ありがとう、お兄ちゃん!」ニパー 

男「まずは恵方巻きを見てくれ。どう思う?」 

妹「んーとね......」 

妹「......小学校のクラスの友ちゃんに聞いていたよりちっちゃい!」

男「......」 

妹「お兄ちゃんどうしたの?」 

男「なんでもないんだ」ポロポロ 

妹「なんで泣いてるの?」 

男「うっ......ぐすっ......」ポロポロ

妹「よしよし」ナデナデ 

男「ありがとう、ありがとう」ギュー 

妹「うわっ!? そんなにわたしに抱きついてダメでしょ!」ナデナデ 

男「ごめん、ごめん」スリスリ 

妹「にゃはははは、くすぐったいよおおお」ジタバタ 

男「妹はいい匂いがするな」クンカクンカ 

妹「えーそうかな?」 

男「あぁ、お兄ちゃんは好きだ」スーハースーハー 

妹「甘えん坊さんだなぁ」ナデナデ 

男「おまえの身体は小さいのに、こんな俺を包み込めるくらい大きい」スリスリ

妹「こんなとか言っちゃだめだよ! お兄ちゃんはわたしのお兄ちゃんなんだから!」 

男「ううっ、いもうとおおおおお」セナカギュー 

妹「お兄ちゃんは本当に甘えん坊なんだね」アタマツツミナデナデ 

男「いもうと、いもうと、いもうとおおおお」 

妹「んふふー」ナデナデ

妹「落ち着いた?」 

男「あぁ」 

妹「じゃあ、つづき!」 

男「おう」

男「この特製恵方巻きは普通のそれとは食いかたが違う」 

男「まず、飛び出ているものがあるだろ」ビシィ 

妹「えーと、あっこれだね」チョンチョン 

男「あはぁん! そうだ、それだ。それを最初に舐めるんだ」 

男「決して噛まないように、舌先で優しく包み込むようにだ」 

妹「こ、こう?」ペロペロ 

男「くっ......もっと頂点を中心に回転させるんだ」ビクビク 

妹「んー」レロレロ 

男「そうだ! 上手いぞ、さすが妹だ」ナデナデ 

妹「えへへ、ほめられちゃった」ニコニコ 

男「さっきのを続けてくれ」 

妹「はーい」 

妹「んっ......じゅるっ」チロチロ 

妹「えむっ......れろれろ」 

妹「ちゅー......ちゅー......」 

男「う、うむ。おいしいか?」 

妹「なんかしょっぱいよぉ」 

男「慣れれば美味しくなるから」ナデナデ 

妹「ふぅーん」

男「では、唇をそのさきっぽに当てて、ハムハムしてみて」 

妹「え、ええっ!? あ、あわわ、それって、あ、あの、えっと、き、きすだよね?」カァァ 

男「あっ」 

妹「あの......きす......というか......えーとちゅーは、したことがなくて」モジモジ 

男(うしっ、妹はキスしたことがない! つまり、付き合っているやつはいないってこと!) 

男「あの、関係ないことだけど......好きな子はいるのか?」 

妹「え!? えっと、わたしがすきなのは......ぁ......ぅ」 

男「まさかいるのか!?」カタガシッ 



妹「う......うん............いるよ」チラッ 

男「......」 

男「なんていうやつだ?」 

妹「えっ、ん、んーと......」チラッチラッ 

男「どんなやつだ?」 

妹「あの、やさしくて......かっこよくて、わたしをいつもまもってくれるひと......だよ」カァァ

男「......」 

男「......殺す」 

妹「ああっ、だめだよお兄ちゃん! そんなことしたらお兄ちゃんが死んじゃうよ!」ギュー 

男「は? なんで俺?」 

妹「あの、わ、わたしが好きな人は......ぁあの......お兄ちゃんだから......だよ」カァァ

男「......なんだと」 

妹「わたしはお兄ちゃんのことがだいすきなのっ!」チュッ 

男「!?」 

妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん、だいしゅき」ギュー 

男「俺も好きだ」ダキッ

妹「ふぇっ!? お、お兄ちゃんも......わた......しのことが......好きなの?」 

男「あぁ、大好きだ」ギュー 

妹「ふえぇ、うれしいよぉ」ポロポロ 

男「一生離さないからな」 

妹「うん! ずっとお兄ちゃんといれるなんて最高だよぉ♪」チュッ 

男「っ......」

妹「お兄ちゃんからもちゅーして」ポッ 

男「あぁ」チュッ 

妹「あはぁ......もっと、もっとだよ」トローン 

男「いもうと、いもうと、いもうとおおお」チュッチュッ 

妹「んふふーくすぐったいよー」キャッキャッ 

男「相思相愛だからいいんだよ」 

妹「そうだね!」

妹「えへへーおにいちゃーん」スリスリ 

男(さて、あのあと一時間くらいずっとしていたわけだが)ナデナデ 

男(ここで終わらせてもいいが、それとこれとは話が別)クンカクンカ 

男(恵方巻きはしっかりと食べさせないと 
スーハースーハー 

男「妹」 

妹「なーに」 

男「恵方巻き講座の続きをやる」 

妹「えーもういいよ」 

男「そんなわけにもいかないんだな、これが」 

妹「なーんーでー」

男「期待に応えなくてはいけないんだ」 

妹「ふぅーん」 

男「だから」 

妹「お兄ちゃんが言うならやる」 

男「さすが妹!」ナデナデ 

妹「んふふー」


男「さきっぽのほうはもういい」 

男「とりあえず海苔とご飯を口のなかに入れてくれ」 

妹「食べていいんだよね?」 

男「全部はだめだ。半分くらい口のなかに残しといて」 

妹「よくわからないけどいいよー」

妹「どうやってとればいいの」 

男「つばをご飯の中に垂らす。そして、海苔の部分を前後に擦るんだ」 

妹「そのままとればいいんじゃないの?」 

男「いきなりとると大変なことになるからだめ。ミルクが出てそれを飲んでからじゃないと妹の口が病気になる」

妹「わーそれはいやー」 

男「だろ? だから、教えたとおりにやってくれ」 

妹「はーい」 

妹「えーとまずは......」 

妹「グチュグチュグチュ」 

妹「ペッペッ」

男(おほぉ! 妹のよだれが入っていく!) 

妹「んえぇーぢゅるっあー」 

妹「もうでないよー」 

男「そのくらいならだいじょうぶ。ありがとな」ナデナデ 

妹「ふにゃあ」

男「次は擦りあげるんだ」ムクムク 

妹「うん......ってなんか角度が 
あがってるよ!」ビクッ 

男「こうなったほうが旨い」 

妹「へー」

妹「いきまーす」シュッシュッ 

男「うっ」ドビュルルルル 

妹「わっ!? なにかでた!」ドロォ 

男「まだでるから口開けて」 

妹「あーん」 

男「よいしょっと」ドピュッドピュッ 

妹「ん......」ベチョッ

男「唇に塗りたくって、ほっぺにも」ヌリヌリ 

妹「お口にじゃないの?」ドロドロ 

男「これは俺しかしらない秘伝の技だ」ペチペチ 

妹「きゃっ、先っぽがあたってるよぉ」 

男「ちゃんと顔に塗り込まないとな」ドピュッドピュッ ヌリヌリ 

妹「うへぇ......熱くなってきたよぉ」ドキドキ 

男「......なんだって。この歳でとは......」 

妹「すごいの?」ドロドロ 

男「おまえは才能がある」 

妹「わーい! お兄ちゃんにほめられたー!」

男「この先はお前しかできないかもしれない」 

妹「ん?」 

男「いま顔にぶちまけられたものでパックする技だ」 

妹「あーあれだ! お母さんが鏡の前でやってたやつだ!」 

男「そうだ。やるともっとキレイになれる」

妹「やりたい!やりたい!」 

男「けんとうをいのる」 

妹「よいしょっ」グチョグチョ 

妹「生臭いよぉ」 

男「仕方ない。目に入らないようにしてくれ」 

妹「うん」グチョグチョ 

妹「できた!」ドロドロネチョネチョネットリ 

男「いやぁ、こんなに美人になるとは」 

男「ふむふむ......すごく興奮するくらいかわいいぞ」ナデナデ 

妹「んふふ、今日はいっぱいお兄ちゃんにほめられるいい日だー」 

男「俺もだ」ギンギン

男(また脱線したから戻る) 

男「パックできたし、醤油をかけて」 

妹「そのままかけるの?」 

男「あぁ」 

妹「よいしょ」チョロチョロ 

妹「おいしそー。いただきまーす」パクッ 

男「うっ」 

男(食べる振動が伝わって気持ちいい) 

妹「あはっ、おいしい」パクッパクッ 

妹「んちゅ......じゅるっ......じゅじゅー 


男(どんどん俺の息子がでてきて......) 

