注意 
 ・百合エロあり、18禁に相当します 
 ・キャラ崩壊させないようにはしていますが、筆者は素人なので、そう言うのが嫌いな人は回れ右 
 ・とある科学の超電磁砲妹達編を知っていれば楽しめます

いつも通りの口調で話す御坂妹。 
その姿からは羞恥の匂いすら感じ取れない。 
9月2日正午少し前。ここは、カエル顔をした医者の病院の近くの公園。 
10秒間程だろうか、沈黙が続いた。 
この時期になるとセミの声もしない、聞こえて来るのは公園の前を通る仲が良さそうな10歳くらいの姉妹の無邪気な笑い声。 
御坂妹と一緒にベンチに腰掛けている美琴だが、彼女は呆気に取られた様な表情で御坂妹を見つめる。 
何かの聞き間違いに違いない。 
どこの何を聞き間違えてしまったのかを瞬時に探る。 
そんな美琴を、覗き込む形で凝視する御坂妹。 
聞き間違いようがない、美琴の顔が途端に赤くなる。 

「あ、あんた、何言ってんのよ!?大体、性的行為って何よ?」 

気付いていた時には自分も妹と一緒になり「性的行為」という言葉を使って反論していた。 

「性的行為とはいえ、お姉さまの興味のあるお方と、と言う訳ではありません。」 

御坂妹の少し弱気な口調からは、諦めが見受けられる。 
そんな口調から一転し、御坂妹は、 

「ミサカはお姉さまに自慰のお手伝いをして頂きたいのです、とミサカはミサカの要望を簡潔に言います。」 

とはっきりと滑舌良く言った。 
刺激の強い「自慰」以上に、美琴にとっては気になる言葉。 
「お姉さまの興味のあるお方…」。 
ほんの一瞬、あいつとの記憶が蘇った。 

「な、な、何よ?別に私はアイツが好きとかいうことじゃなくて、ただお世話になったなあみたいな…」 

と、最初こそ威勢が良かった声は徐々にデクレッシェンドする。 
まるで、お母さんに怒られて言い訳をする小さな子供の様だ。 

「ミサカとお姉さまは基本的に同一素体です、彼との経験はミサカとお姉さまで共通している部分も多いはずです、以上、2つの理由からミサカだけが彼に興味を抱くとは考え難いはずなのですが…?、とミサカは形式的にですが疑問を投げ掛けてみます。」 

御坂妹のきゅっと引き締まった口元は彼女の自信を表している様にも見える。 
お姉さまの考えている事はお見通しだとでも言うのだろうか。 

美琴の頭の中はぐちゃぐちゃだ。 
当麻、彼は自分にとって何なのだろうか。 
ただのパワフルな友達に過ぎない。 
そうだ、そう伝えればいいんだ。 
ただ、口から言葉が出てこない。 
頭ではそう思っているのに、息は出ている。 
ただ最後の最後で、唇の筋肉がそれを許さない。 

「も、もういいわよ!で、あの、え、自慰って何よ!?」 

話題を逸らした。 
結果、「自慰」なんて言葉を公共の場所で言ってしまった。 
いや、これは私のせいではない、不可抗力だ。 
今にも恥ずかしさで電気が漏れてしまいそうな自分をそう諭す。 

「自分の性器を 自分で刺激して性欲を満たすこと。手淫。自涜。マス…」 

自慰の説明。 
それは極めて感情の込もっていないもので所謂棒読みという奴だ。 
でも、美琴は経験から知っていた。 
これは放って置いたら終わらない。 

「も、もういいから!」 

あのジト目は一体全体何を学習装置にインプットしたのだろう、と取りあえず責める先を見つける美琴。 
常に自分の口から何かを発する事によって、今にも煙を出しそうなこの気持ちを何とか制御しないと。 

「で、あ、あんたのオナニーの手伝いをして欲しいって?だ、だからそれはね皆自分一人でやるものなのよ!これでも私の妹なんだから…、こ、こんな場所で恥ずかしいじゃない!」 

