※桜才学園舞台だけど実質氏家キャラ総出 

※前置きがぐだぐだと長いのであしからず 

prrrrrrrrrrrrr…… 

タカトシ(誰だろ、こんな遅くに……) 

タカトシ「はい、もしもし」 

アリア『あ、津田君?』 

タカトシ「先輩? どうしたんです」 

アリア『ああうん、ちょっとね。自家発電中とかじゃなかった?』 

タカトシ「夜中にいきなり電話かけて来てそれかよ」 

アリア『ふふ、ごめんねー。で、本題なんだけど……明日丸一日空いてるかしら?』 

タカトシ「明日? 特に何もないですけど」 

アリア『そう、良かった。じゃあ明日の八時半ごろに学校の校門前に来てくれるかな?』 

タカトシ「? 何か生徒会の仕事ってありましたっけ?」 

アリア『ううん、違うの。私から津田君へのちょっとしたサプライズかな』 

タカトシ「サプライズ、ですか。まあ分かりました」 

アリア『じゃあ宜しくね』プチッ ツーツー…… 

タカトシ「……サプライズか。何なんだろ」

AM 8:20 通学路 



タカトシ(うわ、寝過ごしたからギリギリだよ) 

タカトシ(にしてもお姉ちゃんはともかくコトミの奴までいなかったな。何でだろ) 

タカトシ(まっ、いいか) 



AM 8:25 校門前 



タカトシ(ふう、何とか間に合ったな……ん?) 

シンジ「……」ポツーン 

タカトシ(先客が居る。しかもうちの生徒じゃない……) 

シンジ(……桜才(ここ)の生徒か。朝からご苦労なこった) 

タカトシ「……」 

シンジ「……」 

タカトシ「……」 

シンジ「……」 

タカトシ「……」 

シンタカ(……気まずいな……) 

シンジ(何で朝っぱらからこんな所に居るんだよ!) 

タカトシ(何でうちの校門の前に居るんだろう……もしかして向こうも待ち合わせかな) 

シンタカ「「……あの」」 

    「「!」」 

タカトシ「あー……そちらからどうぞ?」 

シンジ「あ……どうも。ええっと……待ち合わせか何かですか?」 

タカトシ「えっ? はい、そうですけど」 

シンジ「……あ、どうぞ」 

タカトシ「ああ、はい。あの、そちらも待ち合わせですか?」 

シンジ「ええ、そうです」 

タカトシ「どうしてここで? ケチを付ける訳じゃないですけど、この近くでももっといい場所はあると思うんですが……」 

シンジ「ああ、それ俺も実際の所よく分からないんですよね。ただ知り合いのに八時半にここに来てくれって言われただけで……」 

タカトシ「八時半、ですか……奇遇ですね、俺もです」 

シンジ「そうですか……はは、確かに奇遇ですね」 

タカトシ「あ、今何時かわかります?」 

シンジ「今は八時三十一分ですね」 

タカトシ「もう時間は過ぎてるな……うーん……」 



マサヒコ「ん、場所はここで合ってるな」テクテク 



シンタカ「「!!(また来た……)」」 

マサヒコ「(ん、人がいる。一人は桜才の生徒かな)あ、おはようございます」 

タカトシ「お、おはようございます」 

マサヒコ「すいません、桜才学園の正門ってここで合ってますか?」 

タカトシ「! ええ、ここですけど」 

マサヒコ「よかった~。時間に遅れたから怒られるかと思ったけど、何だ、向こうもまだ来てないじゃん」 

シンジ「君も待ち合わせか?」 

マサヒコ「はい、そうですけど」 

タカトシ「偶然……ですかね」 

シンジ「さあ、な。ただ時間を過ぎても俺等の連れが来ない辺り、何かの意図は感じるかな」 

タカトシ「確かに」 

マサヒコ「? お二人とも何の話を……?」 



カオル「やばいやばい、完全に遅刻だ!」 



シンタカマサ「「「!!!」」」 

カオル「っべー、山田居ないじゃん。遅れたの怒って帰っちゃったのかな……。あ、すいません。ここにさっきまで女の子居ませんでした? 金髪でジトッとした目の娘なんですけど」 

シンジ「いや、来てないよ」 

カオル「? おっかしーなー、確かに来いって言われたのに……」 

タカトシ「……どういう事でしょうかね?」 

シンジ「分からん。でも誰かが何かの目的で俺らをここに呼び出したって事は十分考えられるな」 

カオル「あの二人は何の話してんの?」 

マサヒコ「さあ?」 

タカトシ「ええっと……二人とも八時半にここに来るように言われてたりする?」 

マサカオル「「! な、何で分かったんですか」」 

シンジ「俺達もその時間にここに呼ばれたからな。俺は十五分ほど前に最初に来たけど、誰も来てなかったよ」 

マサヒコ「え、マジですか?」 

カオル「どういう事でしょーかね……?」 




???「それは私から説明します」 




四人「「「「!?」」」」 

シンジ「い、いきなり誰だよ!」 

タカトシ(ん? うちの制服着てるけど、こんな娘居たっけな。でもどっかで会った事があるような……) 

カオル「……あぁーっ!」 

シンジ「! な、なんだよいきなり」 

カオル「貴方、トリプルブッキングの如月カルナさんでしょ!」 

シンタカマサ「「「!」」」 

カルナ「あら、私の事御存知だったんですか?」 

カオル「ええ、そりゃもう。あ、手帳でいいんでサインください」 

カルナ「ふふ、いいですよ……はい、どうぞ」ニッコリ 

カオル「やったー!」 

シンジ「……んで、今をときめくトップアイドルの貴女がこんな所で何をしてんだい」 

カルナ「あら、心外ですね。私は仕事でここに来ているんですよ」 

タカトシ「仕事? 一体何の」 

カルナ「単的に言えば説明役と案内役ですね」 

マサヒコ「何のです? 俺達がここに集められたことと何か関係あるんですか?」 

カルナ「大ありですよ。これから皆さんが参加していただくゲーム、のです」 

四人「「「「ゲーム?」」」」 

カルナ「ええ。ゲームです」

カオル「具体的にはどんな? ライアーゲームとかじゃ無いですよね」 

カルナ「そんな殺伐とした物じゃありませんよ。ルールは簡単。第一に、皆さんにはこれから二十四時間を桜才学園の生徒として過ごしていただきます」 

シンジ「に、二十四時間!? 丸一日って事か!?」 

カルナ「正確には開始時刻となる二十五分後の午前九時から明日の同時刻までです。もちろん皆さんの保護者様の了承は取っていますし、食事や寝所も『一応』こちらで用意しております」 

カオル「はあ」 

タカトシ(いや待て何故『一応』を強調したんんだ) 

カルナ「第二に、学園内に居る間は決して笑ってはいけません」 

マサヒコ「笑ってはいけない?」 

カルナ「はい。そして第三に、もしも笑ってしまった場合、お尻に些かキツーいお仕置きを受けてもらう事になります」 

カオル「えーっと、具体的には?」 

カルナ「それはその時のお楽しみという事で。では皆さん、参加の意思があるのならこの誓約書にサインを……」 

シンジ「いやいやいやいやちょっと待て」 

カルナ「どうかなさいました?」 

マサヒコ「いや、幾ら何でも急過ぎるでしょう」 

カオル「暇だと言ってもねー。景品とかある訳でもないでしょう」 

カルナ「有りますよ」 



四人「「「「え?」」」」

カルナ「誓約書の中にも記載してありますが、ゲーム中一番おしおきを受けた回数が少なかった方にはそれなりの賞品が贈呈されます。後、参加していただくだけでそれとは別に相応のギャラが支払われます」 

カオル「えっマジ? 具体的に幾ら位?」 

カルナ「それも誓約書の中に書かれているかと」 

マサヒコ「どれどれ……」 


四人「「「「……」」」」 


シンジ「……やるか!」 

カオル「やりましょう!」 

シンジ(この金でパソコンを買えばもう紙媒体に頼らずに済む!) 

カオル(ネトゲ利用料の足しになる!) 

マサヒコ「あのお二人は現金ですね(我関せずの顔)」 

タカトシ「そうだね(遠い目)。……あっ」 

マサヒコ「どうかしましたか?」 

タカトシ「いや、なんでもないよ」 

タカトシ(誓約書の雇用主の所見たけど、やっぱり七条グループが主催者か。何が目的かは分からないけど、いかにも先輩らしい派手さと強引さだなぁ) 

タカトシ(まあ先輩が仕掛け人ならそこまで危険な物じゃなさそうだけど……でもやっぱり一筋縄ではいかないんだろうな、色んな意味で) 

「突っ込んではいけない」のがよかった

AM 8:45 



カルナ「さて、全員署名していただけましたね。では、津田さんはこれを」 

タカトシ「これは……ピンマイク、ですか」 

カルナ「はい。次に津田さん以外の方はこちらへ来ていただけますか。皆さんにはこれから服を着替えていただきます」 

マサヒコ「は、はあ」 

カルナ「では皆さんこちらに」 



10分後 



カルナ「お待たせしました」 

タカトシ「お帰りなさい。早かったですね」 

カルナ「まあここの制服って普通のブレザーですし」 

タカトシ「ここの制服……?」 

シンジ「おーい」 

タカトシ「あ、皆さん……ああ成程、そういう事ですか」 

カオル「どうやらそう言う事みたいだなー」 

シンジ「これが桜才の制服か。うちのと違ってカッコいいよなー」 

タカトシ「はは……あれ、あの子は?」 

シンジ「ああ、あいつは……」 

マサヒコ「……お待たせしました」 

タカトシ「ああ、おかえ……」 


マサヒコ「」ブカッ 


タカトシ「ぶかぶかだね……w」 

カルナ「すいません、貴方に合うサイズの制服がどうしても無くて……」シレッ 

タカトシ(絶対嘘だ……うちには萩村サイズの制服すらあるのにw) 

マサヒコ(……どうせ俺はチビだよ)

AM 8:57 



カルナ「……開始まで残り3分になりましたね。では、私はこれで失礼します」 

カオル「え、帰っちゃうんですか?」 

シンジ「案内役って言ってたじゃん」 
                      ・・ 
カルナ「いえ、単に次の娘と交代するだけです。私達は三人一組で一人前なので」 

シホ「おーい、カルナ―!」タッタッタ 

カルナ「来ましたね……遅いわよシホ」 

カオル(おお、次は飯田シホちゃんが!) 

タカトシ(てかやっぱりうちの制服着てんのな) 

シホ「ゴメンゴメン、出されたまかないのお弁当がおいしくってさー」 

カルナ「もう食べちゃったの? まあいいわ、それじゃ皆さんに挨拶して」 

シホ「はーい! これから皆さんの案内を担当する飯田シホです。よろしくお願いしまひゅにぇ!」 

カルナ「……」 

シホ「……」 

タカトシ(噛んだ) 

シンジ(噛んだな)

カルナ「え、ええっと、そういう訳ですから。これからの事はこの娘の指示に従ってください」グリグリ 

シホ「痛い痛い痛い!」 

タカトシ「は、はあ」 

カルナ「では、失礼します」スタスタスタ…… 

タカトシ「……あー、飯田さん?」 

シホ「やだなぁーもう堅苦しい、シホでいいですよ!」ケラケラ 

タカトシ「ええっと、シホちゃん? 俺達はこれから具体的に何をすればいいんだい?」 

シホ「大体はカルナから聞いた通りでいいかと。皆さんにはこれから丸一日学園生活を送ってもらいます」 

タカトシ「いやまあそれは分かるけど。俺が聞きたいのはもっと詳しく……」 

シホ「すいません、それは始まってからのお楽しみという事で」 

シンジ「なんじゃそりゃ」 

カオル「まあそう言うもんならそう割り切るしかないでしょ。それより後三十秒で九時ですけど」 

シホ「げっ、ホントだ! じゃあ皆さん、校門の前に横一列に並んで下さい。私が秒読みカウントしますから、九時丁度に踏み越えて下さいね。それがゲームスタートの合図です!」 

シンジ「あいよ」 

マサヒコ「分かりました」 

カオル「~♪」 

タカトシ「……やれやれ」 

シホ「カウントしまーす! 10……9……8……7……」 

シンジ(待てよ、パソコンじゃなくてタブレットの方が良いかも) 

カオル(あー、そう言や今日行けないってパーティメンバーに言うの忘れてた) 

マサヒコ(ま、最近ゆっくりしてなかったし、バイト代の出るお遊びと思えば……) 

タカトシ(さて、鬼が出るか蛇が出るか) 

シホ「3……2……1……スタート!!」

AM 9:00 



タカトシ「始まりましたね」 

シンジ「ああ」 

カオル「これから何が起こるのかねー」 

マサヒコ「……て言うか」 



カメラマン「」ジーッ…… 



マサヒコ「さっきは気にならなかったけど、思えばずっと撮られてたような……」 

シンジ「なあ、俺達なんか撮ってどうするんだい?」 

シホ「へへ、秘密でーす♪」 

タカトシ(なーんか嫌な予感) 

カオル「あ、そう言えば」 

タカトシ「ん、まだ何か?」 

カオル「俺たち、まだ自己紹介もしてませんでしたね」 

シンジ「ああ確かに。色々急だったしな」 

マサヒコ「じゃ今のうちに」 



マサヒコ「英陵高校一年、小久保マサヒコです」 



カオル「俺は陽如学園二年、田隅カオル」 



シンジ「小笠原高校三年、城島シンジだ。よろしく」 



タカトシ「桜才学園二年、津田タカトシです。お見知り置きを」 


シンジ「へえ、田隅陽如なんだ。こっから大分遠いんじゃないか?」 

カオル「んー、まあ。でも早起きすれば来れない事も無いですよ」 

タカトシ「マサヒコ君英陵かあ。正直校門前の坂キツくない?」 

マサヒコ「あー実際キツイっすね。まあでも朝の運動だと思えば何とか。それに偏差値や距離の面で一番自分には合ってたですし」 

シホ「はいはーい、親睦を深めるのも良いですけど、そろそろ校舎に入りましょーねー!」 

マサヒコ「うぃーっす。……あ」 

シンジ「今度は何だ?」 

マサヒコ「さっき笑ったらお仕置きって言ってましたけど、実際どんなお仕置きなんでしょうね?」 

カオル「さーねぇ。誰か試しに笑ってみる?」 

タカトシ「でも何が来るか分からないしね……。笑う人をジャンケンで決めるとか?」 

シンジ「そうするか」 

マサヒコ「ですね」 

カオル「分かった。じゃあ、ジャンケン……「「「ぽん!」」」」 

マサヒコ「あー、俺の負けか」 

タカトシ「はは、じゃあお願……」 


デデーン 『津田、あうとー』 


タカトシ「!?」

タカトシ「こ、この声は……畑さん!?」 

『どうも、呼ばれて飛び出てランコちゃんです』 

タカトシ「いや呼んでねえよ」 

シンジ「知り合いか?」 

タカトシ「ええ、まあ……。何やってんですかアンタは」 

『あなた方と同じですよー? 言うなれば日雇いバイトです』 

タカトシ「……じゃあ聞きたいんですけど、このゲーム一体何なんですか」 

『誓約書を見たのなら大体察しは付いてるのでしょお? まあ詳しい事はゲームが終わってから聞いて下さい。それにそろそろそっちに着きますんで』 

タカトシ「着くって一体何が……」 

タッタッタッタッ 

シンマサカオル「「「?」」」 


出島さん(ボンテージ姿)「」タッタッタッタッ 


タカトシ「で、出島さん!? 何ですかその格好……」 

出島さん「この……」 

タカトシ「へ?」 

出島さん「豚野郎があぁっ!!!!」バシィッン!! 

タカトシ「あだあ゛ぁ゛っ!」 

シンマサカオル「」ポカーン

タカトシ「いてて……」 

マサヒコ「だ、大丈夫ですか?」 

シンジ「なるほど、そう言う事か」 

カオル「これは厳しいっすねー。てか空笑いも駄目なんですか」 

タカトシ「……ああくそ、通りで嫌な予感がすると思ったんだ!」 

マサヒコ「ところで、俺が笑う件は?」 

シンジ「無しでいいんじゃないか。津田が身を張って実演してくれたし」 

タカトシ「(不条理だ……)ああ、もう笑わない。絶対笑わないぞ!」 

マサヒコ「津田さんそれフラグですよ……」 

シホ「ささ、早く入りましょー!」 


AM 9:20 校舎内 



シホ「教室まで案内しますから付いて来てくださーい」 

シンジ「へえ、結構綺麗じゃん」 

タカトシ「割と頻繁に改築とかしてますからね」 

マサヒコ「うちは公立ですからそう言うの滅多にないんでうらやましいですよ……ん?」 

カオル「え?」 


「遅刻した理由を言ってみろ!」 

コトミ「寝坊しましたー!」 

トッキー「……道に迷ってました」 

カズヤ「母親が急に倒れまして……」 


シンジ「何だあれ……」 

タカトシ(朝から居ないと思ったら何やってんだあいつ) 

マサヒコ「てかあの強面で道に迷うって何ですかw」 


デデーン 『小久保、あうとー』 

マサヒコ「いやいやいやいや、俺笑ってなかったでしょ!?」 

シンジ「いや完全に笑ってた」 

タッタッタッタッ 

カオル「お、来た」 


マサヒコ母(ボンテージ姿)「」タッタッタッタッ 


タカトシ(あれ、出島さんじゃない) 

マサヒコ「か、母さん!? 嘘だろおい!」 

マサヒコ母「こぉんの……」 

マサヒコ「いやちょ、ま、」 

マサヒコ母「バカ息子ぉっ!」ビシィッ! 