男「ってかゆっ!?」 

男「なんだこれなんだこれ!!!!」 

妹「お兄ちゃんどうしたの!?」チュポンッ 

男「しょうゆのせいかあああああああ!!!!!!!!」ジタバタ 

妹「だいじょうぶ!? お兄ちゃん、お兄ちゃん!」ユサユサ 

男「かゆいかゆいかゆいゆいいい」 

妹「あわわ、どうすれば」カチコチ 

男「このかゆみを抑えるには......」 

妹「どうしよう、どうしよう」 

男「あっ、そうだ」 

妹「やった! もとに戻った! お兄ちゃーん」 

男「よいしょっと」イモウトアタマガシッ 

男「うおおおおおおおおおお」ガッガッ 

妹「うぼおえええええええ」ドッチュドッチュ 

男「あぁっ、これやこれ!」

男「妹の口内で擦ってかゆみとればいいじゃん」ガッガッ 

妹「ううっくるしいよおおおお」ドッチュドッチュ 

男「微妙に歯が当たるとちょうどいいな」ガッガッ 

妹「おに、おにいちゃんやめてよおお」ドッチュドッチュ 

男「あーこれが最終的な食べ方だから」ヌポッ 

妹「そ、そうなんだぁ」ゲホッゲホッ 

男「この残っている海苔とご飯を食べて」 

妹「うん」パクッパクッ 

男「そいやっ」アタマガシッ 

妹「うぐっ!?」

男「あぁ、気持ちいい」ガッガッ 

妹「うぶっ、げぼっ、がご」ドッチュドッチュ 

男「よだれと海苔とご飯が混ざりあっているのがエロい」ガッガッ 

妹「このたべかたぁくるしいよおおおおお」ドッチュドッチュ 

男「我慢だ、我慢」ナデナデ 

妹「わかったよぉ」

男「うおおおおおおおおおおお」パンパン 

妹「んえっ......んぶっ」ドッチュドッチュ 

男「口の上のツルツルした部分とか喉奥に届いたときの押し返す反射、これが微妙なアクセントとなって尚気持ちいい」パンパン 

妹「ぁ......がっ......」ドッチュドッチュ

男「まだいくわけにはいかん! もっと溜めなくては!」 

男「いもうといもうと、おまえの口は世界一だ!」 

妹「ぅ......ぁ......」ドッチュドッチュ 

男「どんどん俺のチンポの形になっていくぞ!」パンパン 

妹「う......ごっ......がっ」ドッチュドッチュ 

男「あはは、頬もここにチンポがいますよと主張してるぞ!」パンパン 

妹「ぐぶっ......」ホホボコッ 

男「気持ちええ、気持ちええぞ!」パンパン 

妹「ブジュッ......おえっ」ドッチュドッチュ 

男「なっはははははなな」 

男「ほらっ、もっと口をすぼめて! こう!」ガシッ 

妹「は......はい」ボケー 

男「まだまだいくからな」 

男「喉ちんこを目指して!」ガボッ 

妹「うげええええええええええ!!!!!!!!」

男「喉奥が一番いい! 入ったときに咳き込むのがすっげぇ興奮する!」パンパン 

妹「うぼっ、ゲホッゲホッ、げえぇ」ガボッガボッ 

男「咳き込め! 咳き込め!咳き込むんだよおおおおおおお!!!!」パンパンパンパン 

妹「うご、げへっ、ガッポガッポ、ガゴッ」 

男「あぁっ、もういくいくいくいく」 

男「ああああああああああああ!!!!、!!、!」 


ドビュルルルルドプッドプッドプッドプッ 


妹「んんっうぼおおおおおおおおお」ジタバタジタバタ

男「ああ、気持ちいい......」ドプッドプッ 

妹「んああああああああ!!!!!!!!」ジタバタジタバタ 

男「うっ......ふっ」ドププププッ 

妹「ぅ......ぁ......」ビクッビクッ 

男「......ふぅ」ヌポンッ

妹「......ぅ」ナミダダラダラ 

男「......」マジマジ 

男「うわっ、口がチンポの形のまま開いてる」 

男「こんなに出して......うっ」ドピュ 

妹「」ベチョッ 

男「......ふぅ」

男「......ふぅ」 

男「......」 

男「......」 

男「あれ、俺......なにしてんだ?」チラッ 

男「!? い、妹......」

男「ごめんなさい! ごめんなさい!」フキフキ 

妹「あうっ......」ドロドロ 

男「俺はなんて酷いことを......」フキフキ 

男「だいじょうぶか!? なぁ!?」ユサユサ 

妹「......」ポロポロ 

妹「うっ、ぐすっ、うああああああん」ポロポロ 

男「ごめんなさい! ごめんなさい!」フキフキ 

妹「ひどいよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 

男「俺は妹にとても酷いことをした! 本当にごめんなさい!」 

妹「ううっ......ぐすっ」

男「俺は妹を騙していたんだ!」ドゲザ 

妹「ふえぇ?」 

男「ほんの出来心でこんなことを俺はしたんだ! 」 

妹「......ほえ?」 

男「恵方巻きとか適当なことを言っておまえに悪戯して!」

男「ここまでするつもりはなかったんだ!」 

男「でも身体が止まんなくて......ごめんなさい」 

妹「......」 

妹「......ふぅーん」 

男「......」

妹「お兄ちゃんはわたしにいたずらしようとしたの?」 

男「あぁ......」 

妹「なんで?」 

男「その......妹が可愛くて」 

妹「ふぅーん」

妹「かわいいとおもってもこういうのはだめなんだよ?」 

男「......はい」 

妹「それでこれからどうするの?」 

男「警察に自主してこようかと」 

妹「えっ」 

男「それと俺の貯金を妹に渡す」

妹「えっ、えっ」 

男「ごめんな、駄目なお兄ちゃんで」 

妹「ぅ......」 

男「本当に悪いことをしたと思っている、ごめんなさい」 

男「じゃあな」

男(あぁ......やってしまった) 

男(最愛の妹になんてことを......) 

男(あのときに止めておくべきだったんだ) 

男(相思相愛だったはずなのに......) 

男(腹の奥から沸き上がる性欲に負けて......) 

男(こうやって、ひとつの行為でかけがえのないものを失うのか......) 

男(よく聞くけど全く実感がなかったけど......今は分かる) 

男(一瞬一瞬を真面目に生きろと周りの人達にあんなに言われてたのに......) 

あぁ、空が明るい 
星が綺麗だ 
あんなに輝いている 
それに対して、俺はひどく醜悪だ 
なんて醜い獣なんだろうか 
こんな風になるのならもっと妹と遊べばよかったなぁ 
......ふぅ 
身体が寒い 
家にいたとき、というか妹といたときはとても暖かかった 
いや、違う 
身体だけではなくて心も冷えきっている 
あのとき、あの瞬間に奈落の底へ転がり堕ちたときから既にそうなっていたのだろう 

一端自覚してしまえば、さらに加速していく 
凍えるようだ 
寒い、寒い、寒い 
それに頭も痛い 
割れそうだ 
うぅ...... 
......違う 
妹はこれ以上に傷ついたんだ 
身体は勿論心もだ 
好きな相手からあんなことをされたんだ 
止めて、と必死に懇願したのに劣情に身を任せて 
蹂躙される 
想像するだけでも自分に怒りがこみ上げてくる 


気持ち悪い 
自分の身体が気持ち悪い 
なんでこんな風に生まれてしまったのだろうか 
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い 
ああああああああああああ 
もういやだ 
これから俺はこの肉体に囚われたまま、過去の妹と一緒に 
過ごした日々を思い出して生きていく 
それが俺の妹に対する償いだ 
奈落の底にある地獄へと通じる道を歩く 
決して救われることはない 
一歩一歩確実に踏みしめる 
なぜならば、残りの人生における目標とも言うべきものだから......