所々発声が弱かったり、噛んだりはしたがきちんと言い切った。 
ただ、今になって、御坂妹の「自慰」という言葉を「オナニー」と変換した事への後悔の念が沸いて来る。 
ふと気付いたかの様に回りを見渡す美琴。 
もう一回言うが、ここは一般の人も入れる極普通の公園、今の所たまたま人は見当たらないが、誰か来ようものならかなり面倒臭い事になるかもしれない。 
いや、確実になるだろう。 
8月31日の学生寮前での当麻との一件の噂もまだ広まり続けているのだから。 

その時、御坂妹の表情が一瞬陰った。

美琴はそれを見逃さなかった。 
美琴は自分の発言を振り返り、「これでも私の妹」と言う言葉が不適切だったのではないかと考える。 
美琴は、彼女にはもう、そう言った不安を与えたくない。 
取り敢えず弁解しようとする美琴。 
その前に御坂妹の口が開く。 

「ミサカが1人で自慰行為をする事は不可能だとミサカは結論付けます。ミサカは実験動物として作られたので、性的快感を自ら得る動作が制限されています。お姉さまのDNAマップから性的快感そのものを覚えないミサカに作り替えることは難しいのでこの様な形になったのです、とミサカは少し残念な雰囲気を醸し出しながらも、懇切丁寧に解説します。」 

一見懇切丁寧とは言えない不十分な説明ではあるが、美琴にとって、それは理解と言う到達点に達するに十分過ぎる説明だった。 
実験の側近の者だったからこそ理解出来てしまう。 
一方通行に殺される為だけに作られたクローン、妹達。 
性的快感、人間が本来覚えるものではあるが、実験サイドからすれば、それは2万体の妹達の予期せぬ行動の危険性を高めてしまうだけなのだろう。 
性的快感を覚える事のない実験体を作りたい。 
しかしながら人間が本来持っているものは、当然の事ながらその素体によって生成されたクローンも持っている。 
頭を悩ませた実験サイドは、思い付いた様に「自慰行為の禁止」と言うコマンドを学習装置にインプットした。 
事実上妹達は性的快感を覚えない、そう言う事になった。 
この様にして、御坂妹は自分の意思で自慰が出来なくなっている。 
念には念を押すそのやり方、自分が闘っていた闇の大きさを知り、美琴は憂鬱になる。 

しかし、それ以上に美琴には今自分の目の前にいる御坂妹を気の毒に思った。 
美琴は、思春期真っ盛りの中学2年の女の子だ。 
自慰行為を制限されるのは辛い。 
ガールズトークですら滅多に登場しないコアなエロトークになるが、ここら辺は女子の中での暗黙の了解となっている。 
美琴は黒子の自慰を知っているし、喘ぎ声だって聞いたこともある。 
「お姉さま!」と喘いでいたのが少し気になるが、黒子は美琴が寝たものだと思っているに違いない。 
美琴がタイミング悪く、目覚めてしまっただけ。 
ここではいつもの様に雷撃を飛ばしたりして、黒子のプライドを傷付ける様なことはしない。 

そう言う美琴だって黒子が寝付いた後、少しはしたない事をする事はあるし、ひょっとしたら黒子だって、薄目を開き自分の理性との格闘をしながら、見て見ぬ振りをしてくれているのかもしれないとも思っている。 
同じ部屋なのだし、その位は割り切らないと思春期真っ盛りの女の子は生きていけないのだ。 

このように美琴はお嬢様とは言え、そう言ったものは理解しているし、上手く付き合っているつもりだ。 
性的快感を本人がどうしようもない所で封印されている、妹達が単純に可哀相だ、美琴は何度も思う。 

ただ、美琴は理解している。 
妹達でも性的快感を得られると言う事が。 
だからこそ彼女は美琴に頭を下げて来たのだ。

2万体の妹達は外部研修終了直後に例外なく一方通行に殺され消滅する予定だった。 
なので、外部が起因となる性的快感など考えるまでもなく、自慰行為を不能にするだけで彼女達が性的快感を覚える心配はなかった。 
対して1万と数人の妹達は生き残った。 
これは実験サイドからしては想定外で、妹達には今までにない程の自由な時間が与える事になった。 
おかげで、未だ自慰行為は学習装置によって制限されているものの、外部が起因となる性的快感は比較的容易に得る事が出来る様になったのだ。 