マサヒコ「いでえぇっ!」 

マサヒコ「ってぇ……」 

タカトシ「叩く人は誰が笑ったかによって変わるのか……」 

シンジ「いやもっと突っ込むとこあんだろ」 

マサヒコ「いや追求はやめてくださいホントマジで」 

カオル「まあまあ、若々しくて綺麗なお母さんじゃん。それよりあっちも続きやってるぜ」 

マサヒコ「つか後ろ姿だから気付かなかったけどあの先生よく見たら……」 



リョーコ「よし、お前ら二人は行っていい。お前!」 

カズヤ「は、はい」 

リョーコ「もう一度遅刻した理由を言ってみろ!」 

カズヤ「ですから、母親が急に倒れまして」 

パァン! 

カズヤ「あぁん♪」 

リョーコ「な ん で 遅 刻 し た ん だ ?」 

カズヤ「ですから、母が急に倒れたんで」 

パァン! 

カズヤ「ああぁん♪」 



マサヒコ「何であの人ちょっと喜んでんですかね」 

シンジ「さあ何でだろうな(他人の振り)」 



リョーコ「アンタちょっとこっち来なさい!」 

カズヤ「いや、ちょ、ああああああああああ……(はぁと)」 



カオル「……フッw」 



デデーン 『田隅、あうとー』


カオル「えー、今のもアウトか」 

シンジ「いやアウトだろ」 

マサヒコ「声聞こえてましたもんね」 

タッタッタッタッ 

タカトシ(次はどんな人が来るんだろう……) 


カオル叔父(ボンテージ姿)「」タッタッタッタッ 


シンタカマサ「「「ブ――――――――――――――ッ!」」」 

カオル「いやいやいやいや流石にこれは勘弁してくれよ!」 

カオル叔父「この……」 

カオル「いや、ちょ、おじさん?」 

カオル叔父「馬鹿モンがぁ―――――ッ!」パァン! 

カオル「ンアッ――――――――――――――――――――――!!」 




カオル「」 

タカトシ「だ、大丈夫?」 

シンジ「肉体的なもんより精神的なダメージの方がデカそうだな」 

カオル「俺もきれいな女の人が良かった……」グスッ 

マサヒコ「母親が年甲斐もなくあの恰好で来た俺よりマシだと思いますけど」 

タカトシ「……ところでマサヒコ君」 

マサヒコ「何すか?」 

タカトシ「さっき道に迷ったって言ってた娘居たじゃん?」 

マサヒコ「ああ、居ましたね」 

タカトシ「あれ多分マジだからw」 

マサヒコ「マジすかw」 

『津田、小久保、あうとー』 


マサヒコ「思い出し笑いしたからって人を巻き込まないでください!」 

タカトシ「いやいや、ゴメンゴメン」 

カオル「てかあの娘知り合いなの?」 

タカトシ「まあ。妹とその友達です」 

マサヒコ「あと先生役も俺の知り合いでしたね(そういや中村先生仕事どうしたんだろ?)」 

シンジ(俺は言わなくていいかな……) 

カオル「……という事は、仕掛け人の大半が俺らの関係者って事ですね。……これからもそうなんでしょうか」 

シンジ「……分からんが、その可能性はあるな(後誰が俺を叩きに来るのかも少し気になる……)」ドキドキ ←ドM 

タカトシ(はあ、先が思いやられるな……) 

シホ「はーい、それじゃあ教室に向かいましょー!」 



AM 9:30 教室 



シホ「着きましたー。ここがあなた方の教室でーす」 

カオル「うぃーっす」 

シンジ「ん、分かっ……プッw」 

 《3年P組》(ピンク色) 



デデーン 『城島、あうとー』 

タカトシ「これは耐えれたでしょ……」 

シンジ「いや何かいざ笑っちゃいけないって言われるとしょうもない事でもツボるんだよw」 

カオル「あー分かります」 

タタタタタタタ 

マサヒコ「あ、来ましたよ。つか随分駆け足だなオイ」 


マリア(軍服)「」タタタタタタタタ 


シンジ「ま、マリア先生!? どうしてここn」 

マリア「この汚らわしいスカム野郎ガ――――!」バシィッン!! 

シンジ「溜め無しかよアベシッ!」 

マサカオ「「……ブハッw」」 

『田隅、小久保、あうとー』 



マサカオ「「いてて……」」 

シンジ「っそ、あのレズ教師本気で叩きやがったな……」 

タカトシ「何なんですあの人」 

シンジ「最近までうちの高校に居たALTだよ。こないだフロリダに帰ったはずなんだが……。まさか俺を叩く為だけに戻って来たのか?」 

『違いますよー?』 

タカトシ「あ、畑さん」 

シンジ「……どういう事です?」 

『いやまあ貴方のために呼んだのは事実ですが、それだけと言うのは間違いという事です』 

タカトシ「と言うと?」 

『実は彼女には交通費含むギャラと共に、これが終わった後出島さんとの濃厚な』 

タカトシ「やっぱどうでも良いんでその先は結構です」

シホ「はい、じゃあそろそろ一限目の先生がやって来るんでそのまま待っててくださーい。ではまた後程」 

ガラッ 

カオル「あ、行っちゃった」 

タカトシ「また後程って事は戻ってくるのかな?」 

マサヒコ「授業が終わったらじゃないですか? それより、科目は何か分かります?」 

シンジ「あそこの時間割を見るに……一限は国語だな」 

カコンカコンカコンカコン 

タカトシ「ん、何だこの音?」 

マサヒコ「足音、ですかね……?」 

シンジ「にしては変な音だな」 


ガラッ 


スズ(スティルツ装備)「はーい、じゃあみんな席ついてー。授業始めるわよー」カコンカコンカコン 


『全員、あうとー』 

カオル「あはははははははw痛でっ!」 

マサヒコ「足だけww足だけめっちゃ長いwwwwあだっ!」 

シンジ「あしながおじさんならぬあしなが幼女wwうげっ!」 

タカトシ「あはははは、萩村それは反則だよwwあがっ!」 

スズ「……」ムスーッ 


5分後 


スズ「……落ち着いたかしら?」 

タカトシ「うん、まあ」ゲホッゲホッ 

タカトシ「てか、お前まで何やってんのさ。いろんな意味で」 

ヒュン ビシッ 

タカトシ「痛っ!」 

カオル(おー、見事なチョーク捌き) 

スズ「教師に向かってその口のきき方は何かしらねー? 少なくともこの授業中は私の事を『萩村先生』と呼びなさい」 

タカトシ「は、はあ(さっき大笑いしたこと怒ってんのかな……?)」 

シンジ「おいおいおい、幾ら飛び級だからって年長者に」 

スズ「」イラッ 

ヒュン ビシッ 

シンジ「あでっ!」 

スズ「私はこう見えても十七歳だ!」 

シンマサカオル「「「ええっ!?」」」 

スズ「しかもIQ180の帰国子女! 英語ペラペラ! 十桁の暗算まで朝飯前!」 

スズ「その才能を買われ、現在は生徒会の会計を務める!」 

スズ「どう!? これでもあたしを子ども扱いする!?」 

タカトシ「でもお化けは怖かったりする」 

スズ「うるさーい!」 

マサヒコ「なにこれ夫婦漫才?」 

遅れてすまぬ 



スズ「コホン。気を取り直して、授業を始めます」 

四人「「「「はーい」」」」 

スズ「机の中に教科書が入ってるはずだから、各々取り出すように」 

カオル「えーっと……」ゴソゴソ 

マサヒコ「お、これか」 

シンジ「見たとこ普通の教科書だな」 

タカトシ「ですね」 

スズ「六十九ページを開きなさい。今日は近代歌人とその作品について学ぶわよ」 

マサヒコ「ん……」パラパラ 

スズ「じゃあ順番に読み上げていくわよー。小久保さん、一行目から」 

マサヒコ「はい。『遠山に 日の当たりたる 枯野かな  高浜虚子』」 

スズ「はいその通り。二行目、田隅さん」 

カオル「はーい。『髪さげし むかしの君よ 十とせへて 相見るゑにし 淺しと思ふな  与謝野鉄幹』」 

スズ「はいよく出来ました。次、津田」 

タカトシ「(俺だけ雑だな……)はい。『赤い椿 白い椿と 落ちにけり  河東碧梧桐』」 

スズ「ふん、まあまあね」 

タカトシ「いやそこは褒めてくれよ」 

スズ「煩いわねえ。次、ページ開けて城島さん」 

シンジ「はい」ペラリ 

   「!? こ、これ読むんですか……?」 

スズ「さっさと読む。でないとギャラ減らすわよ」 

シンマサカオル「「「……?」」」ペラリ 

       「「「!」」」プルプル 

シンジ「マ、マジすか……。お、『お兄ちゃん 自家発電は 程々に 腕痛めるのは さすがにやり過ぎ  城島カナミ』」 

『津田、小久保、田隅、あうとー』 

タカトシ「シンジさん……」 

シンジ「いやいや違うぞ!」 

マサヒコ「何がですか」 

シンジ「だ、だから……! この『城島カナミ』が俺の妹とは限らんだろうが!」 

カオル「いやこの流れでその言い訳は苦しすぎでしょw」 

『田隅、あうとー』 

カオル「いでっ!」 

マサヒコ「ほら、田隅さんツボっちゃったじゃないですか」 

シンジ「仮に認めたとしてどうすりゃいいんだよ!」 

タカトシ「いやまあ別にどうもしませんけど」 

マサヒコ「ただまあ、はい」 

シンジ(悪夢だ……) 


その後、つつがなく一限は終了 


シンジ「」ズーン 



タカトシ「えーっと、マサヒコ君二限目は?」 

マサヒコ「次は……英語ですね」 

タカトシ(英語か……何だか嫌な予感) 



AM 10:30 



キーンコーンカーンコーン 


ガラッ 


ナルコ「おーお前ら席につけー。授業始めんぞー」 

タカトシ「やっぱあんたか……」 

ナルコ「何だその顔はー? 私に会えて嬉しかろう?」 

タカトシ「そう見えますか?」 

ナルコ「相変わらずつれないわねー。まあ、でも……」チラッ 

シンマサカオル「「「?」」」 

ナルコ「美味しそうな子達じゃない♪」ジュルリ 

シンマサカオル「「「!」」ゾワワワッ 

タカトシ「勘弁してくれよ……」 

シンジ(デジャヴ……)ブルッ

ナルコ「さて、今日はビデオを見るわよ」 

カオル「映像学習ですか」 

ナルコ「そゆこと。ポチッと」ウィーン 

マサヒコ(モニターが降りてきた。やっぱ金のある私学は充実してるなあ……) 

タカトシ「……で、何のビデオを見るんで?」 

ナルコ「すぐ分かるわよ」ピッ 


Chapter1 


《いったれ! カエデちゃん》 


タカトシ「何じゃこりゃ」 



カエデ『……』アタマポリポリ 

畑『五十嵐さーん。もうカメラ回ってますよー?』 

カエデ『えっ!? は、早く言ってくださいよ!』ガタッ 

畑『いやいやすいません。どうもマイクの調子が悪かったようで』 

カエデ『もう……ええっと、確か私はこれを』 

畑『はい。そこにある文章を和訳してください』 

カエデ『えー、どれどれ……』 

カエデ『! な、なんなんですかこれは!?』カアッ 

畑『それは今から九十年程前に書かれたD・H・ローレンスの傑作、《チャタレイ夫人の恋人》の原語版です。お気に召しませんでしたか?』 

カエデ『そ、それは分かります! 問題は……何で……その』ゴニョゴニョ 

畑『「何で《山場》を抜粋してるのか」ですかぁ?』 

カエデ『そ、そうよ!』 

畑『そんなのわざわざ説明する必要もないっしょ。早くしてください、津田さんも待ってるでしょうし』 

カエデ『つ、津田さんが見てる!? 嘘でしょう!?』 

畑『嘘じゃないですよー。さあは・や・く。は・や・く』 

カエデ『うう~…… ああもう分かりました!か……「彼女はもはや、自分で体を動かして自分の結末を迎えることはできなかった。これは今までと大きく違っていた」 

「彼が彼女の中から滑り出て、離れてしまうという恐ろしい瞬間が来るのを感じて、待ちながら呻いていることが出来るだけであった」 

「そのあいだ中彼女のし、し、子きゅ……」ああやっぱりこんなの無理よぉー!』ダッ 


プツッ 


デデーン 『城島、田隅、あうとー』

カオル「ニヤニヤするのもダメなのかよ……うげっ!」 

マサヒコ「二人ともすっげーキモい顔してましたよ」 

シンジ「いやああいう娘俺の周りに居ないから反応が新鮮でさー。つい頬が緩んじゃって……あだっ!」 

タカトシ「身内の俺としては申し訳なさで一杯ですよ……」 

ナルコ「はいはーい、次行くわよー」ピッ 


Chapter2 


《いったれ! コンスたん》 


カオル(山田か? とうとう俺の知り合いってわけね) 



コンスたん『』テクテク…… 

コンスたん『』サッ 

マサヒコ(シャンプーハット?) 

コンスたん『』チャッ 

タカトシ(かぶった) 



コンスたん『……逆プリン』 



デデーン 『津田、小久保、田隅、あうとー』 

マサヒコ「くそこんなのでwあふっ!」 

カオル「でも確かに逆プリンwwいでっ!」 

タカトシ「て言うかもう英語かんけー無いwwうがっ!」 

ナルコ「さ、次次」ピッ 



Chapter3 


《いったれアキちゃん!》 


シンジ(あー、アキちゃんご愁傷様) 


アキ(ビキニ)『……』ポツーン 

シンジ(……?) 

カオル(……おお!) 

マサヒコ(若田部よりデカい) 

タカトシ(七条先輩程じゃないけどこれは中々……) 

アキ『あ、もうカメラ回ってんの? えーっと何すればいいんだっけ?』 

アキ『何々……「そこに縄跳びがあるから飛んで」? ああこれね。分かった』 

アキ『1,2,3,4……』ピョンピョピョン 


ブルンブルンブルン 


カオル(おおおお!)ガンミ 

マサヒコ(これ確か撮られてるんだっけ? ならあんまり凝視する訳にも……) 

タカトシ(静まれ静まれ静まれ) 

シンジ(こいつら……まあ俺も人の事言えた義理じゃないけど……) 


カナミ『』テクテク 

マナカ『』テクテク 


四人「「「「?」」」」 


カナミ『お兄ちゃん! さっきからずっとアキちゃんのおっぱいばっかり見てるでしょ!』 

シンジ「!?」 

マナカ『そんなお兄さんにはおしおきを受けてもらいます!』 

カナミ&マナカ『『タイキーック!』』 


プチッ 


デデーン 『城島、タイキーック』 


シンジ「」

シンジ「いやいやいや何だよこれ!?」 

マサヒコ「シンジさん……」 

カオル「ちょっと引きますね……」 

シンジ「いやお前らもガン見してたろうが!?」 

タカトシ「見てたことは否定しないのかよ」 

テーテーテテテーテテ テーテーテテテーテテ 

カオル「あ、テーマソングが」 

シンジ「いや、ちょ、ま!」 


ガラッ 


ムツミ「失礼しまーす」 

マサカオル(え?) 

シンジ(ん? なんだ女の子か、ヒヤヒヤした。それによく見ると結構可愛いじゃん) 



タカトシ(アカン)


ムツミ「えーっと……ほんとに良いんですか?」ボソボソ 

ナルコ「まあ後遺症が残らない程度に加減はして。七条グループの保障にも限度があるだろうし」ボソボソ 

タカトシ(不穏当な会話が聞こえる……) 

シンジ「あー、悪いけどやるならさっさと済ませて欲しいかな。焦らされんのも何か嫌だし」 

タカトシ「!?」 

ムツミ「あっはい、すいません」 

タカトシ「あ、あの……」 

シンジ「はは、いいよいいよ、どんとこい」 

タカトシ(ああ、俺知ーらない) 

ムツミ「……ッ!」カッ 

ムツミ「……はあっ!!」バシイィッ!! 