ふと、先を見る 
ぼんやりとした光り 
交番だ 
地獄への門といえるだろう 
俺は歩く 
そこに向かって歩く 
道の街灯と星々のみが照らす暗い夜道を 
到着すれば俺の人生は決まる 
どくんどくん 
心臓の鼓動が速くなってきた 
......ふっ 
俺は緊張しているのだろう 

覚悟を決めたと思っていたのに...... 
やはり俺は卑怯者だ 
助かりたいと無意識に考えている 
だめだ、だめだ 
俺は妹のために生きるんだ 
こんなところで躊躇している場合ではない 
走ろう 
地獄の門に向かって一直線に 
脚に力を入れ駆け出す 
気持ちいい 
吹っ切れたのだろう 

男が通り抜けるべき地獄の門まであと100メートル 
このまま行けば20秒以内に到着する 
顔が紅潮する 
俺を裁いてもらえることに嬉しさを覚えるからであろう 
地獄の門まであと50メートル 
さらに脚のスピードを上げる 
俺はいま喜色満面な顔をしている 
気持ち悪い 
あはははは 
あと20メートル 

「............!」 


瞬間、なにかが聞こえた気がした 
なんだろうか 
新手の変質者か 
いや、それは俺か 

そんな下らないことをボーッと考えながら脚を止める 
あれだけ必死に動かしていたものが嘘のように 
なぜだろうか、俺には分からない 
しかし、心の奥底から何ともいえない感情が溢れ出す 
顔に到達しまぶたの間に溜まる 
そして、頬に線が引かれていく 
涙、そう俺は泣いているのだ 

「お............ちゃーん!」 


微かに耳へ届いていたものは人間の声だった 
こんな夜に大声をだすバカを一人知っている 
しかし、一生対面することはないはずだ 
この場所にはその声以外は響かない 
強いていえば、俺の顔から地面に伝い落ちるものくらいだ 

「お............いちゃん!」

もはや完全に判別できるほど声は近くなる 


「お兄ちゃん!!!!」 


腰に小さな身体が抱きつくと、俺はバランスを崩し倒れこむ 
声の主と目があった 

妹「お兄ちゃん、行かないでよ!」 

男「......なんで」 

妹「だめなの! わたしを置いていかないで!」 


妹の顔は酷く崩れていて、俺の罪がまだこべりついている 
そうだ、俺はなんでここに止まっている 
妹のために罪を償うつもりだっただろ

男「......ごめんな」 

妹「お兄ちゃん、行かないで!」 

男「俺は......許されないことをしてしまったんだ」 

妹「そんなのしらない! わたしはお兄ちゃんといっしょにいたいの!」 


妹は哀しみの表情に暮れている 
そんなに俺がいなくなることに悲しんでいるのか 

男「なるべくおまえといたいんだけどな......無理なんだ」 

妹「よくわからないよ! なにいってるのかぜんぜんわからないっ!」 

男「......」 

妹「なにか言ってよ、お兄ちゃん!」 



小さい身体を必死に使って、俺を説得しようとする妹 

そんな妹を無視し立ち上がり、あそこへ歩く 


妹「お、お兄......ちゃん」 

男「......」 

妹「ま、待ってよ......わたしを一人にするの?」 

男「......」 

妹「ねぇ......ねぇったら!」

男「......」 

妹「......待ってよ」 


再び腰に抱きつかれる 
それでもお構い無く歩みを進めていく 

妹「お兄ちゃん......覚えてる?」 

男「......」 

妹「昔......というか幼稚園のときだったけど......こうやってしたことあるんだよ」 

男「......」 

妹「お父さんについていくとかなんとかで......お兄ちゃんは引っ越していったんだ」 

妹「それでわたしはワガママ言って止めた」 

男「......」 

妹「でも結局はそのままわたしを置いていった」 


知っている 
あのときの妹はしつこかった 
随分と邪魔をされた記憶がある 
少しイラッとしたくらいだ 
でも、嬉しかった 
こんなに俺を慕ってくれる妹をないがしろに出来るわけがない、してはいけない 
そんなことを思ったはずだ 
今まで忘れていた 
なんでそんな大切なことが頭からすり抜けていたのか 
自分に腹が立つ 
体内に怒りの感情が渦巻いているにも関わらず、俺は顔に笑みを携えていた 

妹「あのときね、とてもかなしかったの」 

妹「お兄ちゃんがいなくなってからの毎日は楽しくなくて、友達と遊んでいても全然笑えなかった」 

妹「でも、しばらくするとお兄ちゃんが戻ってきた。お兄ちゃんは知らないと思うけどね、わたしはあまり笑わないほうなんだ」 

妹「お兄ちゃんといるときだけが楽しくて、嬉しくて......」 

妹「本当に好きなのはお兄ちゃんだけ、他にはなにもいらない」 

妹「だから」 

妹「わたしのまえからいなくならないでよ......」

歩くことを止めて振り向く 
妹の顔を見るために 


妹「お兄ちゃん......やっとわたしの目を見てくれた......うれしいよ」 

男「......」


男「俺は妹のために罪を償わなければならない」 

妹「んんん? 難しいことはわからないよ」 

男「妹のために俺がなにかしたいってこと」 

妹「へー」 

男「だから俺はあそこのお巡りさんがいるところに行こうとしてたんだ」 

妹「えっ、そんなことしなくてもわたしのためにできることはあるよ」 

男「えっ」

なんだろうか 
お菓子、プリン、奴隷になれ? 
もしかして......金か? 
それならいくらでも妹にくれてやる 
妹のためならなんでも買ってあげたいなぁ 
そういう人生も悪くない、というかドンと来い! 


男「な、なんだ?」 

妹「んふふー。あーんなことをしたんだからひとつだけじゃねー」 

男「いいぞ。どんなことでも受け入れる」 

妹「3つやってもらおうかなー」 

男「な、なるほど」 

妹「まずねー、あのお巡りさんのところに行かないこと」 

男「えっ」 

妹「なに? わたしのお願いを聞いてくれないの?」 

男「くっ......わかった、行かない」 

妹「やったね♪」 

妹「んでねー次は......」 

妹「わたしのまえからいなくならないで」 

男「わかった」 

妹「あれ、やけにすなおだね。さっきまではあんなに嫌がっていたのに」 

男「気が変わったんだ」 

妹「あー悪いんだ」 

男「そうだな、俺はだめなお兄ちゃんだ」 

妹「わたしが結婚してあげるよ!」 

男「はあ?」 

妹「わたしのことが好きなんでしょ」 

男「そうだけど」 

妹「これもお願いに加えとくね」 

男「おまえ......」 

妹「あはは、怖いかおー、でも全然こわくないもん!」 

男「......はぁ」 

......ふぅ 
これで二つ目だ 
まあ、結婚という大層なものまでさせられたな 
兄弟はできないんだけど 
いつか打ち明けないとなぁ 
......怒りそう 
あー面倒くさい 
ふむ、ここまで来て妹のお願いはもう充分なはず 
なんせ俺が妹から離れないようにされたし 
うーむ...... 
わからん 
達成が大変そうなものだよな 
だいじょうぶか?

男「おい」 

妹「なーに」 

男「俺にもできないことはあるからな」 

妹「えー」 

男「だから、難しすぎるものはやめてくれ」 

妹「あははははは」 

男「なんで笑う!?」

妹「だって、ぷぷ、あっはっははは」 

男「笑いすぎだ!」 

妹「......だって、あははは」 

男「......」 



なんだなんだ 
なんで笑っている 
意味がわからん 
そんなツボに入ることか? 
んー 
......妹という生き物は難しい 


妹「じゃあいってあげる」 

男「こい!」 

妹「うーん、どうしよう」 

男「焦らしすぎ」 

妹「あはは、ごめんねー」 

男「......はぁ」 

妹「あきれないでよー」 

男「だってなー」 

妹「もういいかな、教えてあげる!」 

男「よっしゃ、こい!」 

妹「最後のお願いは......」

妹「家に帰っていっしょに恵方巻きを作って食べること!」 

男「......えっ」 

妹「なにそのかおー、あははおかしなかおー」 

男「なんだよ、そのお願い!」 

妹「だってー結局、食べれてないもん!」 

妹「お兄ちゃんのせいで」 

男「うっ、ご、ごめん」 

妹「んへへーお兄ちゃん!」 

男「わわっ!?」 


ドサー 


妹「......お兄ちゃん」 

男「っ......」 



近い、近い、近い 
妹が、妹の顔が、めの、目の前に 
起き上がろう 
よいしょっと

男「......」ガバッ 

妹「わっ!?」 


俺は地面に座り込んで、妹はそのまま立ち上がった 
目線はいっしょ 
ちょうどいい位置になぜかなってしまった

妹「......」カァァ 

男「......」 

妹「......」モジモジ 

男「......」 



妹の顔が元々赤かったのに、余計に紅潮した 
さらに目をつむってなにかされることをを待ちわびている 
......ふぅ 
俺の妹は面倒くさい 
でも、そういうのが逆に可愛いよな 
......はぁ 
可愛くて可愛くてたまらない 
俺はシスコンなようだ 
実の妹に惚れてしまったからな 
妹に甘くて駄目なお兄ちゃんだ 
仕方ない、俺からするしかないようだ 

男「......」ナデナデ 

妹「......」モジモジ 

男「......」ホホニテヲソエ 

妹「っ......」ンー 


妹の頭を慈しむように撫でる 
兄として 
妹の頬に手を添えて優しく撫でる 
恋人として 
彼らの唇同士はまだ距離がある 
男は緊張しているようだ 
もちろん妹も同様に

