長門「急にそんな事言って溜まっているのか?まあ若いから仕方がないか」 

提督「ちげーよ。上からそういう話があったんだよ」 

長門「上は何を考えてるんだ一体。そんなことより新型の装備をだな……」 

提督「お前の気持ちはわかるが他の鎮守府では問題になってるみたいだな」 

長門「例えば?」 

提督「I.Mという提督はあちこち手を出しすぎてケッコンカッコカリを艦娘一人だけやったら他の艦娘が嫉妬して提督もろとも刺しちまった話もあるしO.Iという提督は逆に全ての艦娘と事実婚の関係になって鎮守府が嫁とラブラブする館に変わったという話がある」 

長門「前者はともかく後者は作り話だろ?」 

提督「事実なんだなこれが」

figFIX 艦隊これくしょん-艦これ- 長門 中破ver.

提督「まあ後者はレアケースだが前者みたいな出血沙汰にまでなってるところが結構多くて上も対策せざるを得なくなったらしい」 

長門「不甲斐ないな。我慢ということを知らんのかこいつら?」 

提督「……もしお前が提督にだったとして駆逐艦しかいない鎮守府だったらお前はイタズラしないと絶対の自信を持てるのか?」 

長門「あ、無理だ」 

提督「周りが美人で男は自分だけという異常空間だからな。おまけに露出度が高い艦娘も結構いるから若いやつには酷というものだろう」 

長門「まるでISだな!」 

提督「おい」 

長門「で、お前は手を出さないのか?お前もまだ若いだろ?」 

提督「そんな暇があればいいんだけどなー。まずそんなのがあったら一日中寝てるわ」 

長門「最近は土曜も仕事で日曜も半日だけ休みだからな。先週の日曜は深海棲艦がやってきて潰れたしな」 

提督「長門先生……休みをください」 

長門「誰が先生だ。私にいうより上に言った方がいいんじゃないか?」 

提督「せやな」 

提督「まあとにかく近いうちに慰安婦がやってくるだろうな。特に俺らのところには間違いなくくるな」 

長門「なんでだ?」 

提督「自慢じゃないが俺たちはかなりの戦果をあげてるからな。上は俺に上玉渡して他の鎮守府の奴らに戦果あげればあんな美人をもらえるんだと思わせたいらしい」 

長門「……駆逐艦の教育に悪そうなんだが大丈夫なのか?」 

提督「そのまんま慰安婦として呼ぶわけないだろ。家事手伝いとか間宮食堂の手伝いという名目で呼ばれるはずだ。それにそんな所構わずやるわけないだろう」 

長門「そうか、一応は大丈夫だな。……で、やってきたらどうするんだ?」 

提督「知らね。少なくともすぐベッドインする気はないが」 

長門「……よかった」 

提督「なんか言ったか?」 

長門「なんでもない、気にしないでくれ」

【数日後】 

提督「えー、本日は新しく入った人がいるので紹介しておく。艦娘じゃないので後方支援として働く予定だ。入れ」 

長門(さて……一体どんな女性なんだろうか?) 

「……」ガラッ 

天龍「で、でけえ……」 

電「大きいのです!ヒゲが一杯なのです!」 

男「どうも、これからここで働くことになった男です。よろしくお願いします」 

長門「……は?」

長門「おいどういうことだ?男の慰安婦なんているのか?」 

提督「おいおい違うって。間宮さんが手伝いが欲しいって言ってたの思い出してな上に掛け合ったんだ。他にも戦果あげてる鎮守府もあるしな」 

長門「……本当か?もしかしてそっちのケがあるとかじゃないよな?」 

提督「あるわけないだろ。アホか」 

男「提督、私は一体どこにいけばいいのでしょうか?」 

提督「ああ、すまない。……長門、ちょっとこいつに仕事の場所教えるから後でな」 

長門「あっ……」 

【数週間後】 

男「定食5人前お待ちー!」 

赤城「馬鹿な……!いつもより早いだと……!?」 

加賀「いいことじゃないですか。それより私の定食7人前はまだですか?」 

北上「いやー。こんなに早くできるなんて提督もいい人をいれたねー」 

長門「……そうだな」 

長門(秘書官も一時的とはあの男に取られてしまってあいつと一緒にいられなくなってしまった……) 

北上「そういや知ってる?こういう噂があるんだけど……」 

長門「なんだ?いってみろ」 

北上「提督と男って出来てるって噂」 

長門「」 

長門「はあっ!?だっ、だ、だ、誰がそんなことを言ったんだ!?」 

北上「うん?確か青葉だったかな?夜ふらっと歩いてたら提督があの男の部屋に入っていたのを見たってさ。それも毎晩」 

長門「さ、酒飲みかもしれんだろばっ、バカバカしい!」 

大井「あっそれわたしも見ました!提督なんか結婚雑誌持って男の部屋に入っていきましたね」 

長門「」パリン 

北上(素手でコップを砕いた!?)