シンジ「うわらばっ!」 


シンジ「」チーン 


マサヒコ「城島さあぁぁぁぁぁぁぁあん!!」 

『田隅、あうとー』


ムツミ「じゃあタカトシ君、またねー!」タッタッタ 

タカトシ「おー、またな三葉ー。……大丈夫ですか?」 

シンジ「あー痛て、死ぬかと思った……」 

タカトシ「言い忘れてましたけど、あの娘……三葉は柔道を筆頭にムエタイや空手を初めとした武芸全般の達人なんです」

シンジ「それ、先に言って欲しかったかな……」 

タカトシ「聞かなかったじゃないですか……」 

シンジ「て言うかあの娘本気で蹴ったろ!?」 

タカトシ「……三葉に本気で蹴られたらそれこそ本当に死んじゃいますよ」 

シンジ「マジでか」 



AM 11:20 



シホ「はーい、みなさーん! お元気ですかー?」 

タカトシ「あ、シホちゃん」 

カオル「まあまあかな。あ、さっき言い忘れてたんだけどサインちょーだい」 

シホ「いいですよー。あ、他の皆さんも調子はどうですかー」 

シンジ「いや俺もう既に心も体もボロボロなんだけど」 

シホ「うふふ♪」 

シンジ「いやうふふじゃねぇよ」 

マサヒコ「……俺もサイン貰っとくかな(カルナさんのはもう持ってるし)」

シホ「では、皆さん私に付いて来てください」 

タカトシ「次は移動教室?」 

シホ「はい。三限目は理科です」 

シンジ「理科か……」 

カオル「……誰か来そうな人に心当たりでも?」 

シンジ「まあ、一応」 



AM 11:30 理科実験室 



小宮山「ごきげんよう。私がこの科目を受け持つ小宮山よ。よろしく」 

シンジ「うんまあそんな気はしてた」 

小宮山「なによ、文句でもある?」 

シンジ「文句しかねー。で、一体何をするんで? 鼻からうどんでも啜るんですか」 

小宮山「お前は私を何だと思ってんだ」 

シンジ「……言っていいんすか?」 

小宮山「……やっぱいいわ」 

マサヒコ「で、俺からも聞きますがここでは何をするんです?」 

小宮山「おーよくぞ聞いてくれました。ここでは私の一発芸を見てもらうわ」 

シンジ「結局うどんと大して変わんねーじゃねーか」 

小宮山「失礼ね、大分変わるわよ。……さて、ここに一本のバナナが有ります」 

タカマサカオル「「「?」」」 

シンジ(……もうオチは読めたがまだ突っ込まないぞ) 

小宮山「これを……」ムキムキ 

小宮山「はむっ!」パクッ 

タカマサカオル「「「??」」」 

小宮山「ん」レロレロ 

タカマサカオル「「「???……!?」」」 

小宮山「ぷはぁっ! どうよ! 私の特技、バナナ彫刻チンk……」 


タカマサ「」ドンビキ 


小宮山「あれっ!? 何で?」 

シンジ「分かんないから結婚出来ないんだと思うよ、アンタは」 

カオル(俺はけっこう凄いと思う) 


全員 セーフ

小宮山「くっ……!」 


ピンポンパンポーン 


『小宮山先生、小宮山先生。至急職員室までお戻りください』 

小宮山「覚えてなさいよ!」ダッ 

マサヒコ「……行ってしまった」 

タカトシ「えっと、残り時間はどうするんでしょう」 

シンジ「自習でいいんじゃないか?」 

カオル「ですね」 

シホ「おーっと、そうは問屋が卸しませんよ!」ガラッ 

シンジ「うわびっくりした! 今度は何だい?」 

シホ「えー小宮山先生がご不在の間、皆さんにはミニゲームをしていただきます」 

マサヒコ「ミニゲーム?」 

シホ「はい! その名も《五・七・五 ちょっと工夫でこのエロさ! 淫語即答ネタ川柳》ー!」 

四人(えー……) 

シホ「ルールは簡単! 順番に、私が引いたお題から即興で川柳を作って下さい」 

タカトシ「大喜利かよ」 

シホ「上手く作れた人にはポイントが入ります。で、多くポイントを取った人から昼食が豪華になります」 

カオル(それは気が抜けないな……) 

シホ「準備はよろしいですかー? ではまず小久保さんから行きますよ。はい!」 

  《眼鏡っ娘》 

マサヒコ「えっ!? あー……『眼鏡っ娘 コンタクトにしても かわいいよ』」 

シホ「アウト!」 

マサヒコ「えー」 

シンジ「いや字余りすぎだから」 

シホ「では次は津田さん。はい!」 

  《女騎士》 

タカトシ「うーん……『くっ殺せ 言う位なら 自決しろ』」 


『城島、田隅、あうとー』 

タカトシ「城島さんいい加減にしてください……」 

シンジ「うるさいな、パッと出なかったんだよ……」 

カオル「つかネタ抜きにしても最低でしょw」 

『田隅、あうとー』 

シホ「……あー、田隅さん、準備はいいですか?」 

カオル「いてて……ああ、大丈夫」 

シホ「じゃ行きますね。はい!」 

  《テクノブレイク》 

カオル「うわっ……えー『やり過ぎは 命とりです 城島さん』」 


『津田、小久保、あうとー』




カオル「あははははははあっ!」ビシッ 

シンジ「上手い事言ったつもりかぁっ!」バシッ 

シホ「いやー流石です津田さん! 二点入りまーす!」 

タカトシ(なんかあんま嬉しくない……) 

シホ「では次は城島さん。はい!」 

  《中出し》 

シンジ「『疑似精液 やめて頂戴 萎えるから』」 

シホ「アウト!」 


『津田、小久保、田隅、あうとー』 



タカトシ「城島さんいい加減にしてください……」 

シンジ「うるさいな、パッと出なかったんだよ……」 

カオル「つかネタ抜きにしても最低でしょw」 

『田隅、あうとー』 

シホ「……あー、田隅さん、準備はいいですか?」 

カオル「いてて……ああ、大丈夫」 

シホ「じゃ行きますね。はい!」 

  《テクノブレイク》 

カオル「うわっ……えー『やり過ぎは 命とりです 城島さん』」 


『津田、小久保、あうとー』

シホ「まあまあですね。一点入ります」 

カオル「まーそんなもんか」 

シンジ「俺何かもう死にたくなって来たんだけど」 


そのまま問題なく三限は終了 



PM 12:20 教室 



タカトシ「……」モグモグ (1位→三段重幕の内弁当 出島サヤカ作) 

カオル「……」パクパク (2位→幕の内弁当 花園ハナ作) 

マサヒコ(焦げてる……)ガリッガリッ (3位→コロッケ弁当 津田コトミ作) 

シンジ(洗剤の味がする……) (4位→そば飯とお好み焼き弁当 天野ミサキ作) 



PM 1:00 



タカトシ「はー、食った食った」 

カオル「津田のすげーボリュームだったな」 

タカトシ「そこまででもないよ。」 

マサヒコ(腹壊さないかな……) 

シンジ(何で俺ここに来ちまったんだろう……)

コンコン 


???「失礼しまーす」ガララッ 

タカトシ「ん?」 

ユーリ(体操服)「こんにちは。トリプルブッキングの有銘ユーリです。午後からはシホちゃんに代わって私が案内させていただきます」 

カオル「ふーん、そうなんだ。あ、サイン頂戴」 

ユーリ「いいですよ♪ ……はい」 

カオル「ありがとう(これで全員分コンプだな)」 

マサヒコ「……て言うか何なのその格好」 

ユーリ「四限目は体育ですので、それにふさわしい格好ということで。これから皆さんにも着替えて頂きます」 

シンジ「体育ね。何やんの?」 

ユーリ「それは現場で説明します。では私は廊下で待ってますから、これに着替えて下さいね」 

タカトシ「分かりましたー」 



五分後 



タカトシ(体操服)「着替えたよ。これでいいの?」 

ユーリ「はい、大丈夫です」 

シンジ(体操服)「……」 

カオル(体操服)「……」 

ユーリ「どうかしましたか?」 

シンカオ「いや……」フルフル 

マサヒコ(体操服(ピチピチ))「……お待たせしました」ガラッ 


デデーン 『城島、小久保、あうとー』 


カオル「あはははははははwwははぁっ!」 

シンジ「今度はピチピチwwっ!」 

タカトシ(まあ体育でぶかぶかは危ないからだろうけど……) 

マサヒコ(これはこれで腑に落ちん) 

ユーリ「では体育館にいきますよー」 



PM 1:15 体育館 


『学校対抗! 負けたらお仕置き五番勝~負~!』 


ワ  ァ  ァ  ァ  ァ  ァ 


四人(何だこれ) 


エリコ「やった! やったよマイちゃん! とうとう私もTVデビューよ~!」 

マイ「……そう、良かったわね(何でわざわざ事務員のこの子を起用したのかしら……)」 

ユーリ「あのー、マイさんにエリコさん、説明を……」 

エリコ「あっと、ごめんなさい!」 

マサヒコ「何なんですかねこれ」 

エリコ「ええっと、これから皆さんには英陵高校の生徒と対抗試合を行ってもらいます」 

マサヒコ「……はい?」 

エリコ「えー、ですから、これから皆さんには英陵高校の生徒と対抗試合を」 

マサヒコ「いや、あの」 

マイ「貴方達は今日一日《桜才学園の生徒》なんでしょ。だったら何も問題は無いわよね?」 

マサヒコ「……そうですね」 

シンジ(小池マイって思ってたより性格キツそうだな……)

エリコ「えー、続けます。ルールは簡単。英陵高校の代表五人と一対一の勝負をそれぞれ一人一回、計五回行ってもらいます。公平を期す為競技は誰が出るかを決めた後にくじ引きで決定します。合計で三勝した学校の勝利です」 

エリコ「なお、この時間中は笑ってもお仕置きを受けることはありません。ですが自分の学校の負けとなった場合、自分の勝負で負けてしまった人にきっつーい罰ゲームが待っていますのでご留意ください」 

タカトシ「つまり最低三人は罰ゲームを受けるって事ですk……ん?」 

エリコ「何か質問でも?」 

タカトシ「いえ、これって五番勝負なんですよね? 俺達は誰かが二回やるって事ですか?」 

マイ「ああ、その心配はないわ。そっちに一人助っ人を寄越すから」 

タカトシ「は、はあ」 

エリコ「説明はもういいでしょうか? では、英陵高校の生徒の入場です!」 


ワ  ァ  ァ  ァ  ァ  ァ 


ウオミー(ブルマ)「どうも」 

金城(シングレット)「よーし、頑張るぞー!」 

ヒカリ(ハイレグ)「こ、こっち見ないで田隅君!」 

アヤナ(女騎士)「……」カアァァ 

古谷さん(ラ○ちゃん)「よろぴくー♪」 



シンタカ「いやいやいやいやおかしいおかしいおかしい」 

カオル「くっ……」ハナジタラー 

エリコ「では続きまして――――」 

シンタカ「待て待て待て待て」 

エリコ「どうかしましたか?」 

タカトシ「いや突っ込み所しかないんですけど。何なんですかあの格好。体操服着てるの一人だけじゃないですか」 

エリコ「あらすいません。津田さんは体操服で統一していた方が良かったですか?」 

タカトシ「そう言う意味じゃねーよ」 

エリコ「……まあ実際の所、折角違うタイプの女の子が五人いるんですからみんな同じ格好してたら味気ないでしょうという事です。特に意味はありません」 

シンジ「なんじゃそりゃ」 

マサヒコ「てかそれにしたって一人めっちゃ動きにくそうなの居るんですけど。不公平じゃないですか?」 

エリコ「ああ大丈夫です、あれ見た目の割に結構動きやすいですし」 

シンジ「いや何で知ってんだよ。もしかして着たんですか?」 

エリコ「ギクッ! ま、まあそれは良いでしょう! 続きまして、桜才学園側の助っ人の登場でーす! どうぞ!」 

シンジ(話逸らしたな……) 


ワ  ァ  ァ  ァ  ァ  ァ 


ヒロキ「はは、どうも……」

タカトシ「……ええっと、貴方は?」 

ヒロキ「ああ、俺は井戸田ヒロキ。トリプルブッキングのマネージャーやってる。よろしくな」 

マサヒコ「よろしくお願いします」 

シンジ「ん? トリッキングのマネって事はこのゲームが何なのかも知ってるんですか?」 

ヒロキ「いや、実を言うと俺もよく分かんないんだよ。今朝急にこの学校に来てくれって言われて……」 

タカトシ「えっ、貴方も!? て事は……」 

ヒロキ「ああ、俺もこれに始めから出るよう言われたよ。断ったけど」 

カオル「どうしてです?」 

ヒロキ「流石に学生服来て現役高校生に混じるのはキツくてね……」 

四人(ああー……) 

ヒロキ「それでもこれだけはどうしても出てくれって言われて。まあ、勝てるよう努力はするよ」 

エリコ「えー、両校とも準備は宜しいでしょうか。では、先鋒を決めてください!」 

マサヒコ「で、誰から行きます?」 

タカトシ「向こうから誰が来るか分からないし、ルールの関係上最初は誰が行っても一緒だろうね。ジャンケンで決めようか?」 

シンジ「いや、まず俺が行くよ」 

カオル「いいんですか?」 

シンジ「おう、まかせとけ」 

ヒロキ「じゃあ頑張ってねー」 

シンジ「ええ(……面倒な事はさっさと済ませておくに限る)」 



エリコ「それでは先鋒の対決です! 桜才学園城島シンジと、英稜高校魚見会長!」 

シンジ「まあ、よろしく」ポリポリ 

ウオミー「よろしくお願いします……ふふっ」ニコッ 

シンジ「? どうしかました?」 

ウオミー「いえ、七条さんに聞いた通りだと思いまして。雰囲気がタカくんとそっくり」 

シンジ「(タカくんて津田の事だよな……)はあ、そうですか」 

ウオミー「ええ。全く同じではないけれど。良く四人も集められたと思うわ」 

シンジ「……ちょっと待て俺らの選考基準ってもしかしt」 

エリコ「えーそれでは競技種目を決めさせていただきます……ゴソゴソ……先鋒の勝負は『バランスボール』です!」 

ウオミー「あら」 

シンジ「……」パクパク


エリコ「ルールとしましては、両者が同時にバランスボールに乗っていただき、長く乗っていられた方の勝利です」 

エリコ「では、さっそく始めたいと思います。二人ともボールの前へ」 

ウオミー「はい」 

シンジ「やれやれ……(ま、後で聞けばいいか)」 

エリコ「準備はよろしいですか? では……始めてください」 

シンジ「よっ、と」ポヨン 

ウオミー「……」スッ 

シンジ「……」フラフラ 

ウオミー「……」ユラユラ 

シンジ「……」フラフラ 

ウオミー「……」ユラユラ 

マサヒコ「……何か絵的に凄い地味ですね」 

タカトシ「シーッ!」 

二分後 


ウオミー「きゃっ」ドサッ 

エリコ「あ、勝負あり! 先鋒戦はは桜才学園側の勝利です」 

ウオミー「ちぇー、負けちゃった」 

シンジ(危なかったー……) 

カオル「お疲れ様でーす」 

タカトシ「まず一勝ですね!」 

シンジ「そうだな……で、次誰行く?」 

カオル「あ、俺行きますよ。なんかちょっと面白そうだし」 

マサヒコ「頑張ってくださいねー!」 

カオル「おー」 



エリコ「えー続きまして次鋒戦は、桜才側田隅カオルと、英稜側金城カオル!」 

「「「!」」」 

シンジ(『カオル』対決ね……。偶然にしてはよく出来てる) 

カオル「へえ……君もカオルって言うんだ。まーよろしく」 

金城「よろしく。どんな勝負でも手加減しないよ!」ニカッ 

エリコ「それでは競技種目を決めさせていただきます……ゴソゴソ……次鋒の勝負は『指相撲』です!」 


金城「指相撲かー。あんま指先器用じゃないんだけどなあ」 

カオル「……」 

エリコ「えー、ルールとしましては、手を握り合った状態で相手の親指を押さえ、テンカウントの間押さえた方の勝利です」 

タカトシ「まあ普通の指相撲ですね」 

エリコ「ではお二人とも準備してくださーい」 

金城「はい」 

カオル「……」 

エリコ「では、よーい……始めっ!」 



金城「よっ、ほっ」シュッ 

カオル「……」シュッ 

マサヒコ「二人とも一歩も引きませんね」 

シンジ「ああ。……それにしてもカオルの奴妙に静かだな……」 

金城「おりゃっ」グイッ 

ヒロキ「!」 

タカトシ「あっヤバい抑えられた!」 

エリコ「カウントします! 十、九、八、七……」 

マサヒコ「田隅さん抜けて!」 

シンジ「いや、無理だな」 

タカトシ「なっ!? どうしてそんな、」 

シンジ「金城はバスケ部のレギュラーやってんだ。ああ見えて握力はかなり強いはずだぞ」 

マサヒコ「そんな……」 

エリコ「三、二、一……勝負あり! 次鋒戦は英稜高校側の勝利です」



マサヒコ「負けちゃいましたね……」 

タカトシ「ま、まあ気にしないで。俺達が挽回するから」 

カオル「……」 

シンジ「どうしたんだ? さっきから右手をじっと見て」 

カオル「あの……」 

ヒロキ「ん?」 

カオル「トイレ行ってきていいっすかね?」テヘッ 

シンマサタカ「いやちょっと待てコラ」 



ヒロキ「あー……で、次は誰行く?」 

タカトシ「……俺が行きますよ」 

マサヒコ「……お願いします」 

エリコ「えー、次の中堅戦は桜才側津田タカトシ、英稜側片岡ヒカリ!」 

面白い! 
氏家作品好きな俺にはたまらんわw 
ただ、タカトシが高2の時点ではマサヒコはまだ中3なんだぜ...