妹は必死にキスを待っている 
とても恥ずかしながら 
男は気合いを入れている 
とても緊張しながら 
男は決心する、行くぞっと 
距離は小さくなっていく 
妹は空気が変わったことに気付き身構える 
男は顔を見つめながら唇を近づけていく 
妹の紅潮度合いは最高潮に達す 
男は目をつむる

男「......ん」 

妹「......ぅ」 

男「......」 

妹「......ぁ」 

男「......」 

妹「......」 

男「......」サッ 

妹「......あっ」 


男「これでいいだろ」カァァ 

妹「あう、あう、あわわ」キュー 

男「おい、だいじょうぶか!?」 

妹「えへ、えへへ、えへへへえへっ」 

男「なんだ?」 

妹「う、うう、うれ、うれし、うれしいの。お兄ちゃんと、好きな人とちゅーできて」 

男「うっ......」カァァ 

妹「あ、あの、あの、も、もう、もう一回、し、した、したい、なっ」 

男「あぁ、わかった」 

男「......ん」チュッ 

妹「んー」チュー 

男「......」サッ 

妹「えへへ、お兄ちゃんだいすきっ!」ギュー 

男「俺も大好きだ!」ギューナデナデ 

妹「んふ、んふ、んふふふふ、お兄ちゃんと、お兄ちゃんと結ばれちゃった」モジモジ 

妹「あ、あのもう一回!」ンー 

男「ワガママだなぁ」 

妹「そ、そう、そうなの、わたし、お兄ちゃんに迷惑かける妹なの、だから、だから......して」ウワメヅカイ 

男「うっ......」ドキッ 

妹「は、はや、はやく! お兄ちゃんすきっ!」 

男「悪い子だなぁ」チュッ 

妹「はわ、はわわ、おに、お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん、しゅきしゅき、しゅきなの!」 

妹「えいっ!」チュッ 

男「うわっ!?」ガチン 

妹「いたいよおおおおお」 

男「そんな勢いよくやるから歯が......」 

男「ほら、こうするんだ」チュッ 

妹「ん、んん、んっ」ギュー 




妹「お兄ちゃん上手......」トロー 

男「おまえが下手なだけだ」 

妹「そんなこと言っちゃやだー」 

男「でもなぁ」 

妹「あの、その、ぉ、お兄ちゃんがわたしにいっぱい、いーぱっい教えてくれれば、わたしもうまくなれると思う!」 

男「そ、そうか」 

妹「だから、わたしといつまでもいっしょにいてね! お兄ちゃん!」 

男「望むところ」 

妹「だから、おうちにかえろっ!」ニギッ 

男「あぁ......ありがとな」ニギッ 

妹「どーいたしましてー♪」 

男「本当にありがとう」 

妹「んふふーもっといってもいいよ!」 

男「ありがとう、ありがとう、ありがとう」 

妹「わたしにはお兄ちゃんがひつようなんだからねっ! 離れちゃだめだよ!」 

男「俺にも妹が必要だからな! 離れるなよ!」 

妹「いいよー......はい♪」チュッ 

男「ん......」 

妹「どう? 今度はだいじょうぶだったでしょ」 

男「まだまだ......こうするんだよ」チュッ 

妹「んんっ......」 

男「なぁ、違うだろ? おまえは力を入れすぎ」 

妹「もうっ、 わたしはまだ小さいからしかたないの! 大人げないよ!」ポカポカ 

男「わるかった、わるかった」 

妹「せいいがつたわらないー」 

男「ごめんなさい」 

妹「ゆるしてやろうー」 

男「許してもらえた、さすが妹」 

妹「そうだよ、わたしはお兄ちゃんの妹なんだからっ!」 

男「ははは」 

妹「じゃあ、いこー」 

男「あぁ、帰ったら恵方巻きを腹一杯食べるぞ!」 

妹「うん!」 

男「あと、妹のことが好きだ!」 

妹「わたしもだいすきだよ! お兄ちゃん!」 

彼らはてをつないで歩く 
住まう家へ 
温かい食事とまばゆい光り、幸せな空間 
それらすべてが地獄の道からの帰還を祝う 
外は寒いが家は暖かい 
こんな世の中にも一つくらいは安心できる場所はあってもいいのではないだろうか 
月光りと星々が彼らに影を作る 
かつて別れていた二つの影は一本の架け橋によって 
繋がっていた 
一度離れても、もう一回繋げばいい 
簡単なことだ 
次第に声は遠くなり小さくなる 
静寂 
誰もいない 
荒廃 
風が吹きさらす 
しかし、男が流した涙、彼らによって発せられた熱、愛情がそこには確かに存在していた 

おわり 

妹にひどいことしたら、良心が耐えられなくて 
こんなに書くことになった、後悔はしていない

後日談 


妹「んっ......お兄ちゃん......すき」チュッ 

男「俺も」チュ- 

妹「んふふーたいへんにきぶんがいい」 

男(......かわいいなぁ)

妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん」チュッチュッ 

男「いもうと、いもうと」 

妹「もっーがっついちゃだめなんだよ」 

男「ええじゃないか、ええじゃないか」クスグリ 

妹「にゃはははは」

男「ほれほれ」カラダコショコショ 

妹「ははははは、はは、あははは」ジタバタ 

男「まだまだやるぞー」 

妹「や、やめ、やめて、くすぐったい」 

男(妹と遊ぶのは本当にたのしいなぁ) 

男(あぁ、よかった......戻れて) 

あれから一週間が経った 
俺は一層妹に甘くなりいっしょに遊ぶ頻度が 
多くなっていた 
そんな俺に負けじと妹も甘えてくる 
いまやっていたようなくすぐりやテレビをいっしょに見たりと 
元の日常を満喫しながらだ 
特に妹はくすぐられることが好きであり、 
本気で嫌がらない 
昔からよくやっていた成果だろう 
いつも通り、いつも通り 
妹と有意義な時間を過ごしたい 
しかし、俺の気持ちと裏腹に事態は変容していく 

妹「うにゃあ......やんっ」 

男「ほらっほらっ」ワキバラクスグリ 

妹「んっ......あっ......ん」 

男「そいやっ」ワキクスグリ 

妹「ぁ......んっ」 

男「......?」サスサス 

妹「んんっ......はぁはぁ......っ」 

男「どうした?」ミミボソッ

妹「ひやぁっ!?」ビクッ 

男「うわっ!?」サッ 

妹「はぁ......はぁ......」モジモジ 

男「どこか具合が悪いのか?なセナカサスサス 

妹「......熱いの」 

男「暑い? 暖房の温度はそんなに高くないけど」 

妹「そうじゃなくて......」 

男「ん?」 

妹「ここが熱いの」カァァ 

妹は俺の手を取って脚の間へと導いていく 
不意を突かれて反応できなかった 
このときに少しでも早く対応することさえできていれば 
あの未来を先伸ばしにできたのかもしれない 