ここまで理解して御坂妹は美琴にお願いしているのだろう。 
美琴は、御坂妹が自分の事を頼ってくれた事に対して、漠然と嬉しいと言う感情を覚えた。 

「うん。分かったよ、楽しみにしててね!」 

いや、これを言ったらまずい。そんな事言ったらキャラ崩壊する。 
考えに考え抜いて、 

「わ、分かったわよ。まあ、仕方ないからちょっと位なら。あ、でも、うん、なんでもない。」 

これが美琴の全力の返事だった。 

「ありがとうございます。とミサカは期待を隠しながら、お礼を申し上げます。」 

御坂妹の顔は若干明るい。 
まるで初めての飛行機に乗る前に、これから眺める景色を想像して、ウキウキしている小さな女の子の様だ。 

「可愛い…」 

この声が御坂妹に届いたかは分からない。 
だって無意識的に美琴の口から洩れてしまったものだから。 
慌てて、 

「分かったわよ。」 

と言葉を重ねた美琴は、 

「んじゃ、行くわよ。」 

と言う。 

「これは見解の相違が起きています、とミサカは指…。」 

と慌てて美琴に何かを伝えようとする御坂妹に対し、美琴は彼女が話し終わるのを待たずに、 

「その、きょ、今からやってあげるわよ、だ、だって、アンタだって早く試してみたいんでしょ?もう、分かるんだから、お姉さんを甘く見ないの!」 

最初こそ口調は覚束なかったものの途中からは完全に頼れる姉キャラになり切れていた。 
調子に乗った美琴は軽く御坂妹の頬を右手の人差指でつついた。 
ぷにゅっと弾力のある頬だったので美琴の指は少し跳ね返された。 
御坂妹は珍しくあからさまに恥ずかしがり、聞こえるか聞こえないか微妙な位小さな声で、 

「ん…」 

と、抵抗した。 
2人の様子はまるで、本当の姉妹みたいだった。 
あの子の肌、私のよりも弾力あったかもとか、お姉さまは意外と気が早いなとか、それぞれ自分の思う所に思考を巡らせている内に、2人はセブンスホテルのロビー前に立っていた。

ここは、美琴がよく着替え場所として重宝している学園都市第13学区の極普通のホテルである。 
2人は、その一室であるシングルベッドの部屋を借りていた。 
4階の部屋で、広さは20平米位だろうか。 
部屋に入り、すぐ目に入る廊下の左手には、洗面所とシャワーと浴槽のお部屋、右手にはお手洗い、そして、廊下の突き当りにはベッドがドンと1個置いてある。 
ホテルと言う事で見栄えを良くする為か、ベッドサイドの小さな机には百合の花が飾ってある。 

「んで、どうすればいいのよ?」 

ストレートに問い掛けた美琴。 
当たり前の事を当たり前の様にする、そんな態度だった。 
御坂妹はと言うと、外側の戸手に“Do not disturb”の看板を手際良く下げている美琴を見て、すごい便利だなあ、とぼーっと考えていた。 

「取りあえず、シャワーを浴びたいのですが、とミサカは気が早いお姉さまに遠慮しながらも希望を伝えます。」 

突然の質問に対するか細い返事、その声には羞恥が混じっている。 
回りが見えていなかった。 
美琴はあたかも自分が早くやりたいみたいに思われていないかとても心配になり、顔を赤くする。 
そして、 