>>75
マサヒコの歳はニコニコ大百科の説を基準にした 
まあ英稜に居る方が話が広げやすいってのもあるけどね 

それより来週生徒会でマサヒコが出るんじゃないかとか言われてるからちょっと巻いて行くぜ 



ヒカリ「何か田隅くんが色々すいません……」ハァ 

タカトシ「(この娘俺等と同じ臭いがするな……)はは、別にいいよ。えっと、君は彼とどういう関係?」 

ヒカリ「えっ!? ど、どどどどういう関係とわ……!?」 

タカトシ「? いや、なんかここに来てるのって殆ど俺らの関係者みたいだしさ。君は口振り的にカオルの知り合いなんでしょ?」 

ヒカリ「あ、ああ成程そう言う……彼はクラスメイトです。今の所それ以上でもそれ以下でもないです」 

タカトシ「(何か哀愁を感じる……)へ、へえ、そうなんだ」 

ヒカリ「はい」 

エリコ「えーでは次の競技種目は……ガサゴソ……『ツイスター』です!」 

タカトシ「ツイスターか……。ちょっとキツそうだなあ」 

ヒカリ「……棄権します」 

エリコ・タカトシ「えっ」 

ヒカリ「棄権します」 

タカトシ「いや、二回言わなくても……」 

ヒカリ「あーもう我慢できるかぁ! いきなり連れて来られたと思ったらこんな恰好させられて挙句これでツイスターしろって!? ふざけるのもいい加減にしろー!」バタバタ 

タカトシ「わわっ、ちょっ、落ち着いて!」 

マイ「カ、カメラ止めなさい!」 



~~~~~~~~~~~~しばらくお待ちください~~~~~~~~~~~~ 



エリコ「……えー、誠に申し訳ありませんが、英稜側の片岡ヒカリさんが棄権してしまいましたので、中堅戦は桜才側の不戦勝とさせていただきます」 

マイ(おとなしそうな奴程キレると怖いって言うけど……) 

マサヒコ「棚ボタですね、津田さん」 

タカトシ「なんか申し訳ないなあ……色んな意味で」 

シンジ「まあいいじゃないか。負けたら何されるか分かんねーんだから」 

カオル「あーすっきりした。あれ、もう終わったの?」サワヤカー 


ヒロキ「さて、残りは俺と小久保君だけど……どうする?」 

マサヒコ「そうですね……」チラッ 

マサヒコ(残ってるのは○ムのコスプレした人と女騎士の格好した若田部か……。正直どっちも相手したくないなあ……) 

マサヒコ(でもどうせやるなら若田部が良いか、いろいろ聞きたい事もあるし。となると……) 

マサヒコ「……俺が先に行きます。いいですか?」 

ヒロキ「ああ、いいよ。頑張ってね」 

マサヒコ(ゼロか一かを受け入れるよりは二分の一に賭けてみる、ってね) 

エリコ「それでは中将戦を始めます、桜才側小久保マサヒコ、英稜側若田部アヤナ!」 

マサヒコ(おっ、当たり) 



マサヒコ「久しぶり、若田部」 

アヤナ「ええ。こないだの学祭以来かしらね」 

マサヒコ「だな。……久々に会ってこんな事いきなり言うのもヤだけど、こんな大掛かりな事やるなら呼び出す前に説明しといてくれよ。お前らしくもない」 

アヤナ「ああ、それね。仕方ないでしょ、お姉様に口止めされてたんだから……」 

マサヒコ「お姉さま? やっぱこれ中村先生も噛んでんの?」 

アヤナ「ああ、違うの、そっちのお姉さまじゃなくて……」 

エリコ「それでは競技種目を(ry……ガサゴソ……えー中将戦は『ダーツ』です!」

アヤナ「まあ、これについては終わってから話すわ」 

マサヒコ「(またそれかよ)まあ、分かった。にしてもダーツか……」 

アヤナ「これなら的山さんでも良かったかしらね」 

マサヒコ「てか俺の知り合い枠とはいえどうしてお前なんだ。英稜対桜才って体なんだから的山入れてやれよ!」 

アヤナ「だってあの子運痴だし」 

マサヒコ「ああ、そう……」 

エリコ「えーではルールを説明します。これから持ってくるダーツボードに、お互いが三本づつ『交互に』ダーツを投げて、『最終的に』得点の多い方が勝利となります」 

マサヒコ(『交互に』? ダーツって普通投げ切ってから交代するんじゃなかったっけ) 

アヤナ(『最終的に』か……成程、そういう事ね)ニヤッ 

エリコ「それじゃボードお願いしまーす」 


ガラガラガラガラ…… 


59



マサヒコ「待て待て待て待て」 

エリコ「それではお二方とも準備は……」 

マサヒコ「いや誰か突っ込めよ!?」 

シンタカカオヒロ「「「「……」」」」 

マサヒコ(無視した……!) 

アヤナ「貴方もスルーしなさいよ。らしくもない」 

マサヒコ「お前は状況に慣れ過ぎだ! ……てか今までの話から察するにこれテレビ放送するんだろ? 無理だろアレ」 

アヤナ「でしょうね。まあここは地上波ではカットして深夜の未公開シーンとか完全版で出すんじゃない?」 

マサヒコ「それはそれでやる気無くすな……」 

エリコ「えー、改めまして準備は宜しいでしょうか。それでは矢をお渡ししますのでボードの前に来てください」 

アヤナ「はい」 

マサヒコ「はあ……まあいいか」 

エリコ「それでは先行・後攻をジャンケンで決めてください」 

マサヒコ「あいよ。ジャンケン……「「ポン!」」 

アヤナ「……私の勝ちね」ニッ 

マサヒコ「(相変わらず負けず嫌いだな……)で、どっちだ?」 

アヤナ「後攻でいいわ。先に投げて」 

マサヒコ「はいはい」 

エリコ「では、小久保さんの一投目です!」 

マサヒコ「よっ」ヒュッ トスッ 


ピピッ 『15点』 


エリコ「小久保さん、一投目は十五点です」 

マサヒコ(ま、最初はこんなもんか) 

エリコ「次は若田部さんの一投目です」 

アヤナ「……」シュッ タン 


ピピッ 『BULL 25点』 


エリコ「若田部さん、一投目はブルで二十五点です! 凄いですね!」 


カオル「ブルって何です?」 

マイ「真ん中の事よ。私もあんまり詳しくないけど」 


マサヒコ「……若田部ってダーツやった事あんの?」 

アヤナ「ちょっとだけね」 

マサヒコ(『ちょっとだけ』か。だから若田部ともやりたくなかったんだよ……) 

エリコ「小久保さん、二投目をお願いします」 

マサヒコ「はあ……おりゃっ」ポスッ 


ピピッ 『BULL 25点』 


マサヒコ「おっ、ラッキー」 

エリコ「小久保さんも二投目はブルです!」 

アヤナ「あら、やるじゃない」 

マサヒコ「まぐれだよ、まぐれ」 

エリコ「では若田部さん、二投目お願いします」 

アヤナ「……」ヒュン プスッ 


ピピッ 『BULL 25点』 


エリコ「す、凄い! 若田部さん、二連続でブルです!」 

アヤナ「ま、こんなものかしら」 

マサヒコ(マジかよ……) 

エリコ「では小久保さん、三投目をお願いします」 

マサヒコ「(勝てる訳ねー……ああもう自棄だ)おらっ!」ブン 


パスッ ポロロッ 


マサヒコ(うわっ……やっちまった!) 


ピピッ 『SHOOT DOWN』 


マサヒコ「え?」 

アヤナ「あら」 

エリコ「わっ、小久保さん上手いですね! 若田部さんの矢を二本とも落としました!」 

マサヒコ「え、これそういうルールだったの?」 

アヤナ「気付いてなかったの?」 

マサヒコ「まあ」 


シンジ(……そう言えば昔似たようなのがバ○ダイから出てたっけ) 

エリコ「さて、小久保さんのダブルプレーで一転追い詰められてしまった若田部さん! 運命を決するラストスローです!」 

アヤナ「はあ……仕方ないわね」ガサゴソ 

マサヒコ「?」 


ガチャガチャ コトン コトン 


アヤナ「ふう、大分動きやすくなったわ」 

マサヒコ「ああ、鎧を脱いだのか。でもそれそんな動きにくくないって聞いたけど」 

アヤナ「全体としてはね。ただ胸がきつくてちょっと苦しかったのよ」 

マサヒコ「成程」 

エリコ「……えっ」 

ヒロキ(あっ(察し)) 

エリコ「ではお願いします……」ズーン 

ユーリ(何か落ち込んでますねー) 

マイ(……そっとしときなさい) 

アヤナ「……はい」スウッ 

アヤナ「……ヤァッ!」ビュン ダスッ 


ピピッ 『BULLSEYE 50点』 


エリコ「わ、若田部さんブルズアイ……五十点獲得です」 

マサヒコ「」 


カオル「ブルズアイって何です?」 

マイ「ブルのさらに内側のど真ん中の事よ」 

エリコ「よ、四十対五十で中将戦は英稜高校側の勝利です」 

マサヒコ「……まあ、正直こうなる気はしてた」 

アヤナ「貴方は相変わらずね」 

マサヒコ「あそこでど真ん中当てるお前も大概だよ?」 

アヤナ「そうしないと勝てないんだから当然でしょ。……ふふっ、でも、貴方と久々にこうやって遊べて楽しかったわ」ニコッ 

マサヒコ「はは、俺もだ。また今度みんなで集まろう」 

アヤナ「ふふっ、そうね」スッ 

マサヒコ(? ……ああ、握手ね)テクテク 


ツルッ 


マサヒコ「!?」 

アヤナ「きゃっ!」 

タカトシ「ああっ、マサヒコ君が置いてあった鎧に躓いた!」 

シンジ「ご丁寧な説明どうも」 


ガシャーン ドサッ 


マサヒコ「ご、ごめん若田b……」ムニュッ 

マサヒコ(ムニュッ?) 



カオル「……ワーオ(ネイティブ)」 


マサヒコ「……」 

アヤナ「……」 

マサヒコ「……あー……」 

アヤナ「……」ニコッ 

エリコ「えーそれではいよいよ大将戦です! 桜才学園側井戸田ヒロキ、英稜高校側古谷OB!」 

ヒロキ「じゃ、行ってくるよ」 

タカトシ「頑張ってください」 

カオル「お願いします。これ負けたら俺とマサヒコ罰ゲームなんで」 

ヒロキ「はは……、まあ出来る事はするよ」 

マサヒコ「……幸運を……」ボロッ 

シンジ(俺もこないだ似たような事があったような……)チラッ 

エリコ「それでは(ry……ガサゴソ……えー大将戦は『金魚すくい』です!」 

ヒロキ「宜しくお願いします(大人っぽい娘だなー。結構タイプかm……)」 

古谷「よろしくぅー。いやー中々の二枚目じゃないか。まあお手柔らかにお願いするっちゃ♪」 

シンマサカオヒロ「「「「古っ!」」」」 

タカトシ(中の人繋がりとは言え他誌ネタは止めて欲しいなぁ……) 

エリコ「えーそれではルールを説明します。今から持ってくる水槽に入っている金魚を、三分間で可能な限り多く掬ってください。より多く掬った方の勝利となります。なお、途中でポイが破れても交換はできませんのでご注意ください」 

シンジ「つまり破れたら相手が掬ってるのを指咥えてみてないとダメって事か……」 

マサヒコ(……正直こっちをやりたかったな……) 

エリコ「じゃあ水槽お願いしまーす」 


ガラガラガラガラ…… 


五人(……今度は特に何もないのか?) 

エリコ「それではポイをお渡しします」 

ヒロキ「うぃーっす」 

古谷「はいは~い」 




古谷「おや、変わった模様だねえ」 

ヒロキ「……」 

エリコ「準備は宜しいでしょうか? それでは水槽の前へお願いします」 

古谷「はいよ~」 

ヒロキ「(もう面倒だからツッコまないぞ)はい」 

マサカオ(井戸田さん、お願いします……!) 

シンタカ(そう言えば罰ゲームって何なんだろ。今更な気もするけど) 

エリコ「それでは……よーい、初め!」 

古谷「よっ、ほっ、はっ!」ポイッポイッ 

カオル「うわ、あのラ○ムの格好した人すげえ!」 

マサヒコ「やっぱ相手にしなくて正解だったかも……」 

シンジ「ん、井戸田さんは?」 

タカトシ「え? いや、さっきから微動だにしてませんけど……」チラッ 


ヒロキ「……」 




シンジ「……」 

タカトシ「……」 

エリコ「……」 

マイ「……」 

ユーリ「……」 

マサカオ「……えぇー…………」 



古谷「よっと」←気付いてない 

エリコ「あー、えーっと……と言う訳で0匹対12匹で、大将戦は英稜高校側の勝利です」 

エリコ「よって、対抗試合は二対三で英稜高校側の勝利となります」 

カオル「井戸田さん……」 

マサヒコ(やっぱ俺が出るべきだったな……)ハァ 

ヒロキ「いや、何て言うか……その……面目ない」シュン 

タカトシ(うーん……) 

シンジ(かける言葉がねえ) 

マイ「ほらほら、ヒロティーもそこの二人も落ち込んでる場合じゃないわよ」 

マサカオヒロ「「「へっ?」」」 

マイ「時間が押してるからちゃっちゃと行くわね。罰ゲーム!!」ズキューン☆ 





デデーン 『小久保、田隅、井戸田、タイキーック』 



マサヒコ「」 

カオル「」 

ヒロキ「えっ、俺も?」


テーテーテテテーテテ テーテーテテテーテテ 


カオル「いや、ちょ、ま、」 

マサヒコ「あーやだなーやだなー……」 

ヒロキ「え、え、ええっ!?」 



ムツミ「しばらくぶりでーす」 

ナツミ「はあ……何で私がこんな事……」 

トッキー「……だりぃ」 


シンタカ(あっアカンやつやこれ)

マイ「それじゃお願いしまーす」 

ナツミ「手早く済ませるわよー。私は井戸田さん、三葉さんは田隅君、時さんは小久保君ね」 

ムツミ「分かりました!」 

トッキー「うーっす」 

カオル「……お手柔らかにお願いしますいや割とマジで」 

マサヒコ「」ブルブル 

ヒロキ(何でこんなことに……) 

ナツミ「じゃあ行くわね。スゥ――――」 

ムツミ&トッキー「ッ――――」 


カッ 


ナツミ&ムツミ&トッキー「――――シッ!!」 


パァァン!!! 


マサヒコ「あ゛っ!!」 カオル「がっ!!!」 ヒロキ「い゛っ!!!!」 


タカトシ「うはぁ、痛そう」 

シンジ(尻が疼く……)ブルッ 


マイ「どうもありがとうございましたー」 

ムツミ「いえいえ!」 

ナツミ(この娘も割とミーハーね……) 

トッキー「……たりぃ」 

マサヒコ(しばらく大は出来そうにないな……) 

カオル(癖になりそう……)ビクンビクン 

ヒロキ(やっぱレギュラーで出なくて良かった)

PM 2:30 教室 



マサヒコ「あー、酷い目にあった……」 

カオル「いや全く」 

シンジ「(ちょっと喜んでたようにも見えたんだが……)ところで五限は何だ?」 

タカトシ「五限は……保健ですね」 

シンジ「保健か」 

タカトシ「保健です」 

マサヒコ「保健……ですか」 

シンタカマサ「「「……」」」 

      「「「はぁ……」」」 

カオル「?」 



PM 2:40 


テクテクテク ガララッ 


ショーコ「はぁーい、こんにちわ。保健を担当する岩瀬ショーコよ。よろしくね♪」 

シンジ「なるほど君が来たか……」 

タカマサ(何か俺の周りの娘とは大分雰囲気違うな) 

カオル(んー何て言うか……年の割に大人っぽい?) 

ショーコ「さて、さっそく授業を始めます。机の中に教科書が入ってるから、各々取り出してくださいねー」 

四人「「「「はーい」」」」 

タカトシ「えーっとどれどれ……」ガサゴソ 

『お嬢様は白いのがお好き!?』 

タカトシ「……」 

タカトシ「……」チラッ 

マサヒコ「……」サッ 

『先生と…したい? 淫語な家庭教師』 

シンジ「……」スッ 

『妹はグラビアアイドル!』 

タカトシ(……何て言うか) 

マサヒコ(選んだ奴の顔が透けて見えるチョイスだな) 

シンジ(て言うかカナミちゃーん?) 





カオル「すいませーん。俺の教科書『バキ特別編 SAGA[性]』なんですけど」 


『津田、城島、小久保、あうとー』 

タカトシ「他誌ネタは止めろって言っただろあだっ!!」 

シンジ「クソ、やられた……」 

マサヒコ「まさか全部前フリとは……」 

ショーコ「えーそれじゃあ田隅さん。教科書の九十ページから九十三ページを読んでくれる?」 

シンタカマサ「「「!」」」 

カオル「はぁ。えーっと……『良く言うぜッッ 何がセックスの前に お互いがお互いを 確かめ合う…って――――――――』」 

シンジ「ww」 

タカトシ「wwww」 

マサヒコ「wwwwwww」 


※既に笑っていますが引き続きお楽しみください 


カオル「『これって これってもう…………ッッ』」 
     はじ 
   「『開始まってんじゃん 性行為!!!』」 



デデーン 『津田、城島、小久保、あうとー』 

シンジ「こんなん耐えられるかよいでっ!」 

タカトシ「冗談抜きでこれはヤバいって……」 

マサヒコ「あー、尻痛い……」 

ショーコ「ふふっ、よく出来ました。では田隅さん、引き続き百二十一ページと百二十二ページを読んで」 

シンタカマサ「「「!!」」」 

シンジ「も、もう止め……」 

カオル「はい」 


     ダメージ 
   「『快  感 を 与 え ろ !!!』」 



『津田、城島、小久保、あうとー』 




シンジ「……ダメージ食らってんのはこっちだっての」 

マサヒコ「てかなんで田隅さん平気なんですかね……」 

ショーコ「完璧です。じゃあ四人とも教科書をしまって」 

カオル「えー」ブー 

タカトシ「えーじゃねぇよ」 