妹「......ここ」モジモジ 

男「」 

妹「お、お兄ちゃんに......色々触られてたら、その、あの、ジンジンしてきたの」ヒトサシユビ 
ユビツンツン 

妹「え、えっと......あぅ......お、お兄ちゃん......これ......どうすればいいの?」オンナノコズワリ ウワメヅカイ 

男「......」

妹「物知りなお兄ちゃんなら知ってるよね?」 

妹「お、お兄ちゃんにあの、あわわ、教えてほしい......な」カァァ 

男「」 

妹「お兄ちゃん?」 

男「......えっ」

妹「風邪をなおしてほしいのっ」ギュー 

男「いやいや無理無理無理無理」ブンブン 

妹「あの、こ、これって、いけないことなんだよね?」 

男「それは......」 

妹「ごめんね、お兄ちゃんが困るってことはわたしでもなんとなく分かるよ」 

男「......」 

妹「お兄ちゃんがわたしをくすぐって遊んでくれたのに、わたしは......」 


男「……」ギュッ 

妹「えっ、お、お兄ちゃん?」 

男「ごめんな、気づかなくて」ナデナデ 

妹「……わたしが悪いの」 

男「なにが?」 

妹「お兄ちゃんを好きになっちゃったわたしが……悪いの」カァァ 

男「おまえ……」 

妹「お願い、わ、わたしの、妹の、かぜを、なおしてほしいの」ギュー 

妹「……お願いだよ」ムネニ カオヲウヅメル 

男「……」 



妹が俺の胸で丸くなっている 
とても恥ずかしそうだ 
一年生でもその程度の知識を持ち合わせているのか 
最近の子供は進んでるな 

男「……わかった。その熱をなくさせる」 

妹「うん! ありがとう、お兄ちゃん! やっぱりわたしの優しいお兄ちゃんだ!」ギュー 

男「あぁ」イモウトホホニテヲソエ 

妹「あっ……」メヲツムル 

男「愛してる」ソー 

妹「うん……わたしも」ンー 

男「ん……」チュッ 

妹「おに……い……ちゃん」モゾモゾ 

男「いもうと……」チュー 

妹「ん……ちゅっ」 

男「あぁ……」チュー 

妹「んんっ」 

男「ん……」チュー 

妹「ん、んん、んー!」 

男「……ふ」サッ 

妹「ふぇ、いつもよりながいよぉ」トローン 

男「ごめん」 

妹「えへへ、うんいいよ、あの、も、もういっかい」 

男「ちゅーが好きなんだな」 

妹「だいすき!」

妹「あのね、お兄ちゃんがわたしのことを好きっていうのがね、すごく、すっごーくわたしのなかに入ってくるの」 

妹「だから……すきなの」モジモジ 

男「俺も」 

妹「お兄ちゃんもなんだ……」 

男「あぁ」 

妹「じゃ、じゃあ、そ、その、して……」 

男「はいはい」チュッ 

妹「はうぅ、んちゅ、んん、んっ」

唇と唇を重ねあわせるだけの簡単なキス 
何度も何度も繰り返す 
妹との愛を確かめ合うように 
そして、決して離れないための証として 


妹「んんっ、しゅき、しゅきだよ」 

男「ちゅっ、ちゅぶゅ、ちゅっ」

男「ぷはっ」 

妹「えへ、えへへへ、んふふふふふ」デレデレ 

男「大丈夫か?」 

妹「だいじょうぶだよー」ガバッ 

男「うわっ!?」 

ドサー 


妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん、ちゅっ、ちゅっ、むちゅ」ノシカカリ 

男「お、おい」 

妹「し、しあわせぇ、お兄ちゃん、といっしょにいれて、しあわせなのぉ」チュッチュッ 

男「わっ、わっ」 

妹「んふっ、あふ、んっ、んん」

妹が俺にのし掛かってキスをしてくる 
どちらの唇もよだれだらけ 
完全に混ざりあっている 
正気を失ったのか一心不乱に俺にする 
そんな妹をぼやけた目で見つめていると、下半身が膨張してしまう 
なるべく頭をクリアに、冷静にするよう努めなくては 
決して欲望に身を任せてはいけない 
優しく、優しく、愛でるように 
...... 
......ふぅ 
よし

男「よいしょっと」ベッドニオシタオシ 

妹「ふわっ!?」 

男「はじめるから」 

妹「は、はいっ、よ、よろしく、おねがいします」キュー

改めて妹の身体を上から見下ろす 
...... 
......小さい 
こんなに小さかったのか 
いつもと比べると、余計にそう見える 
多分恥ずかしがって縮こませているからだろう 
上から見ていく 
まずは顔 
上気していて真っ赤っかと比喩すべきものがある 
肩甲骨までかかるくらいの長い髪が汗で肌に張り付き、とても扇情的である 

また、髪の中から形のいい耳が露出されていて、 
俺の興奮を誘う 
次は首筋と鎖骨 
幼いからかそれほど成長していない肩や首根っこ、鎖骨の骨の太さといったものが大人のそれとは異なる 
しかし、首筋に顔を近づけ匂いを嗅ぐとミルクのような体臭が鼻を刺激した 
鎖骨も細いがほんのちょっぴり隆起して、肩の筋肉との間に窪みを作る 

男(......舐めたい) 


ギシッ 


男「......ぺろ」クビスジナメー 

妹「ひゃっ!」ビクッ 

男「ちゅ......れろ」 

妹「ん......やんっ」 

男「れるっ......ちゅるちゅる」 

妹「あっ......んん」 

男「はむっ」ツツー カプッ 

妹「にゃっ!?」 

男「あむっ......んまんま」サコツペロペロ 

妹「くすぐったいよぉ」 

男「それでいいんだよ」 

妹「へー」 

男「じゅじゅー、じゅるじゅる」 

妹「わっ、なんか、はは、恥ずかしい」カラダコワバセ 

男「......ふぅ」サッ 

妹「ふぅ......ふぅ......」 

男「ん......」チュッ 

妹「んん......」 

男「かわいいなぁ」ナデナデ 

妹「えへ、えへへ、ありがと、うれしい」ニコニコ

さて、次はあれだ、耳だ 
忘れてたわけではない 


男「俺の膝に乗ってくれ」ポンポン 

妹「うん、いいよ!」トテッ 

男「よしよし」ナデナデ 

妹「ふひひ」 

男「なんつう声だすんだ」 

妹「んほおおおおおお」 

男「この妹は......」ハア 

妹「あきれちゃった?」 

男「いや、そういうところが、おまえのいいところ」 

妹「そっかー」 

男「こっち向いて」 

妹「ん?」クルリ 

男「ちゅっ」 

妹「!?」 

男「んふっ......いもうと、いもうと」 

妹「あぅ」サレルガママ 

男「じゅる、んじゅ」 

妹「ふにゃあ」グッタリ 

男「......ふぅ」 


妹の身体から力が抜けて俺にそれを預ける 
これをチャンスとばかり、俺は右人差し指を 
妹の右耳へ持っていく 


男「......」ミミクイッ 

妹「ひやっ!?」 

男「......」ユビソー 

妹「んひ、んひひ」

男「......」イキフッー 

妹「はわっ!?」 

男「......綺麗だ」ボソッ 

妹「へっ!?」ビクッ 

男「世界で一番好きだ」ボソッ 

妹「ひゃ、んひゃ」ゾクッゾクッ 

男「まるでお姫様だ」ボソッ 

妹「んひ、んひひひ、ふにゃ、んにゅろトローン

大事かな......この妹? 
どこ見てるか分からない...... 
まあ、いいか 
えっと、次は 
耳の外側を軽く唇で含む......と 



男「はむっ」 

妹「ふにゃぁ」 

男「あむあむ」 

妹「にゃん!」

男(舌先で耳裏のほうを強く)チロチロ 

妹「はわわ」 

男「......」チロチロ 

妹「うにゃあ、んひ、にひ、にひひ」 

男「......」チロチロ 

妹「んに、んひ、んひひ」キュー 


男(んで、中のへこんでるところを刺激して......)レロレロ 


妹「あう、あう、あう」ジタバタ 

男「いたいいたい」 

妹「だってだってだってなんかすごいんだもん!」 

男「がまんがまん」レロレロ 

妹「んん、ん、ぁあん、んっ」 

男「そいやっ」レロレロ 

妹「あは、やんっ、あん、んん」 





なにこれ、楽しい 
あの妹が...... 
よし、もっとやろう 
最後はあそこだ、あの、耳の穴の手前にあるやつ 
そこを舌先で挿入する感じに責めよう 



妹「んっ、はぁはぁ」グッタリ 

男「......」ナデナデ 

妹「......ふぅ」 

男(......ネコみたい) 

男(油断したし、よっせらー)チュルッ 



妹「わーっ!?」 

男「じゅるじゅる、んじゅ」レロレロ 

妹「わー、わー、わー」 

男「ジュポ、ジュト」トットッ 

妹「うわっー!!!!」 

男「ジュポジュポ」 

妹「わぅ、やっ、や」 

男「好きだ」ボソッ 

妹「はにゃぁ」グデッ

男「俺にはもったいないくらいだ」ボソッボソッ 

妹「ぁぅ」プシュー 

男「でも俺には妹が必要なんだ、分かるか?」ボソッ 

妹「ぁ、......は、は......はい」カァァ 

男「よかった」チュッ 

妹「ん......」 

男「......」プハッ 

妹「......はぅ」ポー

これでいいか 
俺の身体にすっぽりと収まって目がトロ~ンとしている 
完全に脱力しちゃってるな…… 
ちゃんと支えないと、よいしょっと 
……暖かいな 
身体だけじゃない 
俺の心もなんか暖かくて満ち足りて行く気分だ

荒んだそれが洗い流されていく 
純粋なものに触れている…… 
そうか…… 
これが愛というやつか 
自然と顔が緩んで笑顔になる、涙も出そうになる 
……生きていてよかった 
あぁ、暖かい 
…… 
……ふぅ 
よし、じゃあ次は身体か 
まずはお腹からと 


男「……」サワッ 

妹「んっ……」 

男「……」サスサス 

妹「ふふっ、んふふ」 

男(……服の上からだけどお腹が暖かい。うん、なんかいい) 

妹「んふ、あはは」 

男(あぁ、気持ちいい……興奮とは違う、和むっていうのが適してるかな)


