幸子「プロデューサーさん、お疲れですか?」 

P「ああ、幸子。ここ最近は立て続けに色々あったからな……仕事が溜まってく一方で」 

P「おかげ最近寝不足気味だよ」 

幸子「そうなんですか……それならプロデューサーさん!」 

P「うん?」 

幸子「ボクを見てください!」 

P「うん、見てるけど」

アイドルマスター シンデレラガールズ 輿水幸子 自称・カワイイVer.

幸子「カワイイでしょう?」 

P「うん、そうだな」 

幸子「ボクのカワイイ姿を見れば、溜まった疲れだって吹き飛びますよ! ねっ!」 

P「……ぷっ」 

幸子「な、なんで笑うんですか!」 

P「いやいや、ごめん。幸子を見たら元気出てきたよ。ありがとう」ナデナデ 

幸子「そ、それならいいんです。ふふん♪」

―――――――――――――――――――― 

幸子「プロデューサーさん、お疲れですか?」 

P「営業帰りで、これから書類作成だよ。今日は長くなりそうだ……」 

幸子「そうなんですか……少し待っててください!」 

P「?」 

……………… 
………… 
…… 

幸子「プロデューサーさん!」 

P「ん―?」カタカタ 

幸子「お茶を入れてあげましたよ!」コト


P「おお、わざわざすまない」 

幸子「これを飲んで、ボクのためにがんば……えっと、ひ、必死になって働いてください!」 

P「はは、頑張るよ」 

幸子「……そうですっ、だから感謝してください!」 

P「うん、ありがとう、幸子」ナデナデ 

幸子「あ……」 

幸子「ふふん♪」

―――――――――――――――――――― 

幸子「プロデューサーさん、今日は特に疲れてませんか……?」 

P「ああ、昨日は一睡もできなくて……」 

幸子「そ、そんなに沢山のお仕事があったんですか……?」 

P「いや、そうじゃないんだけど」 

幸子「まさか、病気ですか? 不眠症とか、ですか?」 

P「いやいや、そうじゃないって」 

幸子「だ、だったら仕事のストレスが溜まって眠れなかったとか……」 

P「違う違う。何、くだらない理由だよ。気にするな」 

幸子「そうやって、ボクに隠し事をするんですか? アナタはボクのプロデューサーなんですよ……!」

P「それでもちょっと、この理由は言いたくないかな……」 

幸子「なっ……そんなに、プロデューサーさんは、ボクを信用してないんですか……?」 

P「そんなことはない! でも……でもな……」 

幸子「なんですかっ」 

P「キル◯キル一気見したら熱くなっちゃっただけだから」 

幸子「……」ジトー 

P「あっ、やめて。真顔で蔑むのやめて」 

幸子「……もう!」

―――――――――――――――――――― 

幸子「プロデューサーさん、お疲れですか?」 

P「疲れてるってか、ここのところ肩こりが酷くてさぁ」 

幸子「ふーん……ぷ、プロデューサーさんは運がいいですね!」 

P「?」 

幸子「最近は肩揉みに興味があって……偶然、偶然ですけどね! だから、揉んであげてもいいんですよ?」 

P「またずいぶんピンポイントな興味だな」 

P「まあ揉んでくれるって言うなら、頼もうかな?」 

幸子「いいですよ! ふふーん!」

P「じゃあ、特にこの辺を揉んでくれる?」 

幸子「ここですね。いきますよ……」 

モミモミ 

幸子「うわ……固過ぎですよ、プロデューサーさん」 

P「いやあ、面目ない」 

モミモミ 
モミモミ 

幸子「……どうですか? 気持ちいいですか?」 

P「んー……正直、もっと強くして欲しいな」

P「こう、もっと体重をかけてくれるか?」 

幸子「こ、こうですか? んっ……しょっ……!」 

グッ グッ 

P「あー、そうそう。いい感じいい感じ」 

幸子「んっ……ぐっ……!」グッ 

P「その調子で、こっちも頼める?」 

幸子「い、いいですよっ……ふっ……んっ……!」グッ グッ