「べ、別にいいじゃない、シャワーなんて浴びなくても!」 

御坂美琴、それは0点や。エセ関西弁が聞こえた気がした。 

「たとえお姉さまにでも、ミサカの汗のにおいがする体はお見せしたくはありません、とミサカは困った様に言います。」 

「べ、別にいいわよ、そんなの気にならない、し…。」 

美琴は御坂妹に体の特徴とかで心配させたくない。 

「だって、ミサカは今日のつもりなんてなかったのに、お姉さまが無理矢理引っ張って来るからとミサカは…」 

「あー、もー、悪かったてば!取りあえずお風呂入っちゃいなさいよ!」 

御坂妹は納得したように少しいつもより熱を帯びている美琴の顔を見つめる。 

「じゃあ、あんた入ってていいわよ。」 

「ミサカはお姉さまと一緒にお風呂に入りたいです。」 

まるでいつもして貰っていた事をある日から突然して貰えなくなって、裏切られたと感じているような表情。 

「え、いや、そう言うのは1人で入るものでしょ!?」 

「ミサカは姉妹で仲良くお風呂に入る、そんな経験がしてみたかったのです、とミサカは自分が今まで生きて来た目的の1つをお伝えします」 

「生きて来た目的ってあんた…、もう、分かったわよ。」 

そう言われてはもう仕方がない。 
美琴は諦めて受け入れる事にした。 
一緒に洗面所に入り、ペアのセーターを脱ぎ始める2人だったが、美琴は 

「ごめん、先に入ってて!すぐに来るから。」 

と言い残しサッと部屋を出て行った。 
少し寂しそうだったが、御坂妹は淡々と服を脱ぎ、丁寧に畳んで、お風呂の戸を開けた。 

一方の美琴はお手洗いにいる。 
自信の頬を強く両手で叩くと。 

「よし、あの子の為なんだからがんばらないと!」 

用が済んだのか、彼女はお手洗いを出る。 

彼女が洗面所の扉を開けると、御坂妹の制服が綺麗に畳んであった。 
しかも青と白の縞々のパンティが一番上。 
御坂妹は中でどうしているのだろう。 
呆れたように美琴は自分の服を畳み、ゲコ太の形をした緑色の携帯を一番上に置くと、申し分程度に右手で胸と左手で陰部を隠しながら風呂の戸を開けた。 
そこには御坂妹何とも無防備にシャワーヘッドに向かって突っ立っていた。 
勿論全裸だ。 

「あ、あんたなにしてるのよ?風邪ひくじゃない!」 

美琴の目はついつい妹の胸の方に行く。 

「ミサカはお姉さまとお風呂に入りたかったのです、とミサカはミサカの胸を凝視しているお姉さまに説明します。」 

「いや、だからすぐ来るって言ったじゃない!?って言うか見えちゃっただけだから!」 

慌てて取り繕う美琴。 

「ミサカはお湯がシャワーヘッドから初めて降って来る瞬間を一緒に楽しみたかったのです、とミサカは補足説明します」 

「もう分かったわよ!」 

と乱暴にハンドルを捻った美琴だが、いつのまにか胸や陰部を隠していた手は本人が気付かない内にどいていた。 
シャワーヘッドからの強すぎも弱すぎもないお湯が2人の体を均等に少しずつ叩く。 

シャワーを浴びるのは1度には1人が限界だ。 

「とりあえず、私、先湯船に浸かってるから、あんた先に体とか洗ってていわよ。」 

「ありがとうございます、とミサカはお姉さまの言う通りにする事にしました。」 

美琴は自分の女子寮より少し深めの湯船に真っすぐ腰を下ろし、御坂妹は小さな椅子にちょこんと座る。 
御坂妹はまず髪を洗い始めた。 
うなじが綺麗だ、なんてついつい視線が泳いでしまう美琴。 
気付けば美琴はバスタブの淵に両手を組んで置き、自分の妹の華麗な姿を眺めていた。 
構わず御坂妹はごしごしとスポンジを使って自分の体を洗い始める。 
一生懸命自分の垢を擦っている姿のあまりの可愛さに、美琴は御坂妹を抱きしめちゃいたいと言う胸の奥深くからの衝動に駆られた。 
そんなこんなで、御坂妹は美琴の方を向いて話し掛けた。 

「お姉さま。」 

ずっと妹に見とれていた美琴は不意打ちを受けた様に顔を上げる。 

「ミサカはこの様な普段は人には見せない所の洗い方が分からないのです。」 

その細い指の先には彼女の無毛な陰部があった。 
美琴は全てを察した様に口を開く。 

「分かったわ、教えてあげる。」 

余計な口を叩かず美琴は湯船から出て行く。 
もう一個あった小さな椅子に腰を掛けた美琴。 
2人は今向かい合う形になっている。 

「ちょっと足開いてみてくれる?」

「ちょっと足開いてみてくれる?」 

戸惑う御坂妹の両膝を優しく手の平で掴んで、開く。 
御坂妹は無抵抗。 
やはり美琴と同様、毛が生えていない、きれいな陰部だ。 
美琴は自分のものを手鏡で見る程マニアックな性癖を持っている訳ではないので、こうして改めて目の前に置かれると、こんな感じなんだ、ってつい見とれてしまう。 