妹「んひぃ、お兄……ちゃん♪」 

男「なに」 

妹「これ楽しいね。気持ちいいもん」 

男「それはよかった」 

妹「ありがとねっ!」 

男「はいはい」ナデナデ 

妹「えへー」


気持ちいいみたいだ 
よかった 
では、脇腹や脚のほうに行くか 
えーと、服の下に手をいれてと 


男「服の下に手をいれるから我慢な」ナデー 

妹「はーい」 

男「……」サワサワ 

妹「ひゃっ!? 冷たーい」


男「そうかー」サワサワ 

妹「あははっ、くすぐったいー」モゾモゾ 

男「我慢我慢」サスサス 

妹「あはっ、あはは、んはは」 

男「がまんだぞー」 

妹「んふふふふふふふ」


さて、胸にいくか 
優しく優しく 
痛くしないように 
たぶんまっ平らだろうし 
そもそも感じるかどうかもわからん 



男「……」ソー 

妹「あーっ!?」 

男「どうした」


妹「お兄ちゃんのえっちー」 

男「お前がしろって言ったんだろ」 

妹「それでもじじつだよー」 

男「そうだな」 

妹「手止まってるよー」 

男「はいはい」 

男(面倒くさかわいい)


おいおい、全くないな 
本当に大丈夫か? 
男子小学生の胸と言われてもうなずける 
あっ、いや……ほんのすこしだけ膨らんでいる 
肋骨のほうから撫でるとわかる 
…… 
……やばい……興奮してきた 
って、なんで俺は興奮してるんだ

全くないのに、なんで、なんで 
妹の身体に触れているからか 
好きな人に触れているからか 
やはり、女性の象徴とも言える場所に触れているからか 
……まあそうだろうな 
相手が妹だから仕方ない 
そう、仕方ないことなんだ 
これは本能だ 
うん、だからあそこが微妙に立っても仕方ないこと 
そのことに妹はまだ気づいてないと思うんだが 
続きをしよう 
先端に触れないで周りから同心円上に…… 


男「やー」サー 

妹「んふふふ、んふふ、ふふ」 

男「あははー」 

妹「ん、んふっ、んにゃっ」 

男「へへー」 

妹「ん、んっ、うふっ、うふふ」 

疲れた


男「うふふー」 

妹「んっ、や」 

男「ほれー」 

妹「あ、ああ、んふ、やん」 


声が少しだけ変わってきた 
指も舐めさせよう

男「指も舐めて」 

妹「んぅ? んー」チュルッ 

妹「ん......ちゅる」 

男「......」サワサワ クチュクチュ 

妹「んん......じゅる......れむ」 

妹「あむっ......んちゅ」

うっ......俺もきもちいい 
妹に指を犯されてる感じだ 
ただ指を舐められてるだけなのに...... 
あっ......これは歯茎......グリグリしてる 
で、これは歯か 
年齢的にまだ乳歯だよな 
あまり触らないようにしとこう 
なるべく舌のほうを......

うわっ......プニプニしてる 
それにこの巻き込まれる感じ 
やばい......ハマりそう 
......俺、変態っぽい 

おっととっと、胸のほうも忘れちゃいかん 
しっかりとせねば...... 


男「......」サワサワ 

妹「んちゅ......んん......」 

妹「はむっ......やん......」 

妹「ん......お兄......ちゃん」モジモジ 


男「どうした」 

妹「んんとね、あそこがおかしいの」モジモジ 

男「......なるほど」 

男(やっとか......時間かかったなぁ) 

男「じゃあ、そっちもいじっていくから。びっくりしないように」 

妹「......うん」カァァ

男「いま穿いているスカートの中に入れていくからな」 

妹「......」コクッ 

男(本当の本当に慎重にやらないと)ソー 

男「わっ」ヌルッ 

妹「んぅぅ」ビクッ 

男(パンティが湿ってる......) 

男(それにやわらかい......プニプニだ)ムクムク 

男(やばい! 今度こそはバレる!) 

妹「......」 

男「......」 

男(これ完全にばれてるじゃん。いや、まあ、別にバレてもいいはずなんだけど、なんか恥ずかしい気持ちが......)

妹「......お兄ちゃん」 

男「......」 

妹「あの......ぉ......おちん......ちん......が当たって......その......」 

男「......ごめん」 

妹「なんであやまるの」

男「それは」 

妹「わたしと......えっち......したいんだよね、お兄ちゃんも」 

男「......あぁ......そういうことになる」 

妹「......よかった」ポロリ 

男「!?」 

妹「わたしのわがままにつきあってもらって......すごくお兄ちゃんに悪いと思ってたの」シュン 

男「......」 

妹「でも......お兄ちゃんもしたいと分かったら......うれしくて」ポロポロ 

男「......そんなこと考えてたのか」ナデナデ 

男「おまえは優しいな......他人を思いやれるなんて」ギュッ 

妹「ふえぇ?」 

男「俺の妹は人間としてできている子で本当によかった」 

妹「うん? あたりまえのことだよ? ふつうだよ」 

男「違うんだ。それができない人はいっぱいいるんだ。幼い頃の純粋で無垢だったころの心が荒んで、悪い意味での大人がたくさんいるんだ」 

妹「ふぅーん。よくわかんない」 

男「これから知っていけばいい」ナデナデ 

妹「お兄ちゃんが教えてね。なんせわたしから離れられないんだから」 

男「はは、そういえばそうだったな」

妹「で、そーいうむずかしいおはなしはいいの! お兄ちゃんはわたしにこうふんしたの?」 

男「......した」 

妹「そっかーじゃあお返しにわたしもするー」ガバッ 

男「なっ!?」 

いい時間だから寝ます

ドサー 


妹「よいしょ……わー触るとよりわかるねー」サワサワ 

男「おい、なにしてるんだ!」 

妹「だーかーらーわたしもお兄さんにしてあげたいのっ!」 

男「……俺はいい」 

妹「えーでもしたいよー」 

男「……」

妹がズボンの上から俺の股間をさわっている 
……正直これだけでも気持ちいい 
でもダメだ。あのときのことを忘れたのか 
妹が俺のを舐めて、そして……酷いことをしたじゃないか 
まあ、醤油で痒くなったからなんだが……俺は自分が何をするか全く分からない 
また同じ感じになってしまうのではないか? 
もちろん妹とすることは決断したが……ここまでは想定できなかった 
いや、違う。よく考えれば予想できたことだ 
なんせ妹だ。自分がなにかをしてもらったらお返しをしたくてしたくて仕方がないやつだ 
……ふぅ、思慮が至らなかった 
俺は気が動転して冷静を欠いてたんだろうなぁ 

正直遠慮したいがどうせ妹は聞かないだろう 
……甘んじて受け入れよう 


妹「してもいいよね?」 

男「……あぁ」 

妹「いきまーす」

妹「ふっ、んっ、……脱がしづらい」 

男「おっと、悪い悪い。腰をあげるから」 

妹「ありがとー」 

男「はい」シュルシュル 

男(くっ、引っかかってる……痛い……) 

男(ううっ、ほとんど水平に……ああ) 

男「……んっ」ボロン 

妹「うわっ!?」ペチッ 

男「あっ」 

妹「……」ピトッ ジー 


やばいやばい……妹の頬にくっついたままそれが停止してる 
いくらなんでもいきなりこんなことされたら妹でも 
アレに対してすごく視線を感じる 
というか妹の頬がすごく熱くて……ああっ、ジンジンしてきて余計に大きく…… 

男「ごめん! だいじょうぶか?」サッ 

妹「……」 

男「おーい」ユサユサ 

妹「……え?」カァァ 

男「その、勢いついてこんな風になって悪かった」 

妹「……いいの」 

男「ん?」

妹「あの、いま顔にあたってるとき……その……大きく……なったよね」 

男「……」 

妹「お兄ちゃんが本当に興奮してるんだって……わかってよかった」チュッ 

男「……」 

妹「あと、この一週間でちゅーが上手くなったでしょ……お兄ちゃんのおかげ、えへへ」 

男「……よかったな」ナデナデ 

妹「うん」

妹「じゃあ、やってくよー」 

男「頼む」 

妹「えーとたしかこの前みたいにするんだっけ? たしかあれはえっちなことなんだって教えてしてくれたよね」 

男「そうなるな」 

妹「んーでもなーおくちの奥までに入れられたのは苦しいからやだー」 

男「あれはしなくていい。むしろやめてくれ」 

妹「あーよかった。あのときのお兄ちゃんは怖かったもん」 

男「本当にごめんなさい。もう絶対にしないから。妹と神に誓う」

妹「大袈裟だなー」 

男「それだけダメなことってこと」 

妹「ふぅーん。じゃあやるね」 

妹「ちゅっ」 

男「ふっ……うっ」 

妹「んちゅ……ちゅ」 

妹「ちゅぷっ……」 

妹「ちゅー……ちゅー……」 

妹「ちゅ……あむっ」 

妹「えむっ……れろれろ」チロチロ 

男「くっ……」 

男(あのとき教えたから上手い……的確に弱い場所をついて来る)