P「いやー、幸子のお陰でだいぶ楽になったよ」 

幸子「はぁ……肩もみでこんなに疲れるとは思いませんでしたっ」 

P「ごめんな。お礼に今度、なにか食べに連れて行ってあげよう」 

幸子「忘れないで下さいね、約束ですよ!」 

P「うんうん」 

P「幸子、ありがとう」ナデナデ 

幸子「ふふっ♪」

―――――――――――――――――――― 

幸子「プロデューサーさん、お疲れですか?」 

P「いや……疲れてるわけじゃない」 

幸子「その割にさっきからため息が多いじゃないですか」 

P「そ、そうか。でもほんと、疲れじゃないから」 

幸子「だ、だったら悩みごとがあるんですか?」 

P「まあ……そう言えなくはないか……」

幸子「なら、特別にボクが相談に乗ってあげますよ! ふふん!」 

P「いや、幸子にはちょっと……」 

幸子「な、なんですか。ボクに悩み事を隠すなんて……プロデューサーさんのくせに生意気です!」 

P「ええー……。どうしても話さなきゃダメ?」 

幸子「……」ジーーーー 

P「わかったよ……」 

P「今日、別のプロデューサーが風邪で休みだからヘルプに入ったんだけど」 

幸子「そういえばそうでしたね」

P「担当アイドルの愛梨と雫と里美が揃いも揃って天然っていうか……な」 

幸子「……? ……っ!」カァァァ 

幸子「へ、ヘンタイです!!」 

P「だから言ったのに……」 

幸子「むぅ……」 

ペタペタ 

P「?」 

幸子「……ぼ、ボクはこれからなんですからね!」 

P「う、うん……?」

―――――――――――――――――――― 

幸子「プロデューサーさん、お疲れですか?」 

P「幸子、すまんけどちょっと、今は話し相手になってる余裕がない……」カタカタカタカタ…… 

幸子「そ、そうですか」 

幸子「…………」 

P「えー……あっ、間違った……こうじゃなくて……」カタカタカタ…… 

幸子「…………」 

P「えっと……あのファイルどこだっけ……」 

幸子「…………」 

P「あれ、まさか……げっ、やらかした……しまった……」 

幸子「プロデューサーさん」

P「やばいな、どうするか……ええと……」 

幸子「プロデューサーさんっ!!」 

P「うおっ? 幸子、だから今は余裕がないって……」 

幸子「そう言って、さっきから全然ダメダメじゃないですか!」 

P「そうかもだけど、今は早く済ませないといけない大事な仕事が沢山あるんだよ……」 

幸子「まともに仕事ができてない今のプロデューサーさんに、仕事をどうこう言う資格はありません!」 

P「うぐ……返す言葉もありません……」 

幸子「こういう時は、少し休んだほうがかえって効率的になるんじゃないですか?」 

P「……そう、かも」

幸子「だから……ですね。えっと……」 

P「?」 

幸子「プロデューサーさんがお願いするなら、ボクの膝を枕にして仮眠を取ることを……許してあげます!」 

P「えっ、いや、それは……」 

幸子「も、もう! こうしてる間にも時間が過ぎていくんですよ! 寝るんですか、寝ないんですか!」 

P「じゃあ……10分ほど」 

幸子「そうと決まったら、ほら! 早く、来てください!」ポンポン 

P「は、はい。……それじゃあ、失礼するぞ?」 

幸子「え、ええ」 

P「っしょ、っと」 

幸子「頭、痛くないですか?」 

P「うん、大丈夫だよ」

幸子「プロデューサーさんが眠ったら、10分くらいで起こしてあげます」 

P「よろしく頼む」 

幸子「はい。……おやすみなさい」 

P「ああ、おやすみ。…………」 

P「…………」 

P「…………すぅ……」 

幸子「もう眠ったんですか? よっぽど疲れてたんですね……」 

幸子「ふふっ、プロデューサーさんの寝顔もカワイイですね……もちろんボクほどじゃないですけど」 

幸子「…………」ナデナデ 