シンジ(コイツアレも守備範囲なのか……? いやまさかな) 



ショーコ「では続いて映像学習を行います」 

マサヒコ(またビデオか……) 

シンジ(正直もうAVが流れても驚かんが……) 

ショーコ「ポチッと」ピッ 


《轟ネネの う・ん・ち・く♡》 


タカトシ(成程こう来たか)

ネネ(白衣)『ウンチくと言ってもー、ス○トロの事じゃないから勘違いしないようにね?』 

リンコ(バニーガール)『はい、先生!』 

タカトシ(ああ、とうとう言われてしまった……) 

マサヒコ(てかお前の体型でバニーはねーだろ……) 

ネネ『じゃあ今日は、ロボットについて勉強しちゃおっか!』 

リンコ『ロボットですかー?』 

ネネ『うん。リンちゃんは《ロボット》って言葉の語源、知ってるかな?』 

リンコ『う~ん、知りません!』 

ネネ『《ロボット》って言う言葉は、一九二〇年にチェコの作家、カレル・チャペックが発表した戯曲《R.U.R》内で初めて使われた言葉で、作中では人間の代わりに働く有機的に合成された人造人間の事を指していたの。そこから《人の代わりに労働を行う、人を模した人でない物》っていう、今一般に知られている大まかな定義が与えられたのよ。もっとも時代の流れと共に、この定義も大分変わりつつあるんだけどね』 

リンコ『へぇ~。あ、えっと、じゃあ《R.U.R》ってどんな話なんですか?』 

ネネ『良い質問ね。そもそも題名の《R.U.R》は《ロッサム万能ロボット会社(Russum's Universal Robots)》の略で、さっき言った《ロボット》はその会社の主力製品なの。この会社がロボットを大量生産して世界中に販売した結果、人間は全く労働をする必要が無くなったのね』 

  『でも、それによって人間はあらゆる機能が退化してしまって、果ては生殖能力まで失ってしまったの。そこで起こったのが自我を持ったロボットの反乱。自力で体を動かすことすら出来なくなった人間はなす術もなくロボットに蹂躙、虐殺されてしまう。そうして人類を一掃したロボットたちは、声高らかにロボットの時代が来たことを宣言する……』 

リンコ『な、何だか怖い話ですね……』ブルッ 

ネネ『日本で《ロボット》と言ったら、ドラ○もんや鉄腕ア○ム見たいな《人間の友達》か、ガン○ムやマ○ンガーZ見たいな《人が操縦する巨大ロボット》とかのイメージが強いわね。一方でチャペックが《ロボット》って単語の生みの親だって知ってる人はそれなりに居ても、《R.U.R》の名前と内容まで知ってる人はそんなにいないわ』 

  『でも欧米では割と知名度があって、それも《ロボット》って言葉の語源でしょう? だから向こうでは今現在まで《ロボットは人間に反乱を起こすもの》ってイメージが強いの。《人が人を模したものを創ってはならない》って言うキリスト教的なタブーもあるわね』 

  『だから、ハリウッド映画ではターミ○ーターやマト○ックスみたいなタイプの話が今でもポピュラーなの。こういう感情を、同じく創造主に牙をむいた《フランケンシュタインの怪物》から、《フランケンシュタイン・コンプレックス》って言うのよ』 

シンジ(へえ……そうなんだ) 

カオル(勉強になるなあ) 

タカトシ(意外とまともな内容だな) 

ネネ『ちょっと堅苦しい話が続いちゃったわね。じゃあ次はお待ちかね、現実の最先端ロボットについて説明するわ。ポチッと』 










デデーン 『城島、小久保、田隅、あうとー』 

シンジ「ちくしょう油断したあっ!」パァン! 

マサヒコ「大真面目な話から一転アレか……」 

カオル「いやー、こりゃ一本取られた」 

リンコ『えーっと、このロボットは何ですか?』 

ネネ『これは《先行者》と言って、二〇〇〇年に中国の国防技術大学が開発した二足歩行ロボットよ。同時期に開発されたロボットとしては日本の《ASIMO》なんかがあるわね』 

リンコ『えーっと、股間のオチ○チン見たいな部品は何ですか?』 

シンタカカオ(躊躇いなく言ったな) 

マサヒコ(てか最初に見たのがそこかよ) 

ネネ『これは股関節を左右に開くための関節よ。ただ位置の関係的にリンちゃんの言う通り、見ようによっては股間に砲門が付いてるように見えてしまう事もあったの。そのせいでこれは日本じゃ《中華キャノン》なんて呼ばれ方をされてるわ』 

リンコ『へえ~。あ、じゃあ、どうしてこんな落書きみたいな顔してるんですか?』 

ネネ『まあ、身も蓋もないこと言っちゃうと飾りだからね。この機体の主要な稼働部位は脚部に集中してて、手や頭は人型のプロポーションを形作る為のおまけに過ぎないわ』 

リンコ『偉い人を納得させないといけなかった訳ですね』 

カオル「……ブッw」 


デデーン 『田隅、あうとー』 


シンジ(今のどこに笑う要素があった……?) 

カオル「(『偉い人にはそれが分からんのです』ってか……w)いでっ!」


ネネ『ん……? あら、もうこんな時間! そろそろさよならしなきゃいけないわね。リンちゃん、ロボットの事について、少しは分かってくれたかな?』 

リンコ『はい! とってもよく分かりました!』 

ネネ『テレビの前のみんなも分かってくれたかな? それじゃあ、さようならー!』 

リンコ『またねー!』 


プッ 


四人「……」 

ショーコ「あー、とってもいい内容だったわね!」 

タカトシ「……まあ」 

シンマサ(全否定はしないが……) 

ショーコ「さぁーて、それじゃあ保健の授業の締めとして、私から一つ一発芸を披露させてもらうわ」 

タカトシ(またか) 

カオル「へえ……どんなの?」 

ショーコ「焦らないの。あんまりがっつくと童貞っぽいわよ?」 

カオル「どどどど童貞ちゃうわ!」アセアセ 

シンタカマサ「……」 

ショーコ「まあそれはさて置き。……えー、ここに一本のスチール缶があります」 

四人「「「「?」」」」 

ショーコ「ご存知の通りスチール缶はとても固いです。潰すのは恐らく皆さんでも簡単ではないでしょう。ですが、私はこの場で道具を使わずに潰して御覧に入れます」 

マサヒコ「えっマジで!?」 

シンジ「……」

ショーコ「では少々お待ちくださいねー」ゴソゴソ 

タカトシ(教壇の下に潜り込んだ?) 


スルスル…… 


マサヒコ(衣擦れの音?) 


ツプー…… 


カオル(ん? 何だこの音) 

シンジ(……まさかとは思うが) 



ショーコ「……ふ  ん  !!!!」 


メコッ!! 


タカマサカオ「「「!?」」」 

シンジ(……やっぱり)ハァ 


ヌポッ 


ショーコ「ふっ、どうよ!」ガバッ 

タカマサカオ「「「????」」」」キョトン 

ショーコ「あれっ?」 

シンジ「いやこいつら少年誌連載だからあんまぶっ飛んだネタは対応できないって。てかこれ通した奴出てこい」 


全員 セーフ 

PM 3:40 


カオル「結局あれどうやったんだろうな」 

マサヒコ「てかそもそも何で教壇の下に……城島さん分かります?」 

シンジ「……子供は知らなくていい事だ。それよりタカトシ、六限目は何だ?」 

タカトシ「(はぐらかしたな)えーっと、六限は……」 


ピンポンパンポーン 


『全校生徒にお知らせです。六限目は全校集会を行いますので、引率に従って多目的ホールまで来てください』 


タカトシ「……だそうです」 

シンジ「了解」 


ガラッ 


ユーリ(制服)「と言う訳ですので、皆さん付いて来てくださーい」 

シンジ「あいよ」

PM 3:45 多目的ホール 



学園長「では、これより全校集会を始めます……と言いたい所ですが、その前に一つ残念なお知らせがあります」 

四人「「「「?」」」」 

学園長「実は、先程小田先生のハンカチが盗難に遭いました」 

小田っち「……」ヌッ 

マサヒコ「うわ何あの人怖っ!?」 

タカトシ「大門先生よりいかついな……」 

学園長「生徒の皆さんを疑うのは忍びないのですが、念のため上着とズボンのポケットを確認させてください。水玉模様のハンカチだそうです」 

タカトシ「……なんか可愛い柄だね」 

カオル「て言うか俺達ここに来てからずっと一緒だったし、犯人なんて居る訳ないって」 

マサヒコ「恐らくこれもイベントって事でしょう。だったら流れに従うのがき……ち……」 

シンジ「どうしたマサヒコ」 

マサヒコ「」ダラダラ

シンジ「マサヒコお前……」 

マサヒコ「いやいやいや違うでしょ! 俺等ずっと一緒に居たじゃないですか!?」 

小田っち「……」テクテクテク 

カオル「あの人こっち来たよ」 

マサヒコ「ええっ!?」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「あー、小田先生は『お前が犯人か』とおっしゃっております」 

マサヒコ「いや違いますって! そうだ、きっとさっきの体育の時に……」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『いいから付いて来い』と言ってますね」 

マサヒコ「えー……」 

シンジ「行った方が良いだろ」 

カオル「まー死にはしないっしょ」 

マサヒコ「他人事だと思って……」 


小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『何で盗ったんだ』と申してます」 

マサヒコ「いえ盗ったんじゃなくていつの間にかポケットに……」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『いいから返せ』と」 

マサヒコ「いや言われ無くても返しますって! これでいいでしょう?」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『何逆ギレかましてんだ』と」 

マサヒコ「はぁ!? いや別に怒ってませんって! てかさっきから代弁してるけどそれ合ってんの!?」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『制裁が必要だな』とおっしゃってますねー」 

マサヒコ「へ?」 

小田っち「……」ハァーッ 

ユーリ「『歯ぁ喰いしばれ』とおっしゃってます」 

マサヒコ「ちょ、ま、」チラッ 

シンタカカオ「……」ジーッ 

マサヒコ「いやなんか言ってよ!」 

シンジ「……まあ、腹括れ」 

マサヒコ「くっ……!」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『ぶっちゃけると俺も気乗りしないけどお互い仕事だし割り切ろう』と言ってます」 

マサヒコ「あんたはぶつ方だからそれでいいだろうな!」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『まー一応パーで行くから大丈夫だろう』と言ってます」 

マサヒコ「何が!?」 

小田っち「……」ジーッ 

ユーリ「『いくよ』と言ってます」 

マサヒコ「いやタンマタンマタンm……」 

小田っち「……」ヒュン 


パァン!! 


マサヒコ「ひでぶっ!」 


デデーン 『津田、城島、田隅、あうとー』

マサヒコ「死ぬかと思った……」 

カオル「すっげー紅葉」 

マサヒコ「星が飛びましたよ」 

学園長「えーそれでは、改めまして全校集会を始めます」 

学園長「本日はお天気ももよく……」ペラペラ 


シンジ「……存外普通の内容だな」 

タカトシ「ですね」 


学園長「……えー、これで、私の話は以上です。では最後に、校歌斉唱!」 


~~♪ 


カオル「おいおい、俺等桜才の校歌なんて知らないぜ?」 

マサヒコ「津田さんが知ってるでしょ。お願いしますね津田さん」 

タカトシ「……」 


~~♪ ~~♪♪ 


シンジ(……えらくイントロが長いな) 


~~♪~~♪ 


四人「……」 


デデーン 『全員、あうとー』 


シンジ「お前歌詞覚えてねーのかよあがっ!」 

タカトシ「すいませnオフッ!」 

PM 4:40 生徒会室 



タカトシ(一応ここを使う訳ね……) 

ユーリ「と言う訳で、皆さんには今日だけ桜才の生徒会役員として活動していただきます」 

ユーリ「まずは役職です。城島さん」 

シンジ「ん」 

ユーリ「城島さんには、一日生徒会長をやってもらいます」 

タカトシ(あ、会長の腕章) 

シンジ「会長ね……ちょっち荷が重そうだな」 

ユーリ「存外大丈夫だと思いますよー? 次に小久保さん」 

マサヒコ「はい」 

ユーリ「小久保さんには一日書記をやってもらいます」 

マサヒコ「書記っすか……(俺字汚いけどいいのかな)」 

ユーリ「では、田隅さん」 

カオル「うぃーっす」 

ユーリ「田隅さんは一日会計です」 

カオル「はいよ」 

ユーリ「最後に津田さん」 

タカトシ「はい」 

ユーリ「津田さんはいつも通り副会長を。お三方は不慣れな事も多いでしょうからサポートをお願いします」 

タカトシ「……分かりました」 

シンマサカオ「「「……」」」 

PM 4:45 



ユーリ「では用事があれば戻ってきますので、それまではここで待機しておいてください。失礼しましたー」ガラガラガラ 

シンジ「……タカトシってここの副会長なのか」 

タカトシ「はあ、まあ……」 

カオル「言ってくれりゃよかったのに」 

タカトシ「いやまあ、別に自分から言う事でもないかなって……」 

マサヒコ「津田さんはどうして生徒会に?」 

タカトシ「あー……うん、まあ、成行きで」 

シンジ「成行きって何だよw」 

タカトシ「いやもうアレはホントに成行きとしか言いようがないんで……あ」 

シンジ「あ」 



デデーン 『城島、あうとー』

シンジ「……で、何すりゃいいんだっけ?」オシリサスサス 

カオル「待機って言ってましたね。まあお呼びが掛かるまで休憩ってことで……」 


ガタン! 


マサヒコ「うわぁっ!!」ビクッ 

シンジ「な、なんだ!?」 

カオル「額縁が倒れた見たいっす」 

タカトシ(……どうやら休ませては貰えないみたいだ) 

マサヒコ「あー、ビックリした」 

タカトシ「……どうやら色々仕掛けがあるみたいだね」 

カオル「てことは机の中とかにも何か……お」 

シンジ「どうした」 

カオル「何かのパネルが……」 

マサヒコ「何が書いてあります?」 

カオル「まだ見てない。どうせだし一緒に見よう」 

シンジ「分かった」テクテク 

タカトシ(何かこれも嫌な予感がするなあ……) 

カオル「行くぜ」パッ 




タカトシ「」 

シンマサカオ「「「wwwwww」」」 


デデーン 『城島、小久保、田隅、あうとー』 

シンジ「あー、笑った笑った」 

マサヒコ「よく出来てますね、これ」 

カオル「シンプルだけどいい発想だなー」 

タカトシ(……良かったなコトミ、珍しく褒められてるぞ) 

マサヒコ「っと……俺のとこからもパネルが」 

シンジ「見せてみろ」 

マサヒコ「ん……」クルッ 




デデーン 『城島、小久保、田隅、あうとー』 


タカトシ「……不条理だ」 

タカトシ(そう言えば俺の机にも何かあるのかな……)ゴソゴソ 

タカトシ「……あ」 

シンジ「今度はどうした?」 

タカトシ「俺のとこにはこんなのが……」 


つボタン 


シンジ「何のボタンなんだ」 

マサヒコ「正直押しても碌な事にならなさそうなんですが……」 

カオル「でも押さないと先に進まないんじゃないか? RPGのイベントみたく」 

シンジ「うーんでもなぁー……」 

タカトシ「……四の五の言ってもしょうがないでしょう。押しますよ」 

タカトシ「ポチッと」カチッ 



四人「……」 

四人「……」 

四人「……」 

四人「……」 

四人「……」 


四人「……w」 



デデーン 『全員、あうとー』 


タカトシ「何も起こらねえのかようべっ!」 

ガラッ 


ユーリ「た、大変です!」 

マサヒコ「どうしたの」 

ユーリ「三年生の教室でのスケ番とその妹分が暴れているんです!」 

カオル「今度はスケ番っすか」 

シンジ「え、居んの? スケ番」 

タカトシ「いや俺の記憶では居なかったかと……ここ何だかんだ言っても元お嬢様学校ですし」 

マサヒコ「とにかく行きましょう」 



PM 5:20 教室《3年Q組》 



ユーリ「ここです」 

マサヒコ「うわっ、落書きだらけだ」 

カオル「掃除大変そう」 

タカトシ(ちゃんと後で消すんだろうな……) 

ユーリ「早速入らせてもらいましょう」コンコンコンコン 

???「……入れ」 

タカトシ(ん、この声……?) 

ユーリ「失礼しまーす」ガラッ 


シノ(長ラン・サラシ)「……あん?」 

ミサキ(ロングセーラー・紺)「何見てんだコラ」 



デデーン 『津田、小久保、あうとー』 

ユーリ「ご紹介します。こちらは桜才学園でアタマを張っている『桜吹雪のシノ』さんです」 