妹「れろれろ」 

妹「んっ……」パクッ 

妹「んふ……んん」 

妹「あむあむ……んちゅる」 

妹「んんっ……ぺろ」 

妹「あ……お兄ちゃんきもちいい?」 

男「きもちいい……」 

妹「あはは、よかった。もっとがんばる」 

妹「んん……れろ」 

妹「じゅぷ……じゅぷぷ」 

妹「じゅる……あーむ」 

妹「んー」レロレロ 

妹「んふふーおちんちんとキスしてる……」 

妹「わたしがするごとにお兄ちゃんの顔が変わってけっこう楽しいなぁ」

妹「これけっこう好きかも」 

男「……」 

男(エロい……上目遣いでそんなこと言われたら余計に反応してしまう) 

妹「もっとがんばっちゃうよー」 

妹「れろー……ぺろんっ」 

男「あっ……」ビクッ 

妹「あー……この裏側の……一本筋のところをやると反応した」

妹「ここがいいの?」キョトン 

男「そこが一番キモチいいところ」 

妹「へー」ペロッ 

男「ああっ……」 

妹「チロチロチロチロ」 

男「ああ……あぁあぁぁ」 

妹「あっはっは、おかしいー」チロチロチロチロ 

男「それやばいやばい」 



妹「わっはっは」チロチロチロチロ 

男「やめて、ああ」 

妹「すごいたのしー」 

男「ああ……なんかくる……ていうか出る!」 

妹「あーあれね。すぐ出るやつだよね?」 

男「ああっ、ああん……えっ」

妹「今回はおそいなー」 

男「……普通はこのくらいなんだよ」 

妹「そうなの? でもあのときはすぐ出てた」 

男「あれは……うん、海苔とご飯で巻かれてたからだよ」 

妹「ほーそうなんだ。わたしはよくわからないよ」 

男「そう、だから俺はあんなに早くない、うん、早くないんだ」 

妹「なんで怖い顔してるの?」 

男「気のせい」 

妹「なんだ気のせいかー」 

男「あぁ」 

妹「はむはむ」 

妹「んう……チロチロ」 

妹「お兄ちゃん……だして」 

男「うっ……」 

妹「ちゅる…………」 

妹「ちゅっ、れろ、ぺろ、れろっ」 


妹「んちゅ、ちゅ、ぷちゅ、ちゅっちゅっ」 

男「も……もう出るから顔を……っ」 

妹「ちゅるっ、んぷ、れろん……ん?」 

男「あっ」ドビュルルル 

妹「わー!?」ビチャッビチャッ 


男「うっ、ううっ」ドプッドプッ 

妹「どんどん出てくるー」チョンチョン 

男「ああっ、あっ」ドプドプ 

妹「おーすごいー」 

男「はっ……はぁ……」ビクビク 

妹「すごかったねー」 

男「そうか……ってごめん、顔にかけてしまって! 動かないで」フキフキ 

妹「んーやっぱり変なにおいだ」 

男「すまない」フキフキ 

妹「わたしがやりたいっていったんだ。だからお兄ちゃんは悪くないもん」 

男「そうか」 

妹「んー」 


よしっ、拭き終わった 
で、どうしようか 
まだ愛撫の途中だったし、もうすこしやるとしよう 
俺が後ろから抱きかかえる姿勢で 


男「膝に乗って」 

妹「うん」スタッ 

男「またさっきの続きをする」 

妹「はいよー」


妹の秘所を責め始めて、時計の短針が一回りするほどの時間が経った 


妹「んっ、あ、あっ、あひゃぁ」 

妹「んん、お兄ちゃんえっちだ」 

男「そのとおり」クチュクチュ 

妹「あは、んっ、だめなんだー」ビクッ 

男「おまえもな」クチュクチュ 

妹「んふ、あっ、ひゆぅ、ぁ」 

妹「ああ、なにかくるよぉ」 

男「えっ」 

男(嘘だろ、この年齢で……うちの妹は進みすぎている)


妹「なんかこわい、お兄ちゃん」 

男「そのまま感じるままにして」クチュクチュクチュクチュ 

妹「お兄ちゃん、ちゅーして」トローン 

男「いいぞ」チュッ 

妹「すきぃ、すき、すき、お兄ちゃんだぁいすき♥」チュッチュッ 

男「俺もすき」 


妹「ちゅ、んちゅ……うれしいな」チュッチュッ 

妹「あ、ああ、あう、ん」 

妹「うん、あっ、あん、う!」 

妹「ああっ、つよく抱きしめてっ、お兄ちゃん!」チュッチュッ 

男「あぁ」ギュー 

妹「あ、あ、あ、あ」 

妹「あ……んんんんんっ!!!!」ビクッビクッビクッビクッ 

妹「あっ、ああ、わ、は」 

妹「んあ、あっ、ん、んん」 

妹「っ、ん、おに……い……ちゃん」ポー 

男「はい」チュッ


妹「あんっ……はぁ……はぁ」 

男「んん……妹」 

妹「ぅ……はぁ」 

男「んちゅるっ……ん」 

妹「ふぅ……ふぅ……」 

男「落ち着いたか?」 

妹「……うん」 

男「がんばった」ナデナデ 

妹「えへ、えへへ」 

男「どこかおかしいところは?」 

妹「……よくわかんない」


ベッドの上で俺に背中を預けている妹の頭を撫でるとキモチいい 
もういいかな……充分潤っている 
あぁ、まさかこんなことになるとは 
別に後悔しているわけではない。むしろ嬉しい 
でも、この年で大丈夫だろうか…… 
男性の俺では分からないが、初めての痛みは想像を絶するほどだと聞いている 
成人女性でもそうなのだから、まして妹のそれはより一層熾烈を極める 
まあ、そのためにここまで念入りにしてきたのだが 
ふぅ……俺は覚悟を決めたはず。こんなことをを反芻してきたはずだ 
それでも躊躇してしまう俺はなんなのだろうか 
自分のことが嫌になる。妹はこんなにも俺のことを慕っているにもだ 
やはり、年を重ねると無駄なことを考えるようになる

あの頃の純粋な心はどこにいった 
近所の子どもと鬼ごっこやけんぱしたり、川のせせらぎを聞きながら水遊びしたではないか 
服が汚れることを厭わずに、ただ遊ぶことにのみ身を任せていたではないか 
いつからこんな風になってしまった。誰がこんな風にしてしまった 
……俺自身だ。俺しかいない。それ以外に誰がいる 
あぁ……今日はよく考えさせられる日だ 

本当にいいのか?  
後悔しないか?  
妹と一生を過ごすのではなかったのか?

よく考えろ、考えろ。必死に頭を巡らせろ 
…… 
そうだ。約束したではないか 
妹と永遠の盟約を結んだんだ 
俺は妹と俺自身のために生きてきた、そしてこれからも生きていく 
世の中のための人間では決してない 
もう迷わない 
妹と一つになろう 


妹「あっ……お兄ちゃんごめんなさい……腰が抜けちゃってる」 

男「はは、お姫様抱っこしてあげよう」 

妹「ぁ……」 

男「ほんと軽い」 

妹「……お兄ちゃん」 

男「なに」 

妹「あの、えっと……このままキス……して」カァァ 

男「……わかった」チュッ 

妹「んん……」 

男「ん……はい」サッ 

妹「わたし……しあわせ……夢だったの」 

男「ゆめって?」 

妹「こうやって……お兄ちゃんにお姫様抱っこされてキスされるの」モジモジ 

男「……」 

妹「よかったぁ」ポロポロ 

男「……ほらっ、泣くなって」ナデナデ 

妹「だって……嬉しいんだもん」 

男「……俺もお前が喜んでくれて嬉しい」ナデナデ 

妹「ありがとう……お兄ちゃん」

妹「よかったぁ」ポロポロ 

男「……ほらっ、泣くなって」ナデナデ 

妹「だって……嬉しいんだもん」 

男「……俺もお前が喜んでくれて嬉しい」ナデナデ 

妹「ありがとう……お兄ちゃん」 

男「よいしょっ」


柔らかいベッドへ優しく下ろし横たわらせると妹に覆い被さる 
それから、身体同士の距離を徐ろに狭めていき、今一度妹に問いかける 


男「繰り返し聞くけど本当に後悔しないか? 女の子のはじめては一生ものだ」 

妹「しない。絶対に」 

男「しかも痛くて辛いことは理解しているか?」 

妹「……うん」 


男「それに相手は俺――いいのか?」 

妹「わたしはお兄ちゃんがいい。お兄ちゃんもわたしとして後悔しない?」 

男「既に覚悟を決めた」 

妹「ありがとう……うれしい……きて、お兄ちゃん」 

男「少しずつ挿れるから我慢してくれ」

男「うっ」ズブ 

妹「あぁ!!」 

男「耐えろ……」ズニュニュ 

妹「痛い、痛いよ……」ポロポロ 

男「大丈夫か?」 

妹「ぐすっ、うっ、だいじょうぶ」

四分の三ほど入ったけどすごく辛そう 
今度の機会にすべきか 
いや、ここで止めたら恐怖症になってしまうのでは 
それはまずい。今後の人生に関わることだ 
さっさと終わらせるか 
いやそれも相当な痛みのはず 
……時間をかけてゆっくりとすることにしよう 