幸子「……プロデューサーさんがいつもボクのためにどれだけ頑張ってくれてるか、知ってます」 

幸子「プロデューサーさん……ボクがアナタを、トップアイドルの担当プロデューサーにしてみせますから……だから、ずっと見ていてくださいね……」

―――――――――――――――――――― 

幸子「プロデューサーさん、お疲れですか?」 

P「ああ、昼飯食うタイミングを逃したままおやつの時間になってしまったよ……」 

幸子「じゃ、じゃあすごくお腹が減ってますよね?」 

P「そうだな、もうペコペコ。夜までにはなにか食べたいよ」 

幸子「ふ、ふーん。だったらプロデューサーさんにいいものがありますよ!」 

P「うん?」 

幸子「ちょっと待ってください……」ゴソゴソ 

幸子「あった。ふふん、プロデューサーさん、これは何だと思います?」 

P「んー、弁当箱?」

幸子「当たりです! しかもなんとこのお弁当、ボクの手作りですよ!」 

P「箱も?」 

幸子「中身だけに決まってます!」 

P「はは。幸子って料理できたんだな」 

幸子「このカワイイボクにかかればお弁当の1つや2つなんてことはありません!」 

幸子「……半月くらい練習しましたけど……」ボソボソ 

P「それで、その弁当……もしかして俺にくれるの?」 

幸子「プロデューサーさんも最近はよく頑張っているみたいですし、これはそのご褒美です! 感謝してくださいね!」パカッ 

P「どれどれ……おっ、美味しそう」 

幸子「ボクが作ったんです! 当然です!」

P「食べたい。早く食べたい」 

幸子「せっかちですね! じゃあ、ほら、口を開けてください!」 

P「へっ?」 

幸子「聞こえなかったんですか? あーんしてくださいって言ったんです!」 

P「い、いや、そこまでしてもらわなくても自分で食べれるよ」 

幸子「もう……鈍いですね!」 

P「ごめんなさい……?」 

幸子「ボクが、食べさせてあげたいんです!」 

幸子「このお弁当は、初めて誰かのために作った料理ですから……っ!」 

P「そ、そっか。それじゃあ、頼もうかな」 

幸子「は、早くっ! ボクだって、恥ずかしくないわけじゃ、ないんですから……!」

P「は、はい。うーんと、まず玉子焼きが欲しいな」 

幸子「いいですよ! これは自信作です! はい、あーん」 

P「あーーーーん」パクッ 

P「ふん……ふんふん」モグモグ 

幸子「ど、どうですか……?」 

P「うん、美味しい」 

幸子「!」パアァ 

P「俺好みの甘い味付けだし、中身のとろけ具合も絶妙」 

幸子「ふふーん! ボクが作った料理が不味いはずがありません!」 

P「そうだな。じゃあ次、ハンバーグがいいな」

幸子「あ、ハンバーグは、ボクがお肉をこねるところから作ったんですよ!」 

P「へえ、凄いなぁ。早く早く」 

幸子「もう、焦らないでください、子供みたいですよ! ほら、あーん」 

P「あーーー……んっ」パクッ 

幸子「……」ソワソワ 

P「ふむ、これも美味しい!」 

幸子「ふ、ふふん! そうでしょう!」 

P「しっかり下味がついてて、かつ食感は程よく弾力があって……何より冷めてるのが気にならないってところが凄く良い」 

幸子「そうでしょう、そうでしょう! じゃあ、じゃあ次は…………」

……………… 
………… 
…… 

P「ふぅー、食べた食べた。美味しかったよ、ありがとうな」 

幸子「ふふーん! 今のプロデューサーさんは世界一、いや宇宙一の幸せものです! 褒めてもいいんですよ?」 

P「よしよし、偉い偉い」ナデナデ 

幸子「ふふん♪」 

幸子「……あ……。プロデューサーさん」 

P「どうした?」 

幸子「ちょっと動かないでください」 

P「? わかった」

幸子「んー……」 

ペロッ 

P「!!」 

幸子「口元にご飯粒がついてました。はしたないですね! ボクのプロデューサーがそんな汚い食べ方をしていては困ります!」 