「ここは敏感だからこうするの、ちょっと我慢してね。」 

両手で石鹸を泡立てた美琴は、右手を御坂妹のお尻の穴の近くから、スッと陰核辺りまで上方向に這わせた。 

「ん!」 

「どうだった?」 

御坂妹は言葉を選びながら今自分が感じたものを一生懸命伝える。 

「むず痒さが混じったくすぐったさで、何か今までにない感覚を覚えました、とミサカは…」 

彼女が話終わる前に美琴はもう1回同じ事をする。 

「んあ!」 

「どうだった?」 

「ですから、不思議な感じですとミサカは…」 

「気持ちくなかった?」 

「ちょっと私に同じ事してみてよ」 

御坂妹は棚に置いてあった石鹸を美琴と同じ様に泡立てた。 
ごくりと唾を飲み込み、そして美琴動揺、右手で今度は美琴の股を下から上へと這わせる。 

「ふ、フゥ…」 

「お姉さまは?」 

「うん。気持ち良いわよ、この不思議な感覚が慣れて来ると気持ちいって思える様になるのよ。」 

美琴は御坂妹とは違い慣れているので、いきなり喘ぎ声を出さずに済んだ。 

「私も気持ちいって思えるようになりたいです、とミサカはお姉さまにしかお頼み出来ないお願いをします。」 

そう言うのは、1人でやるものなのと諭そうかと思ったが、そうか、仕方がない。 
御坂妹は自分の意思で自慰が出来ない体にされてしまっているから。 

「ハイ、足を開く!」 

今度は自分から足を開いた。 

「行くわよ。」 

と言い、今度は御坂妹の2つの胸を両手で掴む美琴。 
股に来ると思っていた御坂妹は少しびっくりした様子だ。 
まだ、かなり慎まし目の胸だったが、一応女の子特有の柔らかさはある。 
自分と同じ位かそれよりもちょっと小さいかも。 

「ほら、ちゃんと揉まないと、大きくならないんだから。」 

そう言って、両手を左胸に移し、入念に揉み込む。 

「てっきり、股の方にお姉さまの手が入って来ると身構えたミサカは何だったのですか…」 

と小さい声で文句を言うが、美琴は聞こえないフリをする。 
その調子で右胸も揉み終えると、今度は美琴は左乳首を左手でこねこねし始めた。 
御坂妹の表情が若干歪む。 

「お、お姉さま、少し…」 

「ここが、女の子の秘密ポイント1なの、女性ホルモンってものが出て、女の子らしい体になり易くなるの。例えば胸の大きさとかもその1つよ。」 

左を終え右乳首に移ろうとする美琴、御坂妹は閑念したように、きゅっと目を瞑り、これからやって来る、慣れない感覚を受け入れようとする。 
美琴の温かな体温の手が今度は右の乳首に振れる。 
喉の奥から変な声が出る。 
これが気持ち良いと言う事なのかも知れない。

「はい、これでおしまい。」 

美琴の乳首こねこね攻撃に、御坂妹は息を見出し時折色っぽい声を上げながらも耐え切った。 

「じゃあ、次は下の方のケアの仕方をちゃんと教えないとね。」 

えっと言う表情の御坂妹。 

「では、さっきまであれはなんだったのですか、とミサカは不信感を募らせながらお姉さまに質問します。」 

「あー、あれ?いや、初めに気持ちいって何か教えてあげた方がいいと思ってさ。」 

美琴はサバサバと答えた。 
気持ち良い、多分さっき美琴に右の乳首をこねこねされた時の感覚。 
今まではむず痒さとくすぐったさが混じっておかしくなりそうだから手を止めて欲しい、そう思っていたはずなのに、あの時確かにもっと手を動かし続けてくれればいいのに、そんな風に思ったのだ。 
そんな思考を巡らせていると美琴が、 

「はい、足開く!洗い方の講習やるよ!」 

と今度は少し強引目に御坂妹の両足を開く。 

「基本的にデリケートゾーンは皮膚が薄く粘膜も多いから、石鹸やボディーソープを泡立てたもので優しく洗うの。でも細かい部分に垢が溜りやすいから、指の腹を使って少し感じちゃうかもしれないけどしっかり洗うの。」 