シノ「……押忍」 

シンジ(中々貫禄あるな) 

タカトシ(いやアタマ張ってるってのはある意味間違いじゃないけどさ) 

ユーリ「続きましてこちらがその妹分にしてナンバー2の『カミソリのミサキ』さんです」 

ミサキ「……ヘッ」 

カオル(二人とも胸小っちゃいなー) 

マサヒコ(てかお前なんでそんなハマってんだよ……) 

シノ「で、こいつらは誰なんだ」 

ユーリ「生徒会の皆さんです」 

ミサキ「……フン、気に入らないね! こういうのはまず自分から名乗るってのが礼儀なんじゃないのかい?」 

ユーリ「……それもそうですね。皆さん、各々自己紹介をお願いします」 

シンジ「あ、はい。えー一日生徒会長の城島で……」 

ミサキ「ちっげーだろうがよ」 

シンジ「へ?」 

シノ「ユーリ、手本を見せてやれ」 

ユーリ「はぁーい。……ぁーアタイはトリプルブッキングでアタマ張ってる有銘ユーリってーんだけどぉ。好きなタイプは頼れるお兄ちゃんタイプ、好きなコスプレはメイド服っす」 

マサヒコ(ヤンキー風かよ) 

タカトシ(てかリーダーこの娘なんだ) 

ユーリ「よろしくぅ」 

シノミサキ「「よろしくゥっ!!!!」」 

シノ「……これだ。やり直せ」 

シンジ「は、はあ……えーっと生徒会で会長やってる城島ってんだけどぉ……好きなタイプは、あー、清楚で、心の広い女の子。好きなコスプレは、えー、看護婦さんかな。よろしくぅ」 


デデーン 『小久保、あうとー』

シノミサキ「「よろしくゥっ!!!!」」 

シンジ「何が可笑しい」 

マサヒコ「いやこんなん笑うしかないでしょ……」 

ユーリ「次は田隅さんです」 

カオル「んー。……ぁー生徒会で会計やってる田隅ってんですけどぉー。好きなタイプは、あーおっぱいおっきくて割と従順な娘っすかねぇ。して欲しいコスプレは……あーエロかったらなんでもいいや」 


デデーン 『津田、城島、あうとー』 


シノミサキ「「……よろしく」」 

シンジ「お前は相変わらずストレートだな」 

カオル「そっすかね」 

タカトシ「尻がマヒしてきた……」 

ユーリ「次は小久保さんです」 

マサヒコ「……生徒会で書記やってる小久保ってんだけどぉ。えー好きなタイプは……」 

ミサキ「」ギロッ 

マサヒコ「……金髪のおさげで家事はそんなに得意じゃないのに彼氏のために一生懸命頑張ったりスタイルは普通でも自分を魅力的に見せる努力を欠かさない知的な幼馴染系かな」 


デデーン 『田隅、あうとー』 


ミサキ「よろしくぅ」ニコッ 

カオル「でっ!!」パァン!! 

シンジ「一息で言ったな。てか細かっ」 

マサヒコ「他意は有りませんよええそうですとも」 

タカトシ(……あー、なるほどそう言う……)ニヤッ 


デデーン 『津田、あうとー』 


タカトシ「しまったあだっ!!」


シノ「……最後はお前だ、津田」 

ユーリ「お願いします」 

タカトシ「てて……いや今津田って言いましたよね」 

シノ「!! い、いいから早くしろ!」カァッ 

タカトシ「は、はい……あー、生徒会で副会長やってる津田っつーんだけどぉ。好きなタイプは……」 

シノ「……」ジー 

タカトシ「……」 

シノ「……」ジー 

タカトシ「……フフッ」 


デデーン 『津田、あうとー』 


タカトシ「何なんすかもういでっ!」 

シノ(……他意は無かったのだがなぁ) 

カオル(鈍いなコイツ) 

試験終わったんで続き春 
長々と付き合せたけど多分あと一月弱で終わる(はず……) 


ユーリ「コホン。それでは自己紹介も終わった事ですし、本題に入りたいと思います」 

ミサキ「さっさと言いな」 

ユーリ「実は先程貴女方が凶器的な物を振り回していると言うタレコミがありまして」 

シノ「……ふむ。それで?」 

ユーリ「ですので生徒会の皆さんに貴女達のボディチェックを行って貰おうかと。もちろん誰にやってもらうかは貴女方が指名していただいて結構です」 

シノ「……なるほど、分かった。では私は津田、お前だ」 

タカトシ「マ、マジっすか!?」 

シノ「何か文句でもあるのか?」 

タカトシ「いや文句以前にボディチェックって色々問題が……」 

シノ「津田はムッツリスケベだからこういうのが好きだと思ったのだが」 

タカトシ「誰がムッツリスケベだ!」 

ミサキ「アタイはマ……小久保、アンタだ」 

マサヒコ「……分かった」 

ユーリ「ではまず津田さん、お願いします」

長い事ほっといたから鳥消えてた…… 


タカトシ(なんか凄い事になったな)ガサゴソ 

シノ「んっ……」ビクッ 

タカトシ「あっ、すいません」 

シノ「ん、かまわん。続けろ」 

タカトシ「は、はい」 

マサヒコ(津田さんとあの人どういう関係なんだろ。恋仲って訳じゃなさそうだけど) 

シンジ(てかこれも色々ヤバくねえか?) 

カオル(いいなぁー……)ジィー 

タカトシ(こうして見るとやっぱ会長ってスタイル良いよなー……ん?)サワッ 

シノ「!!」 

タカトシ(何か棒みたいなものがポケットの中に……まさかこれが凶k) 


ヴヴヴヴヴヴヴ 


タカトシ「……」 

シノ「……」 

タカトシ「……」 

シノ「……えっ面白くない?」キョトン 

タカトシ「俺が今更こんなネタで笑うと思ってんですか」 


津田、セーフ

ユーリ「凶器は有りましたか?」 

タカトシ「無かったですね」キッパリ 

シノ「(′・ω・`)」 

カオル(堅物かと思ったけど意外と面白い人だな) 

ユーリ「では小久保さん、続いてお願いします」 

マサヒコ「……うーっす」 

ミサキ「早くしろ」 

マサヒコ「へいへい」ガサガサ 

ミサキ「……」ガシッ! 

マサヒコ「!!?」ギュウゥゥ 

シンジ(ホールドされた) 

カオル(何か技でも掛けられんのかな) 


ユーリ(え……? な、何してるんです天野さん!?)オロオロ 

シノ(ん、天野の奴アドリブか?) 

ミサキ「……ねえマサちゃん」ボソッ 

マサヒコ「(素に戻ってる……)な、何だよ」 

ミサキ「……さっき若田部さんの胸揉んだでしょ」ボソ 

マサヒコ「!! み、見てたのか?」 

ミサキ「うん。気持ち良かった?」 

マサヒコ「」ガタガタガタガタ 

シンジ(マサの奴震えだしたぞ) 

タカトシ(何言われたのか分かんないけど今までで一番ビビッてますね……) 

マサヒコ「お、怒ってんのか?」 

ミサキ「別に。でもね、事故とは言え彼女としてああ言うのを看過する訳には行かないかなぁって」ゴゴゴゴゴゴゴゴ 

マサヒコ「(めちゃめちゃ怒ってんじゃん……)な、何が望みだ?」 

ミサキ「何も大した事じゃないの。ただ、この際だから私達の関係を明白にしておくのもいいかなって」ニコッ 

マサヒコ「ど、どういう意味だ?」 

ミサキ「……こういう意味だよ」グイッ 

マサヒコ「!?」 


ブチュゥー 


シンタカカオ「「「!!!!!!」」」 

ミサキ「……ん」ヌチュ 

マサヒコ「ん! んん!!」バタバタ 

ユーリ「あわわわわわわわ……」カアァァ 

シノ「……わお」ポー



ミサキ「……ぷはっ」 

マサヒコ「ぷはぁっ! お、お前何考えてんだ!?」 

ミサキ「あぁん!? 何か文句あんのかゴラァ!!?」 

マサヒコ(戻った!?) 

ユーリ「(あ、チャンス)小久保さん、凶器は有りましたか?」 

マサヒコ「え!? い、いや無かったと思うけど……」 

ユーリ「そうですか。それは良かったです。お二人とも、疑ってすみませんでした」 

ミサキ「フン!」 

シノ「」ポー 

ユーリ「シノさん?」 

シノ「……えっ? ああうん、そうだな!」 

タカトシ「?」 

ユーリ「ではこれで退散させていただきます。行きましょう」 

マサヒコ「は、はあ……」 

シンジ(まさかこんなとこで年下のディープキス見るとは思わなかった)ドキドキ 

カオル(ガッツリ舌入ってましたね)ドキドキ 

タカトシ(……今の本当に演技だったのかな) 

PM 5:45 


ユーリ「と言う訳で、本日の『学校行事は』すべて終了です。お疲れ様でした」 

四人「「「「お疲れ様でしたー」」」」 

ユーリ「皆様もお疲れかと思われますので、シャワーを浴びた後晩御飯にしましょう」 

四人「「「「はーい」」」」 



PM 6:00 シャワー室 



シンジ「あー生き返るー……」ザー 

マサヒコ「ここシャワー室まであるんすね」ザー 

タカトシ「まあ基本使うのは運動部だし俺らが使う事はあまりないんだけどね」ザー 

カオル「そんな事よりさー。あの娘ってやっぱりマサのコレ?」コユビタテー 

シンジ「あ、それ俺も気になってた」ザー……キュッ 

タカトシ「そこんとこどうなの?」 

マサヒコ「あー……まあ、一応……いや一応じゃないな……付き合ってます」 

タカトシ「へー!」 

カオル「いいなぁー彼女。しかも可愛いし」 

マサヒコ「……そういう皆さんはどうなんです?」 

カオル「俺ー? ないない」 

タカトシ「俺もまあ、うん」 

シンジ「俺は当分右手でいいや」 

マサヒコ「(無視)でもみなさん女の人の知り合い多いっぽいじゃないですか」 

カオル「知り合いが多いっつってもなー。俺は叔母さんが管理人やってる女子寮に用事で行くだけだし」 

タカトシ「俺も近いから去年共学になった桜才選んだだけだしね」 

シンジ「俺の場合『妹の友達』ってだけで大半は俺の友達ってわけでもないし」 

カオル「それに別に顔が良いってわけでもないしなー」 

シンジ「確かに」 


ハッハッハッ 


『そんなことないと思いますよー?』 

タカトシ「うわぁっ!?」 



タカトシ「は、畑さん!? えっこれカメラ回ってんの!?」ササッ 

『回ってますよー? 音声拾ってるだけですが』 

タカトシ(ホントかな……) 

マサヒコ「てか、これまだ終わってないんですか?」 

『終わってませんよー? まだまだこれからです』 

シンジ「じゃあさっき笑ったのはノーカンってだけ?」 

『まー流石にシャワールームまではね。やって欲しいなら行ってもらうけど?』 

シンジ「……遠慮しときます」 

PM 6:30 食堂 



ユーリ(ジャージ)「さて、汗を流してさっぱりした所で、夕食にしましょう」 

カオル(ジャージ)「待ってました!」 

タカトシ(ジャージ)「今度はゲームは無し?」 

ユーリ「はい。全員同じご飯ですよ」 

シンマサ(ジャージ)((よかった……))ホッ 

ユーリ「それじゃお願いしまーす」 


ガラガラガラ 


アイ(給食エプロン)「お待たせしましたー」 


デデーン 『小久保、あうとー』 


マサヒコ「っつつ……お久しぶりです、濱中先生」 

アイ「ふふっ、久しぶり、マサヒコ君♪」 

マサヒコ「えっと、じゃあ料理は先生が?」 

アイ「そうよ。腕によりをかけて作ったんだから!」ニコニコ 

マサヒコ「ありがとうございます(なら取り敢えず食えはするか)」 

カオル「あー、えっと、濱中先生?」 

アイ「何かしら?」 

カオル「ご飯の内容は何ですか?」 

アイ「ふっふっふー。よくぞ聞いてくれました! 貴方達の晩御飯はこれよ!」バッ 




シンタカ「「……」」イライラ 

アイ「あれっ?」 

マサヒコ「……もういい加減下ネタに走るのは止めましょうよ」 

カオル(意外と行けるな)モグモグ 


全員、セーフ 

PM 7:30 


カオル「晩飯も終わった事だし、これからどうすんだろ」 

タカトシ「さてね……」 

シンジ「正直俺としてはもうこれで終わって欲しいんだが」 

カルナ「安心してください、次で終わりですよ」 

マサヒコ(うわっ!? ビックリした……) 

タカトシ「あれ? ユーリちゃんは?」 

カルナ「ユーリは労基とかの関係で夜中の仕事はあんまり受けられないんで……ですから再び私が案内役です」 

カオル「成程」 

シンジ「で、何をすればいいんです?」 

カルナ「今から皆さんには肝試しに行ってもらいます」 

カオル「肝試しっすか」 

カルナ「ええ。その名も『桜才七不思議探索ツアー』です」 

タカトシ(マジか……) 

カルナ「と言う訳で、これに際して一つルール変更があります」 

マサヒコ「どんな?」 

カルナ「肝試しが始まったら、笑うのは構いませんが絶対に驚いてはいけません」 

タカトシ「はあ」 

カルナ「それではみなさん、このくじを引いて下さい」 

シンジ「これは?」 

カルナ「パートナー決めのくじです。皆様のお知り合いの女性の中でまだ出てきていない方の名前が書かれています」 

タカトシ「何故パートナーを?」 

カルナ「肝試しですし特に深い意味は無いかと。ただ強いて言うなら貴方方への配慮でしょう」 

タカトシ「何の?」 

カルナ「女の子が隣に居たら簡単にワーキャー叫ぶわけにもいかないでしょう?」 

シンジ「言ってくれるなあ」 

カオル「まあいいや、俺が最初に引くぜ。それっ」ヒョイッ 

《五》 

カルナ「五ですね。吉見さーん、出番ですよー」 

ガラッ 

チカ「よ、よろしくお願いします」オドオド 

シンジ「あ、チカちゃん」 

カオル(中学生か)チッ

チカ「お、お久しぶりですシンジさん!」 

シンジ「はは、久しぶり」ニコッ 

チカ「はうぅ……」カアァッ 

マサヒコ(……あー、この娘)ニヤニヤ 

カオル(一応パートナー俺なんだけどなー)ニマニマ 


デデーン 『小久保、田隅、あうとー』 


タカトシ「あー、次俺引いていい?」 

カルナ「どうぞ」 

タカトシ「えーっと」ゴソゴソ 

《十》 

カルナ「十ですね。森さーん、お願いします」 

森さん「おねがいしますね、津田さん」ペコリ 

タカトシ「あ、森さん。こちらこそ」ペコリ 

マサヒコ「えっ、お知り合いなんですか?」 

タカトシ「まあ、学校交流の関係で色々ね」 

マサヒコ「ああ、それで(て事は会長も津田さんの知り合い枠だったのか……)」 

カルナ「さて、次は誰が引きます?」 

マサヒコ「俺が引きます。よっ」 

《一》 

カルナ「一ね。叶さーん」 

ミホ「はーい」 

シンジ「ん、ミホちゃん」 

ミホ「あ、先輩……こんばんは」 

シンジ「こんばんは」ニッ 

ミホ「」キュン 

マサヒコ(……何だ、城島さんモテるじゃん) 

カオル(爆発しろ) 

シンジ「最後は俺か。ん……」ゴソゴソ 

『十二』 

カルナ「十二ですね。田隅さーん」 

サトリ「はいはーい」パタパタ 

カオル「ん、なんだお前も来てたのか」 

サトリ「まあねー」 

タカトシ「妹さん?」 

カオル「まあ」 

シンジ「よく似てんな」 

サトリ「へっへっへー」 

マサヒコ(そうかな……? 何か違和感あるけど) 

カルナ「四人全員引き終わりましたね。では次はこちらを」スッ 

タカトシ「またくじ?」 

カオル「棒が七本って事は……」 

カルナ「はい、このくじでそれぞれのペアの行き先を決めてもらいます」 

シンジ「面倒臭いしこれは同時に引くぞ」 

マサヒコ「そうですね」 

カオル「じゃあ行くぜ……せーのっ」ピッ 


シンジ→『5』 

タカトシ→『2』 

マサヒコ→『6』 

カオル→『3』 




カルナ「それぞれ行き先は決まりましたね」 

シンジ「ああ」 

サトリ「どんとこーい」 

森さん(桜才の七不思議ってどんなのだろう……) 

タカトシ(えーっと、2番目は確か……) 

カオル(肝試しなんて久しぶりだなー) 

マサヒコ(七不思議か……中学の時のアレを思い出すなあ) 

チカ&ミホ((シンジさんとペアが良かったなぁ……)) 

カルナ「ルールについて説明します。それぞれのペアは今引いたくじで決められた場所に行き、そこで証となるワッペンを取ってきて下さい。なお、行く途中で何が起こっても我々は一切の責任を負いかねますのでご注意を」 

シンジ(て事は何か仕掛けがあるんだな) 

カルナ「それでは始めます。ご健闘をお祈りしますね」 


PM 7:45 廊下 


シンジ「5番目の噂は『悠久の廊下』か」 

サトリ「午前零時に通ると廊下が延々と続いて出られなくなるんですってね」 

シンジ「今まだ八時前だけどな……」 

サトリ「まあその辺はスケジュールの都合でしょう」 

シンジ「随分世知辛い七不思議だな。……ところでサトリちゃん」 

サトリ「何です?」 

シンジ「君はカオルの妹だろ? 二人はどんな関係なのかなって」 

サトリ「どんな関係とは?」キョトン 

シンジ「いや、うちの妹は他と比べて少々特殊でね……いやまあある一点を除けば出来た奴だし全体的に不満は無いんだが、『普通の兄妹』ってのがどんな感じなのか気になって。君割と普通っぽいし」 

サトリ「うーん……私達は『普通の兄妹』のモデルケースとしてふさわしいと思いませんけどねー。正直カナミちゃんと城島さんの方がよっぽど普通の兄妹だと思いますよ」 

シンジ「はは、言うねえ。何でそう思うのさ」 

サトリ「だって私達血繋がってないですし。いわゆる義兄妹ってやつです」 