【長門の部屋】 

長門「青葉ワレェ!」 

青葉「呼ばれて出てきてー。って長門さん恐ろしい顔をしてしてどうしたんですか?」 

長門「提督とあの男の会話の記録はあるか?そいつを買いたい!」 

青葉「間宮さんのアイス券12枚で」 

長門「……」スッ 

青葉「毎度どうもー。1日経つと自動的に消えるのでお気をつけて」 

長門(あまり使いたくないのだが仕方がない) 

提督『そろそろ結婚考えないとなあ……』 

男『ですねえ』 

提督『場所は何処にすればいいんだ?』 

男『よく考えないといけませんね。なんせ貴方と一緒に……』 

長門「……」バキィ 

長門「ああ、これは夢だ。夢に違いない。……夢は覚めないといけないな。うん」 

陸奥「ただいまーって、うわっ!?なに?フル装備で一体何処に向かうの?」 

長門「ちょっと提督に砲撃してくる」 

陸奥「とりあえず話そう?ね?」 

長門「カクカクシカジカ」 

陸奥「シカクイムーブという訳ね」 

長門「ホモは消そう(直球)」 

陸奥「だから待ちなさいって。そもそもいつ提督が好きになったの?」 

長門「ずっと秘書官として提督の隣にいたらいつの間にかオチた」 

陸奥「オチたって……」 

長門「す、好きになってなにが悪いんだ!?」 

陸奥「別に悪いって言ってないでしょうに」 

長門「あのホモめ……私がいつ告白しようか悩んでいる内にたぶらかして……許さんっ!!」 

陸奥「でも告白しない貴女も悪いわよね?」 

長門「うっ……」 

陸奥「とにかく現場に行ったほうが早いわね。噂だとこの時間くらいに提督が男の部屋にいるみたいよ」 

長門「そうか!待ってろ提督!私が行くからなーっ!」 

ダダダッ、バキッ!、ダダダダダダダダダ…… 


陸奥「ドアを突き破るなんてどんだけ慌ててるのよ……」

【男の部屋】 

長門「て、い、と、くっーーーッ!!」バキッ! 

提督「うおっ!?なんだっ!?」 

男「ドアが長門さん型の穴があきましたね」 

長門「やかましい!提督を誑かしおって!表へ出ろ!ぶっ殺してやる!」 

提督「落ち着け」バキッ 

長門「ぐわーっ!」 

男「艦娘といっても女性なんだから暴力は……」 

提督「こんぐらいしないと止まんねーんだよ」 

提督「長門お前には黙秘権がない。正直に話せ」 

長門「か、カクカクシカジカ……」 

男「マルマルウマウマという訳ですか」 

提督「俺が男が付き合っているって……んな訳ないだろうが」 

長門「だ、だったらあの結婚雑誌はなんだっ!?2人で新婚旅行に行く気だろ?そうなんだろっ?」 

提督「いや、これはだな……」 

男「長門とケッコンする計画を立ててたんですよ」 

提督「……ちょっ!?」

長門「……はあ?」 

男「いやー。『長門がいつの間にか好きになったけど俺どうすればいい?』と言われましてね、だからケッコンすればいいんじゃないかと勧めたらノリノリで……」 

提督「それ以上言うな!提督命令だ!」 

男「はいはい」 

陸奥「やばいことになりそうと思ったからやってきたけど……」 

提督「どうした陸奥?いま忙しいから後にしてくれ。いや本当に、マジで」 

男「いや、おそらく陸奥さんも同じことがあったんでしょう。少し話し合いをしませんか?」 

長門「お、おう……」

男「なるほど、長門さんは提督が私に取られたと勘違いしてここに突撃して……」 

陸奥「ヘタレな提督は恋愛相談を男さんにしていたというわけね」 

提督「へ、ヘタレじゃねーし……」 

長門「か、勘違いじゃねーし……」 

陸奥「似た者夫婦じゃない」 

男「ですね」 

提督「い、いやまてよ!ヘタにケッコンして他の艦娘にジェラシー感じるかもしれなかったからケッコンに踏みこめなかっただけで……」 

長門「そ、そうだ!私もヘタに提督とくっつけば金剛にでも刺されそうだから……」 

陸奥、男「「嘘を言うなっ!!」」

陸奥「いやもうこの場だから言わせて貰うけど提督と長門が互いに好いてること新参の大井と北上以外は知ってるから」 

長門「えっ」 

男「私も新参ですが金剛さんも『初恋カップルか!私が入る隙間がないネー!』と酒場でクダを巻いていましたしね」 

提督「えっ」 

陸奥「まあ2人とも好きだとわかってと言うことで……」 

男「後は2人で、ですかね」 

提督「えっ」 
長門「えっ」 

【翌朝】 

陸奥「はい、という訳で提督と長門がケッコンカッコカリするみたいでーす」 

一堂「「「知ってた!」」」 

提督「ちょっと待て、いや待ってください」 

長門「はあっ!?別にするとはいってない……」 

男「いや、途中でヘタレると面倒なのでもう逃げられない様にしようと陸奥さんから」 

長門「陸奥うううううっ!!」 

青葉「昨夜はお楽しみでしたね!2人ともよってよって!記念撮影だよ!」 

提督「お、俺腹の具合が……」ダッ 

長門「わ、私はちょっと疲労度が……」ダッ 

男「はいはいこっちですよー」ガシッ 

陸奥「逃げたら大変よ?色々と」ガシッ 

提督「ぐっ!?」 

長門「きゃっ!?」 

青葉「はーいみなさん集まって!長門さんと提督ケッコン祝いの撮影ですよ!」 

一堂「「「わーーっ!!」」」 

提督「わかった!ケッコンする!するからちょっとこの場離れさせてくれ!」 

長門「そ、そうだ!ちょっと恥ずかしいからやめて……」 

青葉「聞こえませんね。はい、チーズ!」

【数日後】 

提督「な、なあ……長門、こ、この書類ととっとっとっと取ってくれないか?」 

長門「あ、あっ!そっそそそそ、そうだな!ほら、取ってやったそ!」 

ピトッ 

提督「うおおおっ!?」 

長門「きゃああっ!?」 

男「意識し過ぎて余計酷いことに……」 

陸奥「おかげで仕事がまともに出来ず僻地に飛ばされちゃったし……」 

男「……」 

陸奥「……」 

男「暇になりましたしあの2人をどうにかしましょうか」 

陸奥「そうね」 

〈終〉


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442155553/