男「妹、キスしよう」 

妹「ぐすっ、うん」チュッ

妹「ちゅ、お兄ちゃん」 

男「身体に力が入ってるからもう少し抜いて」ナデナデ 

妹「でも痛くてどうしても入っちゃうよぉ」 

男「そうすると余計に痛くなる可能性が」ナデナデ 

妹「……お兄ちゃんが言うなら」

妹「はぁ」グデー 

男「そんな感じ」ナデナデ 

妹「まだ痛いよぉ」 

男「じきに慣れる。ほら、またキスしよう」 

妹「ん……ちゅっ、ちゅ、んちゅ」

挿入して一時間ほど経った気がする 
互いに抱きしめ肌を擦り温もりを確かめられた思いだ 
年上として慈しみ、妹との愛を育むことを目的とするセックス 
身体ではなく心が満たされまどろみの中へ溶け込み眠くなってきた 
ジーンとした感覚が下半身に広がって気持ちいい 
妹は最初の頃は痛みに震えていたが、今では結構平気そうだ 
よかった 
恐怖や痛みに怯える姿をあまり見たくない。いつも笑顔のままでいてほしいと思う 


妹「もっとちゅーして」 

男「はいはい」チュッ 

妹「お……にい……ちゃん……すき」 

男「知ってる」 

妹「えへへ」 

男「はは」

妹「次はわたしからねー」チュッ 

男「すっかり上達したな」 

妹「ん……ちゅる……ちゅ……れろっ」 

男(えっ……おいおいまじかよ。舌を入れてくるなんて) 

男「待て」サッ 

妹「えーなんでー」 

男「なんでこんなことをする」 

妹「この前のお昼にね、なんとなくつけたドラマでこうしてたから」 

男「……」 

男「そうか。それはすごいな」 

妹「?」

妹「だからしてもいいよね」 

男「仕方ないな」 

妹「さすがお兄ちゃん!」 

男「妹のわがままに付き合えないと兄として失格だし」 

妹「あはは」 

男「笑うな」 

妹「笑ってないよ。あはは」 

男「笑っとるがな」コツン 

妹「頭は大事なとこだから優しく叩いてもだめ」

男「ではどうすればいいのだ、妹よ」 

妹「だーかーらーさっきのをお兄ちゃんからして」ギュッ 

男「はいよ……ん、じゅる」 

妹「わ……じゅぷ」 

男「はむっ……おいしい」 

妹「んん! じゅる……」

男「れろ……じゅぷ」 

妹「はぁ……んむ……」 

男「れる、じゅる、じゅじゅー、れろ」 

妹「あうぅ……ぁ……」 

男「あむ、はむはむ」 

妹「ん……はう……」 

男「はぁ……んじゅ」 

妹「ぁ……んちゅ」 

男「れろ……じゅぷぅ……」 

妹「んあぁ……」 

男「じゅご、じゅぷぷ、ぁむ、んじゅ」 

妹「んぁ……ぅ」

男「ん、ぷはぁ」 

妹「うぁ……」トローン 

男「はぁ……はぁ……大丈夫?」 

妹「ぁ……ぅ」 

男「おーい」 

妹「う……」 

男「お~い」ユサユサ

妹「……んえ?」ポケー 

男「目の焦点があってないよ」 

妹「ん……あの、いまの……とってもきもちよかった」 

男「うん」ナデナデ 

妹「わたしね、今のでね……おにいちゃんのこと、もっとすきになっちゃったの」カァァ 



またこの妹は……純粋な気持ちを吐露されるのはとても恥ずかしいもんだな 
けれども、天にも昇る心地になる 


妹「あの、んっとね、うん、だからね」 

妹「――またわたしからしてもいい?」ウルッ 

男「おう」 

終始こんな風に過ごした 
横並びになり互いの肌を触りフレンチキスをしたりして乳繰り合った 
その結果、目の前に蕩けだらしない顔をした妹がいる 
いきなり処女で逝くなんて無理無理、あり得ない 



男「どうだ。まだ痛い?」 

妹「ううん。もう慣れたー」 

男「それはよかった。もう疲れただろ。終わりにしよう」ヌポン 

妹「うん。疲れた……」


男「頑張った頑張った」ナデナデ 

妹「えへへ」チュッ 

男「うんうん」 

妹「さっきまでのも気持ちいいけど、こうやって普通にちゅーするのが一番すきかな」 

男「あぁ……それがいいよ」ギュー 

妹「ふにゃぁ///」 

男「いろいろ大変だったろうし、ずっといっしょにいるから」 

妹「……ありがと、お兄ちゃん」ギュー

さて、十分ほど経った 
まあ、妹で温かいけど、さすがに冬だから肌寒くなってきた 
妹に先に入ってもらってその後入れ替わりで俺も…… 
ん、でももしかしたら一人で入ると心細くなりそうだ。妹のことだし 
今日はいいか。なんせはじめてだし 


男「妹、いっしょに風呂入るか?」 

妹「ん、そーだね♪ んふふ、今日はいい日」ニコニコ 

男「じゃあ、行くか。立てる?」 

妹「ん、また抱き上げてー」 

男「しょうがないな。どっこいしょ」 

妹「ぁ……服着てないと恥ずかしい」 

男「あーごめん」 

妹「けど、お兄ちゃんならいいもん///」モジモジ 

男「そっか」スタスタ


風呂 


男「あーあったか~い」 

妹「なはー」グッタリ 

男「寄りかかられると重い」 

妹「わざと」 

男「悪い子」 

妹「今日はいいの~」 

男「はぁ、そうですか」


妹「あ~」 

男「ふぅ」 

妹「えいっ」チュッ 

男「またかい」 

妹「何回でもやるよぉ」 

男「悪い子」 

妹「いいの~」 

男「ふぅ」 

妹「眠い」 

男「じゃあ上がるか」 

妹「んー……そうだね。結構はいってたもんね」 

男「ふあぁ……俺も眠くなってきた」 

妹「いっしょに寝よっ!」 

男「あぁ」


部屋 


男「布団しいたからもういいぞ」 

妹「わーい」バフッ 

男「飛び込むな」 

妹「これ好きなの」 

男「わかるけどさ」 

妹「じゃあ、入ってきてもいいのよ」クネッ 

男「仕方ない。失礼します」モゾモゾ


妹「あたたかい」ギュッ 

男「お前も温かいけどな」 

妹「もっと強く!」 

男「わかってるって」ギュー 

妹「もっと、もっとぉ」 

男「はいよ」ギュー 


妹「お兄ちゃん……すき!」 

男「俺も妹がすきだ」 

妹「んふ、んふふふ///」 

男「絶対に離れないから」 

妹「そうだよね。約束だもんね」 

男「喧嘩するときもあるだろうけどちゃんと仲直りしような」 

妹「うん!」 


男「これからもいっしょだから」 

妹「もちろん!」 

男「あのとき、俺を引き止めてくれてありがとう。妹のおかげだ」 

妹「いいの。だってわたしのわがままだもん」 

男「それでも構わない。俺は妹と人生を歩んでいきたい」 

妹「お安いご用」 

男「ありがとな」ギュッ 

妹「えへへ」 

男「愛してる」 

妹「んふふーわたしも」 

男「俺の愛を受け止められるかな?」 

妹「望むところー」 

男「覚悟しろ」 

妹「お兄ちゃんもね」 

男「あぁ」 


妹の唇と俺のが触れ合う 
誓いのキス 
俺達は一心同体、絶対に離れない 
これから幾多もの困難が待ち受けているに違いない 
けれども、それを乗り越えて妹との幸せを必ず掴みとるつもりだ 
なぜなら、俺は妹を愛してるから

おわり 
まさかなんとなく建てたスレが一週間以上続くとは俺も思わなかった 
後付設定だからいろいろと矛盾があって申し訳ない


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