シンジ「え゛」 

サトリ「あと、私兄さんの事大好きですから。勿論家族的な意味じゃなくてです」 

シンジ「」 

サトリ「驚きました?」ニッ 

シンジ(……ジーザス) 


デデーン 『城島、あうとー』 


シンジ「ええっ!?」 

PM 7:45 プール前 


タカトシ「2番目の噂は『赤いプール』。夕焼けの日にプールで泳ぐと何かに掴まれ水中に引きずり込まれると言う……」 

森さん「オーソドックスですね」 

タカトシ「まー確かに。……ところでこれ実際に泳がなきゃいけないんですかね?」 

森さん「いえ、そう言う事は聞いてないんで多分大丈夫だと思います」 

タカトシ「良かった……そう言えば、英稜の方にも七不思議とかってあるんですか?」 

森さん「うーん、確かあったと思います。詳しい内容は知りませんけど。津田さんは桜才のは全部知ってるんですか?」 

タカトシ「ええまあ。少し前に新聞部の取材に付き合って検証したことがありまして。まあ今向かってる所も含めて結局何も起きなかったんですけど」 

森さん「えっ、そうなんですか」 

タカトシ「何か起こってたら無事じゃないですよ」ハハ 

森さん「あー確かに」フフフ 


『(……盛り上がってますねー)』 


PM 7:45 音楽室へ向かう廊下 


マサヒコ「6番目の噂は『音楽室の怪』か……。夜中に肖像画の目が動くねぇ」 

ミホ「まあ、定番ですよね」 

マサヒコ「うちの中学にも似たような話があったしね(そう言えば三浦先生今も女子生徒食ってんのかな……)」 

ミホ「……あの」 

マサヒコ「ん、どうかした?」 

ミホ「あ、いえ……えっと、小久保さんは、あの娘……天野さんと付き合ってるんですよね?」 

マサヒコ「? そうだけど」 

ミホ「それなんですけど……初対面でこんな事聞くのもアレなんですが馴れ初めとか教えてもらって良いですか!?」 

マサヒコ「……今後の参考に?(ちょっとびっくりした……)」 

ミホ「!! は、はい……」カアァァ 

マサヒコ「うーん、馴れ初めって言ってもなあ……。元々俺とミサキは家が向かいの幼馴染なんですよ」 

ミホ「!!!! お、幼馴染ですか……」 

マサヒコ「そう。で小学校低学年の頃までは良く遊んでたんだけど、異性って事もあって高学年になるにつれて疎遠になっちゃって。中学の初めの頃はもう殆ど話さなくなっててさ」 

    「でも、濱中先生や中村先生、的山や若田部がうちに来るようになって、ミサキもまたうちに来るようになってさ。呼び方なんかも昔のそれに戻って行って」 

    「でまあ、中学卒業の少し後、向こうから俺に告白してきて……『ずっと前から好きだった』って」 

    「正直今の俺達があるのも皆が居たからで、これと言った馴れ初めは挙げられないかな……って、何か思い出話みたいになっちった」ハハ 

ミホ「な、成程(幼馴染かぁ……となるとやっぱり黒田さん有利かなあ……)」ショボン 


『(何が凄いって今の話の登場人物全員女子って事ですよ)』

PM 7:45 旧館女子トイレ前 


カオル「3番目の噂は『トイレの怪』、夜に使うと便器から手が出てきて異世界に連れ去られる」 

チカ「……いつも思うんですけど、この手の話に出てくる異世界ってどんな感じの場所なんですかね?」 

カオル「さあねー。ただ便器が入口だし多分碌なもんじゃないだろ」 

チカ「ですよね……あ、あの」 

カオル「何?」 

チカ「あの、シンジさんについてなんですけど」 

カオル「シンジさんがどうかしたの?」 

チカ「あー、いえ……シンジさんって、男の人の目から見てどう思います?」 

カオル「まあカッコいい方なんじゃない? 競争率高そうだよね」 

チカ「! ……やっぱりそう思います?」 

カオル「本人は気付いてないけど割とモテる方なんだろ? 君とか叶さん?だっけ」 

チカ「……正直シンジさんって妹さん関係か周りに女の人の影が絶えなくて。ミホさんとは昔たまたま会った事があって、お互い好きな人について話したことがあるんですけど、まさか本当にシンジさんが好きだなんて思わなくて」 

カオル「まーそう言う事もあるさ。世間は広いようで狭いもんだし」 

チカ「……どうすればいいんでしょう?」 

カオル「……どういう意味かによるね。シンジさんに選んでもらえるか不安なのか、若しくは叶さん含む他の女子に申し訳ないのか」 

チカ「……どっちもです」 

カオル「その辺はどうしようもない事さ。シンジさんが罪な男ってだけだよ。ただ後悔したくないなら、もっかい叶さんとかと話し合ってみたら? 後腐れなくやるには正々堂々が一番だぜ。あと結局選ぶのはシンジさんなんだから、シンジさん好みの女になるのが一番いいんじゃない?」 

チカ「……シンジさん好みの女ってどんな感じでしょう。Mでアナル好きなのは知ってるんですが」 

カオル「(今この娘さらっとシンジさんの性癖バラしたな)正直そこは何とも……第一俺とシンジさんって今日会ったばっかなんだぜ?」 

チカ「あっ、そ、そうでした! ごめんなさい」 

カオル「はは、別にいいよ。まあ、シンジさん含め皆とは結構気が合うし、これかも長い付き合いになりそうな気がするから、出来る事があれば協力するよ」ニコッ 

チカ「あ、ありがとうございます!」パァァ 


『(良いこと言ってますけどあなたが言うとアレですねー……)』

PM 7:50 廊下 



シンジ「あー痛て……」 

サトリ「大丈夫ですか?」 

シンジ「まーなんとか……ん?」 


???(死装束)「……」ユラァ…… 


シンジ「な、なんだあれ」 


???「……」テク……テク…… 


サトリ「こっちに向かってきますよ……」 


???「……………………リア充は…………」 


シンジ「え?」 


ケンジ(死装束)「…………死ねええぇぇぇぇぇ!!」 


シンジ「うわああぁぁぁ!?」 


デデーン 『城島、あうとー』 


PM 7:50 プール 


タカトシ「プールに入ったはいいけど……」 

森さん「特に何もありませんねー」 

タカトシ「まあいいや、取り敢えずワッペンを……」 


ザバァーン 


タカトシ&森さん「「!!?」」 


???「……」ポタ……ポタ…… 


タカトシ(プールから女の人が……) 

森さん「きゃあ―っ!」ガシッ 


???「……」ガシッ 


森さん「えっ?」 

タカトシ(妖怪リア充殺し再び!? てかずぶ濡れでくっつくな!) 

レイコ「……」ニヤッ


PM 7:50 音楽室 


マサヒコ「えーっと、ワッペンは……」 

ミホ「あっ、あそこ、肖像画の下にあるやつじゃないですか?」 

マサヒコ「ん、確かに。取ってさっさと戻ろう」 


肖像画?「……」ジーッ 


ミホ(気のせいかな……心なしか見られてるよう様な気が……暗くてよく分からないけど) 


肖像画?「……」 


肖像画?「……」クワッ! 


ピカッ! 


ミホ「きゃっ!」 

マサヒコ「うおっまぶしっ!?」 


デデーン 『小久保、あうとー』 


橋高さん「……」ニヤッ 


PM 7:50 旧館女子トイレ 


カオル「さてと……」 

チカ「やっぱりこうやって入ってみると不気味ですね……」 

カオル「まあそりゃね……あっ」 

チカ「!? ど、どうかしますた!?」 

カオル「ああいや、何でもないよ(そういや俺今女子トイレに入ってんのか……ちょっとドキドキする)」ドキドキ 

チカ「お、脅かさないでください……」 

カオル「ゴメンゴメン……えーっと一番奥のトイレだったね」 

チカ「はい」 

カオル「……開けるよ。それっ!」 


マミ(花子さんスタイル)「んにゃ~……」ヘベレケー 


カオル「ま、マミさん!?」 

マミ「あれ~カオルく~ん?」デレ~ン 

カオル「何してんすか……」 

チカ「だ、だいぶ酔われてますね……」 

マミ「失礼でしゅね~酔ってにゃいです~」ガシッ 

カオル「うわ酒臭っ!」

PM 7:55 廊下 


ケンジ「リア充は死ねぇ~」ズルー 

シンジ「ええい、くっつくな鬱陶しい!」 

サトリ「かれこれもう五分はしがみ付いてますね」 

ケンジ「アンタ等も津田と一緒なんだろ~。周りのいい女全部かっさらって俺達非モテにはお零れすら分けてくれないんだ~」 

シンジ「何を訳の分からん事を……!」 

サトリ(血の涙流してる) 

ケンジ「いいんだいいんだ……どうせ俺なんて……」グスグス 

シンジ(今度はぐずり出した……) 

サトリ「(そんなだからモテないんじゃ……)あっ、突き当りのあれ、ワッペンじゃないですか?」 

シンジ「お、確かに。早いとことってさっさと戻ろう」 

ケンジ「……」シクシクシクシク 

シンジ「ああもう泣くな!」

PM 7:55 プール 


タカトシ「だぁーっ! いい加減離れてください!」 

レイコ「よいではないかよいではないか~♪」スリスリ 

森さん「……えっと、この方とはどう言ったご関係で?」ニコー 

タカトシ「(目が笑ってない……)初対面ですよ!」 

森さん「本当ですか?」ジトー 

レイコ「あらあら嫉妬? 可愛いわね~」ニヤ~ 

森さん「ち、違いますよ! てか貴女何でそんなべたべたしてるんですか!」 

レイコ「だってそれが仕事だし」 

森さん「と、兎に角離れて下さい!」グイッ 

タカトシ「わわっ!」 

レイコ「あ、ちょっ、プールサイドで暴れたら……」 

森さん「きゃっ!」ツルッ 

レイコ(ああもう言わんこっちゃ……) 

タカトシ「危ない!」 

森さん&レイコ「「えっ?」」 


グイッ 


グルン 


ザップーン 


森さん「……つ、津田さん! 大丈夫ですか!?」 

レイコ「……あー、その……御免なさい(年甲斐もなくはしゃぎ過ぎたわ……)」 



PM 7:55 音楽室 


マサヒコ「痛てて……あービックリした」 

ミホ(目がチカチカする……) 

橋高さん「お気に召して頂けましたか?」ニヤッ 

マサヒコ「えー全く。ところで、もうこれ取っても良いんですかね?」 

橋高さん「どうぞ」ニッコリ 

マサヒコ「ふう……」ペリッ 

橋高さん「……」クワッ! 


ピカッ! 


ミホ「わっ!」バッ 

マサヒコ「ぐあっ、目が、目がぁあ!?」バタバタ 


デデーン 『小久保、あうとー』 


橋高さん(……油断大敵です)

PM 7:55 旧館女子トイレ 


カオル「ちょっ、マミさん、離れてよ恥ずかしいって!」 

マミ「にゃによ~。私みたいなアラサ―女に抱きつかれて迷惑って事~?」ギュ~ 

カオル「いやそうじゃなくて……」 

チカ「(間に入りづらい……あっ)田隅さん、そこの壁にかかってるのワッペンじゃないですか?」 

カオル「あ、ホントだ。……チカちゃん、悪いけどこれ持って先に戻っててくれない?」ペリッ 

チカ「ええっ!? いいんですかそれで?」 

カオル「俺達は『ワッペンを取って来い』としか言われてないだろ? 別に俺達二人がそろってる必要はないだろうさ」 

チカ「うーん(大分屁理屈な気もするけど)」 

カオル「……ぶっちゃけるとこうなったマミさんはかなりアレだから戻るのには時間がかかると思うん だ。みんなに待ってもらうのも迷惑掛けるだろうし」 

チカ「そうですか……分かりました、皆さんにもそう伝えておきます」 

カオル「うん、暗いから気を付けてねー……さてと」 

マミ「うぅ~」オエー 

カオル「なんでこんなに飲んだんだよ……」 

マミ「控室で周りに勧められて……みんな飲んでいいって言うから」 

カオル「ったく……立てる?」 

マミ「ビミョ―かな……」 

カオル「あんまりハメ外さないでよ。なんかこれテレビ放送されるらしいし」 

マミ「別にい~わ、今更こんな喪女貰ってくれる男(ひと)なんて居ないだろうし」 

カオル「そんなこと無いって、ただちょっと出会いが無いってだけで……」 

マミ「お気遣いどうも……ウッ」 

カオル「ど、どうしたの!?」 

マミ「……吐く」オエップ 

カオル「便座で吐きなよ! ここトイレなんだから!」 

マミ「ごめん立てない……」 

カオル「すぐそこだから! ほら頑張って!」 

マミ「……あ、もう無理」 

カオル「えっ?」 

マミ「オ[――――――――――――――――自主規制――――――――――――――――]エェ!」ゲロー 

カオル「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁ!?」ダバー 


デデーン 『田隅、あうとー』 


カオル叔父(何やってんだマミ……)

PM 8:15 生徒会室 


マサヒコ「あー酷い目にあった……」 

シンジ「ただいまー」ガララッ 

マサヒコ「あ、城島さん。そっちも終わりました?」 

シンジ「まあな。タカトシとカオルはまだか?」 

マサヒコ「まだみたいっす」 

森さん「あのー……」オドオド 

マサヒコ「あ、副会長」 

シンジ「えーっと、森さんだったっけ。タカトシはどうしたの?」 

森さん「つ、津田さんは……その……」モジモジ 

マサヒコ「え、津田さんに何かあったんですか?」 

森さん「いえ、そのですね、」 

チカ「すいませーん!」タッタッタ 

シンジ「チカちゃん! ……あれ、カオルは?」 

チカ「カオルさんは何か面倒な事になるから先に戻っててって……」 

マサヒコ「そう。で、津田さんは……」 

『津田さんと田隅さんは再びシャワーを浴びに行っておられます』 

シンジ「うわっ!」 

マサヒコ「だから急に話しかけないでくださいよ……ってかシャワー浴びてるって何で?」 

『いえ、お二人とも少々ハプニングがありまして』 

シンジ「ハプニング?」 

森さん「……」



PM 8:45 生徒会室 


カルナ「コホン。えー、これで本日のイベントはすべて終了です。お疲れ様でした」 

四人「「「「お疲れ様でしたー……」」」」グデーン 

カルナ「と言う訳ですので、これから就寝場所に案内します。付いて来てください」 

四人「はーい……」 


PM 9:00 柔道場 


タカトシ「ここで寝るんですか……」 

カルナ「はい」 

シンジ「ここも何かあるのか?」 

タカトシ「最後の七不思議ですよ。ここで寝ると何か黒い物が上に圧し掛かって来ると言う……」 

カオル「へえ」 

マサヒコ「大丈夫なんですかね?」 

タカトシ「いや、前に七不思議を検証したとき何も起こらなかった……何も起こらなかったな、うん……大丈夫だよ」 

マサヒコ(何故言い淀んだ!?) 

カルナ「いかがなさいます? スケジュール的にはもう寝て頂いても構いませんが、まだ少し早いですし……」 

シンジ「……いや、俺はもう寝るよ。色々あってもうくたくただ」 

マサヒコ「……俺もそうします」 

カオル「俺も俺も―」 

タカトシ「じゃあ俺も」 

カルナ「分かりました。ではすぐに寝具を用意しますのでそのままお待ちください」

PM 9:20  


シンジ「今思ったけど何かこういうの修学旅行っぽいよな」ゴローン 

カオル「あー確かに」 

マサヒコ「男だけで外泊ってあんまないっすからね」 

シンジ「あー俺も。妹やその友達の付添いは結構やるんだがなー」 


タカトシ(いまさらっととんでもない事言ってたような気がするけど墓穴なので突っ込まないでおこう) 


PM 9:30 


カルナ「では消灯しますねー」パチッ 

カオル「はーい。じゃお休み―」 

シンジ「お休み」 

マサヒコ「お休みなさい……あっそうだ、津田さん」 

タカトシ「ん、何ー?」モゾモゾ 

マサヒコ「さっきの圧し掛かって来る幽霊の事、もっと詳しく教えてもらえませんか?」 

タカトシ「もっと詳しくねー……俺も良くは知らないんだけどどうも女らしいよ」 

マサヒコ「女ですか……分かりました」 

タカトシ「もういい? じゃあお休み」 

マサヒコ「……お休みなさい(まあ、津田さんが何も気にしてないし大丈夫かな……?)」 

AM 2:30 


タカトシ「」クカー 

カオル「」スピー 

シンジ「」スヤー 


ギシ……ギシ…… 


マサヒコ(う……何だ? 重い……) 


『タカトシ「最後の七不思議ですよ。ここで寝ると何か黒い物が上に圧し掛かって来ると言う……」』 


マサヒコ(えっまさか……本当に!?) 


ナルコ「……」シタナメズリ 


マサヒコ「あ」 


AM 3:30 


タカトシ「」スー 

カオル「」グオー 

マサヒコ「……」 


ギシ……ギシ…… 


シンジ(う……何だ? 重い……) 


『タカトシ「最後の七不思議ですよ。ここで寝ると何か黒い物が上に圧し掛かって来ると言う……」』 


シンジ(おいおい……マジかよ!?) 


小宮山「……」シタナメズリ 


シンジ「あ」 


カオル「」グガー 

マサヒコ(田隅さんいびきうるせぇ……!) 

ナルコ(簀巻き)「フゴフゴフゴ!」ゴロゴロ


AM 8:00 


カルナ「みなさん起きてくださーい」 