「ここがクリトリスね。女の子の秘密ポイント2。」 

美琴が右手の人差指でまるでスマートフォンのスクリーンをタップするかの様な軽さで叩いた。 

「ん!」 

と言う声が響く。 

「そしてここから順に、性器部分、会陰部分へと洗っていくの。」 

順に美琴の右手の人指し指がそれぞれのパーツをなぞるって行く。 

御坂妹はさっきみたいに声こそ上げなかったが、やはり気になるのか、一生懸命下を向いて見ている。 
まるで新しい世界を教えられたかの様な表情だ。 

「じゃあ自分で、あっでも、自分じゃ、これはオナニーって事になっちゃうのよね…」 

御坂妹が返答の為に口を開く前に、美琴は石鹸をさっきの様にして泡立てながら、 

「最初がいっちばんきついぞおー」 

そんなことを言って御坂妹のクリトリスの包皮を左手の人指し指と中指で器用に開く。 
赤茶けた陰核亀頭が姿を出す。 
それを美琴は 

「これは私でも結構きついけど、いつかやらないといけない事だから、頑張ってね。」 

と言って4mmもない小さな亀頭を右手の人指し指で円を描く様にして愛撫する。 

「ん!あン!お姉さま!」 

流石に今までそう言うのを感じた事なかった女の子が、これをやられたら堪らないだろう。 
身を捩らせて抵抗する御坂妹。 
美琴は、先ほどより少しコリっと肥大した御坂妹クリトリスを見て、 

「我慢、我慢、皆、女の子は通る道よ。」 

風呂場に喘ぎ声が響き渡る。

「まあ、こんなもんでしょう」 

最後は丁寧に包皮を被せてあげる。 
ぜえぜえと吐息が聞こえる。 
御坂妹の顔は真っ赤で、美琴の顔もいつもよりかは少し赤みを帯びている。 

「頑張った方だと思うわよ、これ結構きついから。」 

「あ、ありがとうございます。」 

とまるでフルマラソンを走り切った後のインタビューの様に喋る御坂妹だが、美琴は説明を続ける。 

「もうここからは大丈夫、ここが性器。ポイントは大陰唇とびらびらの間の汚れを指の腹を使って落とす事かな。中は洗っちゃだめよ。膣の自浄作用が低下しちゃうから。」 

手慣れた手つきで美琴は自分の言った通りの事を御坂妹にする。 
粘性のある液体が糸を引く。 
まだ、お疲れモードな御坂妹だが、やはり今までに見た事がないものが気になるのか下を向く。 

「良かったじゃない!これは気持ちい時出て来るバルトリン腺液よ!」 

「気持ち良かった?」 

美琴は心配そうに聞く。 
今更だが思う。 
これが、御坂妹にとってただの苦痛になっているようでは、最悪だ。 

「はい、身震いする位気持ちよかったです、とミサカは自分に正直になります。」 

「よかった。」 

その後、会陰部分をさっと洗ってあげた美琴は、 

「これで十分よ、最初はきついと思うけど、これを毎日ね。」 

「あっ、でも、そうか、自分では出来ないんだっけ?」 

美琴は困った様子で思考を巡らせている。 
すると、御坂妹が少しいつもより悪戯気にニッと唇の端を吊り上げる、 

「自慰行為が無理でも、あくまで体を洗っているだけなので大丈夫です。」 

「…」 

途端に美琴の全身が真っ赤になる。 

「そ、それを先に言いなさいよ!」 

「でも、お姉さまは、洗浄行為が自慰行為とみなされると言った時、ミサカがそれを否定する為に口を開く前に、「最初がいっちばんきついぞおー」とか言って、私の陰核を剥いて触って来ました、とミサカはあった事そのままを伝えます。」 