P「すみません。……って、全部幸子が食べさせてくれたんだけど」 

P「……あとそういうのはちゃんとこっちの目を見て言いなさい」 

幸子「……っ、知りません!」カアァァァ 

P「ははは」ナデナデ

―――――――――――――――――――― 

幸子「プロデューサーさん、お疲れですか?」 

P「え、そう見えるか? 自分では元気なつもりなんだけど」 

幸子「……プロデューサーさんは」 

P「うん?」 

幸子「最近、疲れてることが多いですね」 

P「うーん……そうかなぁ。忙しいのは確かだけど」 

P「でもまあ、閑古鳥が鳴いてるよりはずっとマシだよ」 

幸子「ボクと一緒にいる時間も減ってきてます」 

P「あはは、ごめんな。俺だけじゃなくて、事務所全体が最近は慌ただしいから」

P「また今度買い物に付き合ってあげるからさ、もうちょっと待っててな」 

幸子「あ……えっと、それもですけど……そうじゃなくて」 

P「何?」 

幸子「万が一、万が一だと思ってますけど、ボクが……ボクがプロデューサーさんの負担を増やしていたり、なんて……」 

P「……」 

幸子「ボクが、プロデューサーさんにいつも、馬車馬みたいに働けって言うから、だから……無理をして……」 

P「……ふふ」 

幸子「!」ビクッ

P「幸子」 

幸子「な、なんですか……?」 

ギュウッ 

幸子「っ!!」カアァァァァァァ 

P「幸子は可愛いなぁ」ナデナデ 

幸子「と、当然、です!」 

P「ボクの姿を見れば疲れも吹き飛ぶって、いつか言われたことがあったっけ」 

幸子「そ、そんなことも言いましたね」 

P「その通りだよ。幸子の姿を見ると元気が出てくる」 

P「幸子のためなら、どんな大変な仕事だって辛いとは思わないよ」 

幸子「プロデューサー、さん……」

P「幸子はいつも、自分がなんでもできて当たり前みたいに言ってるけど、本当は凄く頑張り屋なんだって、知ってるから」 

幸子「あぅ……」 

P「俺は、そんな幸子の頑張りに応えたいんだよ」 

P「大体、プロデューサーがアイドルのために頑張るのは当然じゃないか。幸子に言われたから無理をしてるなんて、そんなことはない」 

幸子「そう、ですか……」 

P「そうだよ」 

幸子「ふふっ! その、プロデューサーさんは……もう十分、応えてくれています……!」ギュッ 

P「そっか、ありがとう」 

P「俺、そんなに馬車馬みたいに働けてる?」 

幸子「も、もう……いじわるです!」 

P「はは、ごめん」

幸子「……だから、もっと休んでもいいですから、その分、ボクと一緒にいてください」 

P「……ふふ、わがままだなぁ。働けって言ったり、一緒にいろって言ったり」 

幸子「それはっ……うぅ」 

P「幸子がそうして欲しいなら、そうする。俺は幸子のプロデューサーだから」 

幸子「そう……です。プロデューサーさんは、ボクの言うことを何でも聞かなくちゃダメなんですっ」 

P「うん」 

幸子「プロデューサーさん……ずっとボクのそばにいてください」

P「うん。もっと休むのは無理かもしれないけど、幸子と一緒の時間は増やすようにする」 

幸子「約束ですよ! で、でも、無理をして倒れたりしたら、絶対許しませんからね!」 

P「わかった。約束する」 

幸子「ん……」 

ギュウッ 

P「でも、ほんとに忙しい時は少し勘弁して欲しいな」 

幸子「仕方がないですね。でも、ちゃんとボクに言ってくださいね」 

P「わかってる」

P「……幸子、これからも一緒に頑張ろう」 

幸子「……はいっ」 

P「トップになろう」 

幸子「すぐに、なれますよ。だって……」 

幸子「ボクは世界一カワイイですからね!!」

おしまい


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