ユーリ「起きてくださーい」 

シホ「起きてくださーい!」 

カオル「ん、あぁ、もう朝? ……あー良く寝た」 

シホ「おはようございます、田隅さん」 

マサヒコ「……」 

シンジ「……」 

ユーリ「他の皆さんもおはようございます」 

シンジ「……おはよう」 

マサヒコ「……おはようございます」 

ユーリ「? どうかなさいました? 枕が変わって眠れなかったとか?」 

シンジ「まあ……」 

マサヒコ「そんなとこかな……」 


ナルコ(簀巻き)「フガフガフガ!」ジタジタ 

小宮山(簀巻き)「モゴモゴモゴ!」バタバタ 

タカトシ「……」 


カルナ「さて、それではこのゲームの締めとして、皆様には終業式に出席していただきます」 

シンジ「終業式か……」 

カルナ「式は多目的ホールで行います。付いて来てください」 

四人「「「「はーい」」」」 


AM 8:30 多目的ホール 


学園長「それでは、これより終業式を始めます。今朝は天気も良く……」ペラペラ 

シンジ(昨日と同じく当たり障りのない話か……) 

カオル(まあありがたいけど) 

マサヒコ(でもこれで終わりか……ちょっと寂しいかも) 

タカトシ(……) 


ピピーッ 


四人(?) 


ナナコ・ボア・プチ「」トコトコ…… 


シンジ(犬が三匹……) 

タカトシ(ボアか?) 

マサヒコ(ナナコ?) 

カオル(プチじゃねーか。何でここに?) 


ピピーッ 


ナナコ・ボア・プチ「」チンチン 


ピッピッピッピッ 


ナナコ・ボア・プチ「」グルグル 

四人(……!)フルフル 



マサヒコ(くそ……!)プルプル 

シンジ(最後の最後に持ってきやがった……!)プルプル 

タカトシ(耐えろ……! 耐えろ……!)プルプル 


プゥ 


四人「……!」 


デデーン 『全員、あうとー』 


シンジ「誰だあだっ!」 

古谷さん(ブーブークッション装備)「うちだっちゃ♪」プゥプゥ 

タカトシ「あんたかいでっ!」 


AM 9:00 


シホ「えー」コホン 

カルナ「これで所定の行事はすべて終わりです」 

ユーリ「皆さん」 

トリッキング「「「お疲れ様でしたー」」」ペコー 

マサヒコ「ふー、やっと終わった……」 

カオル「あ゛ー、尻が痛い……」サスサス 

シンジ「長かったな……」 

タカトシ「えー全く。……さて」 

トリッキング「「「?」」」 

タカトシ「説明してもらいますよ。このゲームが一体何だったのか」 

シンジ「ああ、俺も聞きたいな」 

マサヒコ「昨日からずっとはぐらかされっぱなしですからね」 

カルナ「ああ、それですか」 

ユーリ「それはこれからスポンサー様から直々に説明していただけます。ご案内しますので付いて来てください」 

カオル「うぃーっす」 


AM 9:05 学園長室 


タカトシ「ここに?」 

シホ「はい。くぱあーっとイッちゃってください!」 

シンジ「(何かヤな表現だな)まあいいや。失礼しまーす」ガチャリ 


マナカ「……」チラッ 

コンスたん「あ」 

アヤナ「あら」 


四人「「「「えっ?」」」」

マナカ「ああ、来たんですねシンジさん」 

シンジ「どういう事だ?」 

カオル「スポンサーって……お前が?」 

コンスたん「私じゃないよ。私達はこれの発案メンバーってだけ」 

カオル「?」 

マサヒコ「じゃあお前か若田部」 

アヤナ「私でもないわね」 

タカトシ「……成程、分かりました。で、当の本人は何処に?」 

アヤナ「お姉さまはそこです」 

タカトシ「へ?」 

アリア「ふっふっふー」イスクルン 

タカトシ「そこに居たんですか……」 

シンマサカオ(((……デカっ!)))




タカトシ「で、先輩。結局これ何だったんです?」 

アリア「昨日言ったじゃない。私から津田君へのサプライズだって」ニコニコ 

カオル(俺が今まで見た中で一番デカい」ジー 

シンジ(アキちゃんよりデカい…」ジー 

マサヒコ(メロンついてるみたいだ」ジー 

マナカ「皆さん」 

コンスたん「声に」 

アヤナ「出てますよ」 


ギュゥゥゥゥゥッ 


シンマサカオ「「「いででででで!」」」 

タカトシ「……」ジロリ 

タカトシ「……コホン。いやまあそう言う話じゃなくて。何でこういう事やろうと思ったのかとか……」 

アリア「ああなるほどねー。そもそも話の始まりは、うちのグループがテレビの放映枠をひとつ買い取った事から始まるわ」 

タカトシ「はあ」 

シンマサ(のっけからスケールデカいな!?) 

カオル(タカトシ微塵も驚いてねー。慣れてんな) 

アリア「で、内容としては今回みたいな一般参加型の番組を作るところまでは固まったんだけど……参加者をどうするかで少し詰まっちゃって」 

   「父は一般公募でいいんじゃないかって言ってたんだけど、私としては最初に知り合いにやってもらって屈託のない意見を聞くべきかなって思ったの」 

   「そこでまず津田君に白羽の矢が立ったんだけど、結局他の参加者をどうするか迷っちゃって」 

タカトシ「会長や萩村達じゃ駄目だったんですか?」 

アリア「最初の出演者は若い男の子オンリーって決めてて……私あんまり(顔のいい)男の人の知り合い居ないから」 

タカトシ「はあ……えっ今なんて言いました? よく聞こえなかったんですけど」キョトン 

アリア「ううん、何でもないわ。で、考えた末に知り合いの娘に津田君に近い雰囲気の人が居ないか聞いてみたの」 

シンジ「……それで俺達が呼ばれたってわけですか」 

カオル「そんなに俺らって雰囲気似てるかねー」 

マサヒコ(津田さんと城島さんはともかく田隅さんは何か毛色が違うような……) 

タカトシ「じゃあ井戸田さんは?」 

アリア「あの人はレイ・プリンセスに仕事を依頼したとき、社長さんに駄目元で聞いてみたら紹介してくれたの」 

タカトシ「へー」 


マナカ(……まあでも、そんなに居る訳ないですよね。なんせ七条さんが提示した条件が) 

アヤナ(顔が良くて、背が高くて、紳士的で、異性の知り合いが多いけど童貞で) 

コンスたん(ツッコミスキルが高い事……まあ私は最後の条件妥協しちゃったけど)

マサヒコ「ん……? って事は若田部、お前この人と知り合いなのか?」 

アヤナ「ええ。父が勤める会社はお姉さまのグループの傘下なのよ。年が近いから社交界とかで一緒に居ることが多くてね」 

マサヒコ「へー」 

カオル「お前はどういう知り合いなのさ」 

コンスたん「私も親の繋がりね。七条グループは陽如学園のスポンサーの一つなのよ」 

カオル「ふーん……って、七条グループ!?」 

シンマサ「「……!!」」 

コンスたん「そうよ。どうかした?」 

カオル「いや、七条グループって俺みたいなバカでも知ってる不動産業界の最大手じゃねーか!」 

マサヒコ「って事はこの人は……」 

アリア「ふふ、『七条』アリアでーす。よろしくね」ニコッ 

カオル「マジか……」ポカーン 

シンジ「……あー、マナカちゃんはその、七条さんとはどういう理由で知り合ったの?」 

マナカ「私の小説に七条さんがファンレターを送ってくれたことがきっかけです。同性かつ同年代の読者は珍しいのですぐに意気投合しました」 

アリア「リアル女子高生作家って素敵でしょう?」 

タカトシ「作家かあ……確かに、高校生で作家デビューは凄いですね」 

シンジ(ん? でもマナカちゃんが書いてる小説って確か……) 

カオル「どんな小説書いてんの?」 

マナカ「あ、今有りますよ。読みます?」 

マサヒコ「俺も見たいな」 

マナカ「ではどうぞ」スッ 


『人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち』 


四人「「「「……」」」」 

アリア「はあ……このシーン、何時読んでもいいわ……」ウットリ 

マナカ「よしてください、照れます……」カァッ 

アリア「特にこの奥さんの○○○が××××を……」 

タカトシ「それ以上は口を閉じろぉ!!」

アヤナ「ではネタばらしも済んだところで、結果発表に移りたいと思います」 

コンスたん・マナカ「「わー」」 

マサヒコ(ああ、そう言えばあったなそんなの) 

タカトシ(すっかり忘れてた) 

アリア「それでは私から発表させてもらうわね」 

アリア「優勝は……」 





アリア「城島シンジさんです!」 


シンジ「えっ、俺か!?」 

タカトシ「おめでとうございますシンジさん」パチパチ 

マサヒコ「おめでとうございます」パチパチ 

カオル「おめでとう」パチパチ 

マナカ「おめでとうございます」パチパチ 

アヤナ「おめでとう」パチパチ 

コンスたん「おめでとう」パチパチ 

アリア「おめでとう」パチパチ 

シンジ「あ、ありがとう……」 



『父にさようなら』 



『母にありがとう』 



『そして』 



『全ての子供たちに、おめでとう』 






シンジ「何だ今の」 

『お気に召しませんでしたかあ?』 

シンジ「いやなんか投げっぱなしエンドみたいな感じがして……」 

タカトシ「あの人の言う事に食いついたら負けですよ……」 

アリア「さてそれでは、約束通り優勝者には豪華賞品をプレゼントしまーす」 
                              ・・・ 
   「それも……じゃじゃーん! 七条温泉ホテルの無料宿泊券三人分でーす!」 

マサヒコ「へー! 良かったじゃないですか城島さん!」 

カオル「こないだオープンしたばっかのとこでしょ? いいなー」 

タカトシ「俺はプレオープンの時に行きましたけどいい所ですよ。楽しんできて来てください」 

シンジ「はは、ありがとう。……ん? 三人分?」 

タカトシ「どうかしたんですか?」 

シンジ「い、いや、何でもない」 

アリア「あと出演料の方は後日それぞれの口座に振り込んでおくわ。さて、それじゃあみんな、付いてきて」 

アヤナコンスマナカ「「「はーい」」」 

タカトシ「ま、まだなんかやるんですか……?」 

アリア「付いてくればわかるわ。さあ早く早く!」

AM 10:00 講堂 


パァーン  パァーン 


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「お疲れ様でしたー!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 

カオル「うわっ!」 

マサヒコ「な、なんだこれ!?」 

小宮山「いやー、城島くんやったじゃない。流石は私の教え子ね」 

シンジ「い、いきなりなんですか! あとどさくさ紛れに尻触んな!」 

カナミ「うわーんお兄ちゃーん! コトミちゃんとサトリちゃんがいじめる―!」 

シンジ「お前もお前でいきなり何だ!?」 

タカトシ「え、えっと、これは……?」 

アリア「見ての通り、打ち上げよ」 

シノ「津田、惜しかったな」 

タカトシ「あ、会長……ってまだその恰好なんですか」 

シノ「まあお祭りみたいなものだし、私だってたまには、な」 

タカトシ「はあ」 

コトミ「惜しかったねタカ兄ー」 

スズ「ま、よくやったんじゃない?」 

タカトシ「て言うかみんな帰ってなかったの!?」 

ナルコ「だっておいしい料理いっぱい出るって言ってたし」モグモグ 

ウオミー「それに結果を見届けないといけませんでしたから」 

タカトシ「なんでそこまで……」 

ランコ「あっちを見ればわかりますよー?」 

タカトシ「へ?」 

アキ「お兄さん、おめでとうございます」 

ミホ「おめでとうございます!」 

シンジ「あ、ありがとう二人とも」 

ナツミ「まあ、なんて言うか、お疲れ様城島くん」 

カズヤ「いいなーシンジ。て言うかケツ叩かれるんなら俺がやりたかったよ」 

シンジ「お前じゃお仕置きじゃなくてご褒美になるだろうが」 

ショーコ「ふふ、でも温泉ホテルかあー……私も今度彼氏と一緒に行ってこよっかな」 

金城「えーショーコずりぃー」 

チカ「!……そう言えばシンジさん、もう誰と行くか決めてます?」ギラギラ 

シンジ「えっ? いやまだだけど……取り敢えずカナミは確定かな」 

カナミ「ええっいいのお兄ちゃん!? 私達兄妹だよ?」 

シンジ「何を言いだすんだお前は!?」 

ミホ「でもどうするんです? 確かチケットは三枚……」ギラギラ 

小宮山「残りは一枚ねぇ」ニヤニヤ 

ミホ「……シ、シンジさん! 私を連れて行ってくださいお願いします!」 

チカ「あ、ミホさんずるい! 私も行きたいですシンジさん!」 

シンジ「ええっ!?」 


ガヤガヤ 


マナカ・アキ「「……」」チラッチラッ 

小宮山「……ほら、あんたらも行きなさい」ドンッ 

マナカ「きゃっ」 

アキ「うわっ!」 


ドンッ 


シンジ「てっ!」 

マナカ「…………」 

アキ「……あー……」 

シンジ「ど、どうしたの?」 

アキ「いやそのー……私も行きたいかなーなーんて……」ハハハッ 

ミホ・チカ「「!?」」 

マナカ「その……わたしも……」ジィー 

ミホ・チカ「「!!?」」 


ワーワーキャーキャー

タカトシ「やっぱシンジさんモテるなー」 

カエデ(ま、まるで他人事のように……) 

ウオミー「ふふ、そうね。ところでタカくん」 

タカトシ「何?」 

ウオミー「もしタカくんが券持ってたら……誰と行きたい?」 


「「「「「「「「!!」」」」」」」」 


タカトシ「え、ええっと……」 

ウオミー「コトミちゃんはまあいいとして……あと一人は当然私を連れてってくれるよね?」ギュッ 

タカトシ「えっ!?」 

シノ「ず、ずる……じゃなかった、駄目だぞウオミー! 生徒会長ともあろうものがそんな……」 

カエデ「そ、そうですよ!」 

ウオミー「あくまで仮定の話ですよ? それに何度も言いますが私とタカくんは親戚同士なんです。何も問題は無いでしょう?」 

シノ「ダメったらダメー!」バタバタ 

アリア「ふふふ」クスクス 

スズ(私が……なんて言い出せる空気じゃないか) 

マサヒコ「津田さんと城島さんすげー……」 

カオル「漫画みてーだな」 

ミサキ「……そう言うマサちゃんは誰と行きたい?」ニコニコ 

マサヒコ「……俺は家族三人で行くよ」 

ミサキ「! ふ、ふぅーん(まあ当然そうなるよね)」ハァ 

リンコ「ええー!? 私とミサキちゃんとアヤナちゃんは!?」 

アヤナ「後一枚はどうするのよ……」 

リンコ「あっ」キョトン 

マサヒコ「たく……」ハハ 

サトリ「兄さんだったらどうする?」 

カオル「俺かー? 俺はお前とマミさんでいいや」 

サトリ「えっ、いいの?」 

カオル「他に誰連れてくか思いつかねーし」 

サトリ「やったー!」 

ヒカリ(くっ……) 

コンスたん(まあこっちは正真正銘『家族』だし表だって文句は言えないよね。正直行っても何も起こらないと思うけど) 

ハナ(ご飯おいしー)モグモグ 

プチ「ワン!」 


ヒロキ「彼らもなかなかやるなぁ……」 

ユーリ「て言うかどうやったらあんなに美人ばっかり周りに集められるんでしょうね」 

シホ「全くだよ! なんかアイドルになって喜んでた私がバカみたいじゃん!」 

カルナ「まあそう落ち込まないの。……そう言えば、ヒロキさんだったらどうします?」 

ヒロキ「えー俺か? 俺はなー……うん、君ら三人にあげるかな。どうせ行く相手も居ないし、いつものねぎらいって事で」 

シホ「えっいいの!? やったー!」 

マイ「もしもの話でよくそこまで喜べるわね……」 

エリコ(て言うかそもそも井戸田さん出てすらいませんよね……) 

レイ「いいじゃない。宝くじとかだってもしもの夢を買う物って言うし。さ、雑談は終わりにして、今日最後の仕事よアンタたち!」 

小田っち「……」コクコク 

シホ「あっそうだ! 行くよ二人とも!」 

カルナ「はいはい」 

ユーリ「しまっていこー」オー 


シホ「えー皆さん、おはようございまーす!」 

カルナ「これから打ち上げの余興ととして、私達トリプルブッキングが一曲歌わせていただきます!」エイギョウスマイルー 

ユーリ「私達の最新曲、『花咲く☆最強レジェンドdays』です!」 

ワー ワー イイゾー   



シンジ「ふう、やっと抜け出せた……」 

タカトシ「はは……大変でしたね」 

カオル「いやはや」 

マサヒコ「まあでも、良いもんじゃないですか。こういうのもたまには」 

シンジ「そうだな……そう言えば、まだ乾杯とかしてなかったな」 

カオル「いやみんな先食っちゃってたし……」 

マサヒコ「良いじゃないですか。やりましょうよ」 

タカトシ「だね」 

シンジ「だな。これからも俺達の関係が続くことを祈って」 


「「「「かんぱーい!!!!」」」」 



おわり 


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