「ご、ごめん!」 

美琴の返答は意外なものだった。 
彼女は頭の上で手を合わせ素直に謝っている。 
慎ましい胸が露わになっていると言うのは今更言う事ではない。 

「い、嫌だった?」 

そう上目遣いで心配そうに尋ねる美琴に、 

「とても気持ち良かったので良いです、良い人生経験になりました。」 

「ただ」 

「ただ?」 

「ミサカ1人だけで気持ち良くなるのは恥ずかしいです。お姉さまのも、ミサカが触っても良いですか、とミサカは尋ねます。」

しばらく沈黙が続く。 
シャワーヘッドのお湯が地面を打つ音が今更になって気になる。 

「いいわよ。私のせいって部分もあるし、私も自分以外の人が触られた事は…」 

きょとんとする御坂妹 

「あー、もういいわよ、好きにやりなさい!でも私は、もう慣れているからアンタみたいに変な声なんか出したりはしないから。」 

と同時に御坂妹は座っている椅子から立ち上がり、美琴の胸を鷲掴みにした。 

「ちょっ、ちょっといきなり!」 

「お姉さまが前、胸のサイズをお気にされていたのをお見かけしたので、とミサカはミサカの行動理由を簡潔に説明します。」 

存分に手の平全域を使って自分より少しだけある胸を揉み込んで、満足したのか、今まで美琴の前に仁王立ちしていた御坂妹は、彼女の前に跪き、 

「それでは女の子の秘密ポイント1から行きます、とミサカは先程お姉さまに教えられた知識を胸を張って使います。」 

と言い美琴の両乳首を両手でコリコリとしごき始めた。 

最初の一瞬は目をぱっちり開いてやられたような表情をしたが、ここは先輩としての威厳を見せ付けないと、と平常を装う。 
本当にお姉さまは声を出さないのだと感心した御坂妹は、 

「次は女の子の秘密ポイント2行きます、とミサカは今度こそお姉さまの変な声を聞こうと意気込みも伝えます。」 

するといきなり普段は美琴でさえも剥くことを躊躇していたクリトリスの皮を左手で剥き上げ、右手で陰核亀頭を親指と一指し指で摘みこねくり回し始めた。 

「ん…」 

一瞬だが、声が出てしまった。 
御坂妹は占めたと言わんばかりの表情をして美琴を見るが、美琴は何でもないし、と強気の表情で先輩の意地を見せる。

御坂妹の手はヘアローションのボトルに伸びる。 
美琴はいまいち良く見えていなかったが、御坂妹のその手が彼女の陰核亀頭を触れた瞬間、 

「あん!」 

と声を上げた。 
御坂妹が続けてその良く滑る指で器用にマッサージをした所、 

「あ、あん!ぎゃー、くちゅぐったい、ん、きもちっ、ぬ、ヌルヌルしてて!、ひ、ひやめて…!」 

と大きな声をあげ続けた。 
美琴のじたばたさせた足が床を打ち、部屋全体が揺れる。 

あまりのお姉さまの変貌した様子に御坂妹は指を止めて聞く。 

「お姉さまの性器からバルトリン腺液が出ていますが、気持ち良くないのですか、とミサカはお姉さまの様子に驚きながらも質問します。」 

「あ、あんた、ローションは反則よ。」 

ぜえぜえと息を吐きながら言う美琴。 

「あー、正直あと少しで逝きそうだったわ。」 

「逝くとは何ですか?」

「あー、気持ち良さが頂点に達した時の事よ。」 

美琴は吐き捨てる様に答える。 

「お姉さまは気持ち良かったのですか?」 

「だ、だから逝きそうになったって言ってるんじゃない!」 

今更になって恥ずかしくなったのか、顔を真っ赤にさせて口をひょうたん型に開いて叫ぶ。 
典型的な恥ずかしがる乙女の顔と体の動きだ。 

「でしたら、私は逝きたいです。」 

予想外の返しに美琴は、少しびっくりした様な表情で御坂妹を見たが、 

「もー、私もアンタのせいで変な気持ちになっちゃったから一緒に逝っちゃおっか?」 

「はい、とミサカは再びあの不思議な気持ち良さを楽しみにしながらお返事します。」 


9月2日、空の色が赤くなって来ている。 
シングルベッドの上。 
お互いお風呂場で綺麗にした体を横たわらせている2人。 
平行に、でもそれぞれの頭の向きは逆だ。 
バスローブの中に互いの手を伸ばす。 

ベッドサイドに飾られている2本の百合が揺れる。 


―おわりー

以上で完結です。 

童貞作と言う事もあり、至らぬ所も多数ございましたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。


転載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440432867/